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Engineer Team | ExaWizards

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エクサウィザーズの社会課題エンジンとも言えるエンジニアリング組織について紹介しています。技術面でのイネーブラーを担うメンバーの想いやその取り組みはこちらでご覧ください。
運営しているクリエイター

#開発

テックリードが振り返る 社会課題を解決するためのプロダクト立ち上げ初期に〝あえて〟大切にしたこと

エクサウィザーズ の技術統括部CareWizグループで「CareWiz トルト」のテックリードをしている佐藤知哉です。 私からはCareWiz トルトのWebアプリ版をリリースしてからハイスピードでプロダクト改善を行なっていった話をご紹介したいと思います。技術的な観点での細かい話はあまりせず、開発チームのポリシーやビジネスメンバーとの連携などのチーム作りを中心に話そうと思います。 技術の細かい話も気になる方は、エクサウィザーズのもうひとつのプロダクトである介護音声入力アプ

NLPギルドの専門技術を円滑に連携し、ちょっとしたコツで効率的にプロジェクトを進めている話

エクサウィザーズのNLPギルドに所属している長谷川駿と申します。NLPギルドとは、システムにテキストを理解させる自然言語処理技術を専門とするエンジニア部隊のことです。NLP技術の研究・開発、そしてAIモデルの開発を仕事としています。 NLPギルドを支える知識と技術を磨くために、エクサウィザーズでは業務の20%を研究・開発に当ててよいというルールがあります。これを活用して、私たちは日々新たなことに挑戦しています。 この回では、私たちが日々積み重ねた技術を社内でどのよう

シーズを基盤とした独自開発に関わるエンジニアが、その取り組みを詳しく解説してみる

はじめまして。エクサウィザーズで機械学習エンジニアをしております、加藤卓哉です。今回はエクサウィザーズでのシーズを基盤とした開発に関する取り組みについて詳しくご紹介します。 幅広い業種と関わることができる環境に惹かれた まずは私の経歴を振り返ります。私は早稲田大学の森島研究室に所属していました。3DCG制作支援に関する研究を行い、特に3DCGのキャラクターの表情モデル生成やリアルタイムの動作操作のための研究開発をに勤しむ日々でした。また、2019年から2020年にかけては

機械学習エンジニアからソフトウェアエンジニア、そして介護のプロダクトオーナーへとキャリアが広がっていった話

介護音声入力アプリ「CareWiz ハナスト」(アドベントカレンダー3日目の記事に詳細があります)のプロダクトオーナーを務める亀山悟です。今回はエクサウィザーズでのキャリア形成について、自分の経験を振り返りながらお話しできればと思います。 ジョイン前のキャリア まず、私は横浜国立大学大学院工学府を修了した後、重電機器メーカーの株式会社明電舎に入社しました。学生時代からコンピュータビジョンを専攻していたので、画像処理の研究開発部門に配属され、架線検測装置の画像解析エンジンの