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社会課題解決に向けたエクサウィザーズの事業と組織構造

この記事は、エクサウィザーズアドベントカレンダー2日目の記事です。

はじめに

こんにちは、エクサウィザーズ取締役の大植択真(@exa_ouetakuma)です。学生時代は都市・建築領域におけるデータサイエンス・AIの研究を行い、新卒でBCGに入社。インフラ、メーカー、商社の成長戦略、企業変革、新規事業立ち上げなどのプロジェクトに従事した後、エクサウィザーズに入社しました。

現在は、エクサウィザーズの事業全般マネジメントを行っています。例えば、中長期の事業計画策定・執行、目標達成に向けた組織力強化などがメインのミッションです。多数の企業へのAIサービス導入を行って参りましたが、その取り纏めとして今年は「次世代AI戦略2025」を日経BPから出版しました。

「AIを用いた社会課題」という大きなミッションの実現に向けて

エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」をミッションに掲げて、様々な社会課題解決型サービスを展開するスタートアップです。

社会課題は至る所に存在していますが、当社では中でも医療・介護などのヘルスケア、企業の人手不足や働き方・イノベーション創出、ロボット・製造、金融、スマートシティなどの超高齢社会に関連する様々な課題の解決に向けて取組みを進めています。社会課題は様々ありますが、領域を絞らずにメンバーが自分の解きたい課題に対して主体的に取り組める環境を大事にしています。

社会課題解決に向けては、こうした複数の産業(=マルチセクター)で様々な関係者を巻き込みながら(=マルチステークホルダー)、複数のデータ(=マルチモーダル)を組み合わせたサービスによる解決が求められます。これまで誰もが手を付けてこなかった、もしくは解決できなかった課題になりますので、非常に難易度が高く、その分大きなやりがいを感じながら、毎日仲間たちと取り組みを進めています。

また、日本が先行して経験する超高齢社会の社会課題は、近い将来、世界中の課題になることが想定され、課題先進国の日本でR&Dした結果をグローバルに展開していくこともミッションに含まれます。現在、インドのハイデラバード、アメリカのシリコンバレーに拠点を置いています。また、プロジェクトベースでグローバルなDX/AIプロジェクトも複数実施しています。

なぜ我々は社会課題解決に取り組むのか?

では、なぜ私たちは社会課題解決という大きなミッションを掲げて、取り組みをするのか?私もよく原点に立ち返りたいときに見返す会長・春田さんのメッセージをご覧頂きたいと思います。

子供の頃、やらないといけないことは自分でやりなさい、と教えられた。後片付けだったり、掃除だったり、勉強だったり。そんな目の前のこと。大人になると変わるのか? いや、変わらないだろう。やらないといけないこと、と思うかどうかの違いだろう。

問題を解決するのは大変だ。難しい問題であればあるほど。
解けない問題も出てくる。解けない理由は様々だ。経験不足、能力不足、知恵不足などなど。
でも、難しい問題に真正面からぶつかる、って格好良くないか。
強い人がやる場合は横綱相撲、弱い人がやると無謀。とも言われるが。
強敵に立ち向かっていく姿自体は出来るかどうかはわからないけど単純に格好良い。

我々に求められるのは、課題とその解決に対する「オーナーシップ」であるとも取れると思います。よく「当事者意識」が重要と言われますが、私は当事者意識からもう一段「オーナーシップ」に昇華させることが大切だと思っています。言葉としても、「オーナー」と「当事者」では責任や視座の高さも違いますよね。エクサウィザーズでは、事業部もしくはサービス部門それぞれが当事者を超えた社会課題解決の「オーナー」として活動を行っています

そんな社会課題を解決することに向けて、最適な事業構造について、解説していきたいと思います。

2つのスタートアップが合併して、エクサウィザーズができた直後(大植はそのタイミングで入社)に、春田さんから、現在社内で「ぐるぐる図」と呼ばれるビジネスモデルについて話がありました(アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が紙ナプキンに描いたとされる図に似た、エクサウィザーズのビジネスモデルを図解したイラスト)。

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企業のAI活用をプラットフォーム型で支援しながら、他社にも共通する課題を洗い出しサービス化することで、社会課題解決につなげるというモデルでした。前者の事業を「AIプラットフォーム事業」、後者の事業を「AIプロダクト事業」として事業展開しています。これこそが、社会課題解決に向けた事業構造です。

1. AIプラットフォーム事業
顧客の経営課題解決に向け、AIプラットフォーム「exaBase」を基軸に年間300件以上のAI/DXプロジェクトを行っています。AIの理解促進~企画~設計・開発~運用・利用をワンストップで提案しており、すぐに使えるSaaSのAIアプリケーションや、AIアルゴリズム・API、MLOpsなど、AI/DXに関わる豊富なアセットを組合せることで、クイックなAI導入から共同でのサービス開発まで幅広いニーズに対応しています。

さらに、DX人材・組織開発をワンストップで支援するサービスの提供や、AI/DXの推進リーダーが集う国内最大規模のコミュニティ運営などを通じて企業のAI活用/DX推進の内製化支援も行っており、全社課題の解決・顧客価値の最大化を支援しながら、AIの社会実装を推進しています。

2. AIプロダクト事業
AIを利活用した社会課題解決に向け、汎用的な業界・社会課題を解決するためのAIサービス・プロダクトを提供しています。AIプラットフォームで得られた知見やAIモデルをサービス化して、社会課題に直結する介護・医療領域を中心にサービスを展開しています。科学的なケアを実現する「CareWizシリーズ」など、ソフトからハードまで多様なプロダクトがあります。BizDev/Tech/UIUXデザイナー/ドメイン専門家がワンチームとなり、リーンな開発を行っています。

この2事業が強みのAIを基軸としてぐるぐる回り事業として成長しながら、普遍的なサービスを生み出し、社会課題解決に至るというモデルです。

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会社全体の組織構造と事業統括部の役割

ここからは、全社の組織についてお話ししたいと思います。会社全体の組織は、事業統括部、技術統括部、コーポレート統括部、人事統括部の4つの統括部門が存在しています。また、全社横串の形で社長直下の組織として社長室や内部監査室があります。

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そこでの私達事業統括部の役割は、社会課題の解決に向けて、事業成長に関わる業務を責任をもって推進・執行することです。事業統括部の中の組織構造としては、大きくAIプラットフォーム事業exaBase事業部)とAIプロダクト事業(CareWiz企画部など)が存在しています。それぞれの事業計画の立案や経営との密な議論、事業計画達成に向けた業務執行(プロダクト企画・開発、事業開発など)をすべて事業統括部の中で行います。

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1. AIプラットフォーム事業(exaBase事業)
2. AIプロダクト事業(CareWiz企画部や株式会社VisionWizなど)

AIプラットフォーム、AIプロダクトそれぞれの部門の詳細は後日noteでご紹介しますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。

3. 事業推進室(ミドルオフィス)
CRMを用いた営業状況の可視化・分析などの営業企画業務、および各事業の執行に必要な契約・請求業務などのオペレーション業務を行います。

4. 社長室 (全社戦略企画部門)
より中長期な目線で、エクサウィザーズの企業価値向上に向けたあらゆる施策の立案・遂行、中長期的な目線での新しいビジネスモデルの開発や事業間のシナジー創出、アライアンスまで踏み込んだ非連続的な成長打ち手の立案、実行を行っています。

入社いただく、事業メンバーへの期待

社会課題の解決に向けて、私たちは、テクノロジーを正しく理解し社会実装できる人を「フルスタックBizDev」という概念に定義しています。「フルスタックBizDev」は、次の5つのスキルや考え方を兼ね備える必要があると考えており、入社いただくエクサウィザーズのBizDevに求めたいと思っています。

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事業統括部で働く魅力

事業統括部で特に事業開発(BizDev)として働くことは、最短で事業責任者・経営者を目指すことができる魅力的な環境です。

以下スライドに、エクサウィザーズが求める「フルスタックBizDev」実現に向けた成長機会や面白さをまとめていますので、ぜひご覧ください。

おわりに

エクサウィザーズの事業は継続的に成長していますが、社会課題の解決という高い目標の達成に向けてはまだまだ仲間が足りない状況です。ぜひ、「会社や事業を成長させてやるぞ!」という気概の方にどんどん加わっていただきたいなと思っておりますので、まずはカジュアル面談からでもお気軽に相談頂ければと思います。

求む、未来を変えるウィザード達!

明日は、木村 友彦さんに技術統括部について書いていただく予定です。

更新しました(12月3日)


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