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【サマーインターン体験記】ジレンマを感じながらも、正面から取り組みたいという思いを強められた熱い6日間

BizDev SUMMER 2021 INTERNSHIPの参加者、
田邉さんがインターン体験記を書いてくださいました!
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◆自己紹介

エクサウィザーズのサマーインターンシップに参加させていただきました、修士1年の田邉です。
東京農工大学農学部を2021年に卒業し、所属研究室の教授のご異動に伴い京都大学大学院に進学し、現在は京都で研究生活を送っています。普段は、マウスを使って代謝について研究をしています。また自身の小児がんの経験から、大学4年時から小児がん支援プロジェクトにジョインしていて、小児がん患者さんや保護者の方々、そして私のような経験者がより生きやすい社会の実現に向け活動を行っています。

◆インターンに参加しようと思ったきっかけ・決め手

きっかけは偶然でした。就活を始めた当初、場数を踏むためにも早期から募集を行っているベンチャー企業のインターンシップに応募していました。応募するにあたってベンチャー企業が多く掲載されている就活サイトを活用していたのですが、その中にエクサウィザーズのインターンシップ募集を偶然見つけ、「AIを用いた社会課題解決」というミッションに衝撃を受けました。
就活をしていて常々感じることですが、今まで知らなかった企業の各々の独自のバリューと、成し遂げたい未来を知ることが非常に刺激になっています。そのたびに様々な社会への関わり方・自身の在り方を学び考え直しているのですが、エクサウィザーズに出会ったときは非常に興奮したのをよく覚えています。というのも、自身の将来の目標が「ヘルスケア領域における社会課題を解決できる新規事業の開発に携わること」だったからです。

夏のインターンシップ選定において、
① ヘルスケア業界に携わっているか
② 新規事業開発のプロセスやスキルを学べるか
の2つを大きな軸としており、エクサウィザーズのインターンシップではこの両方を満たしているとして、参加を決定しました。

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◆6日間で取り組んだこと

「社会課題×テクノロジーを活用した事業プランの立案」がこのインターンシップでのお題でした。6つ提示されたセグメントの中から私たちのチームでは、介護領域における社会課題を解決するための事業立案を行いました。
6日間という長いようで短い時間でしたが、私たちは1~2日目を介護業界の現状分析/課題特定、3日目以降は事業内容をひたすら検討していく…というように進めていきました。

現状分析では、介護に関わるステークホルダー毎で初めに考えていたのですが、介護に関わるステークホルダーの多さ故にうまく切り分けることができず最初から難航の予感でした。
メンターの守屋さんのご指摘やメディア情報を踏まえて、まとめた現状と想像される課題およびその仮説を複数個出した状態まで進んだところで、一次情報を取りにいって検証を行いました。理学療法士である私のいとこや就活で知り合った作業療法士の友人から、さらにはエクサウィザーズ「CareWiz 話すと記録」プロダクトオーナーをされている結城さんにもお話を聞いて、仮説をアップデートさせることができました。

ここまで議論が進んだところで、ひとつの方向性に絞り込んで具体的に事業内容を詰めていこうとしたのですが、すでにペインが顕在化している課題にフォーカスした事業にするか、あるいはより本質的な課題解決のために当事者意識のない人(今回の場合、まだ自身の介護に意識が向いていない人)を対象に含めた事業にするかで非常に悩みました。
実現可能性という観点では前者のほうが高く、実際競合も多く存在しておりレッドオーシャン気味でした。一方で後者は当事者意識のない人を含む分、対象となる人数が多く、もし事業が成功した時のインパクトは圧倒的です。最終的には自分たちが一番やりたいものを投票で決めるという、ある意味感情的かつ原始的な方法を取りました(笑)

事業内容を詰めていく中で、対象とするユーザーの声を直接得られなかったことや、地方自治体を巻き込んだ事業にするときに必要となる観点について知識が浅かったこともあり、何度も案が出ては消え…を繰り返したことが印象的です。そこで消えていった案の議論を無駄にせず次に生かしていけたことが、私たちのチームの本当に良いところだったと感じています。最終的に締め切りに追われてランナーズハイ状態でプレゼンを作っていたのですが、なんとかまとめて発表にこぎつけました。

ワークの合間に開催されたランチセッションでは事業立案に関する様々なノウハウを教えていただき、これらインプットをすぐにワークで実践できたことが短い期間での成長につながったと感じています。

全体を通して「疑問や違和感を持ったところは時間をかけて考え解消していく」というスタンスが網羅的で深い検討につながり、最終アウトプットの質を高められたと思っています。

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◆印象に残っていること

メンターのお二人から、それぞれ1日に数回フィードバックをいただいていました。どの指摘も核心的で、無謀な方向に舵を切ってしまう前に指摘をいただけたので、最終アウトプットも一定の形に仕上げることができました。守屋さんからは議論の流れや考え方に問題がないかを確認してもらうなど、論理性という面で支えてもらっていたのに対し、小俣さんからは議論をもとに関連する既存の事業や、よりインパクトのある事業にするにはどうすればいいかを教えていただきました。
メンター以外にも、レクチャーしていただいた方や介護事業に携わっている方からも指摘やアドバイスをいただいて、自分たちの議論や事業案のプラスになりました。
総じて、エクサウィザーズの社員の皆様1人ひとりが真摯に私たちに向き合ってくれたことが、非常に印象的でした。

◆気づき・学び

このインターンで得たかったことは、第一に「スタートアップならではの事業開発プロセスとそのスピード感を感じること」、そして第二に「それを受けて自分に足りていないところを明らかにすること」でした。上述した通り、第一の目的は十分かそれ以上に達成されました。第二の目的も、ワーク内で自分の実力が足りないゆえにもどかしく感じるシチュエーションを堀り下げていくことで達成し、さらに不足部分を補うために必要な行動も明確に認識できたので、成長につなげていきたいと考えています。

インターンを通じて得られた学びは非常に多いのですが、最終アウトプットに対して会長春田さんからいただいたコメント内容が、ワークを通じて体感もしており、学びとして最も大きかったものでした。まず社会課題にビジネスサイドから取り組む際に、社会問題として実際にペインを抱えている人を対象にするか、当事者意識のない人を対象にするのか。もし後者なのであれば、誰がその事業に対して支払うのか。そういった中で、社会に存在するアセットや構造の利用は必須になってくること。必ず回るビジネスモデルにしなければ意味がないこと。
社会課題に挑戦したい私自身、ものすごくジレンマを感じながらも、正面から取り組みたいという思いを強められた熱い6日間でした。

最後になりますが、間違いなく今までのインターンシップで一番「苦しいけど楽しい」体験ができました。ここまでレベルの高い環境で未熟ながらも自身の力全てを出せたことは、間違いなくこれからの私の成長に大きく貢献していると思います。本当にありがとうございました!!

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SUMMER INTERNSHIP 2022 エントリー受付中です!
https://recruit.exawizards.com/newgrads

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"元の環境ではできないことがここにある" —— 自身の挑戦の場としてエクサウィザーズを選んだ社員のインタビュー記事まとめです。
ex- マッキンゼー・アンド・カンパニー
ex- ボストン・コンサルティング・グループ
ex- ベイン・アンド・カンパニー
ex- ‎ゴールドマン・サックス
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ex- 伊藤忠商事
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