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お互いが幸せになれる採用に向け、面接力向上の仕組みを作る

「採用」は事業成長に欠かせないものであり、採用における質の高さが企業の競争力を高めるといっても過言ではない。それはエクサウィザーズも同様だ。

昨年の上場を経て、より多くの人に知ってもらう機会を獲得したエクサウィザーズの応募者はさらに多様化している。そこで採用部では、選考段階でのミスマッチを減らし、多様な候補者一人ひとりにとってお互いをより理解し合える選考を実現できるよう面接力向上の仕組みを構築した。

今回は、エクサウィザーズの選考について採用担当の井元さんに話を伺った。

エクサウィザーズにとって採用は競争優位のひとつ

エクサウィザーズにおける「採用」の位置づけについて、井元さんはこう話す。

「採用とは、事業課題のど真ん中に位置すると考えています。エクサウィザーズが目指す世界観は規模が大きく、ビジョンである『AIによる社会課題解決』のためには幅広い人材の採用が欠かせません。

高い目標を掲げ、やりたいことを最速で実現するために、エクサウィザーズは社員全員が常にベストを尽くしていますが、会社が全力で走り続けるためには、優秀な人材を採用し続けることも重要です。なにが起きても事業の成長を止めない体制を作ることは人事の重要な責任だと考えています」

そんなエクサウィザーズにとって、採用上の課題は何か。
それは、「採用候補者にエクサウィザーズの魅力を十分に伝え切れていないこと」だと井元さんは話す。

採用上の課題は「面接で会社の魅力を伝えきれていないこと」

エクサウィザーズではお互いが幸せになれる採用を実現するために、選考者にフィードバックアンケートを依頼している。内定を辞退された方にも話を聞くなかで、選考を通して候補者に伝えるべき情報を適切に伝えきれていないことがわかった。

「事業領域やプロダクトが多岐にわたり、状況が目まぐるしく変わっていく状況のなかで、面接官である我々自身に適切な情報のインプットが足りず、会社の魅力を十分に伝えきれていないことが根本的な原因だと考えました」
そこで井元さんがとった対策は、面接官のスキルアップに取り組むことだ。

改めて自社を知り、伝え方を学ぶ「面接官トレーニング」

このトレーニングでは、面談や面接に対応する社員が認識すべき「基本的な心構えやルール」の座学をはじめ、候補者と面接官に分かれてロールプレイングを行う。面接の場は候補者と面接官の相互理解の場となるよう、候補者に必要なヒアリングができているか、候補者の動機付けにつながる情報を提示できているかお互いにフィードバックを行う。

中でも特徴的なことは、「会社に対して魅力に感じていること」を後述する企業の魅力因子4Pのフレームを使って面接官全員で書き出し、可視化する取り組みだ。

企業の魅力因子4Pとは、リンクアンドモチベーションが提唱するフレームワーク。Philosophy
(理念・目的)、Profession(仕事・事業)、People(人材・風土)、Privilege(特権・待遇)で整理。

井元さんはこう話す。
「エクサウィザーズの社員が働く上で魅力に感じていることを共有し合うことで、自分にはなかった視点でエクサウィザーズの魅力をポジティブに語るスキルを磨きます。これによって、トークの引き出しの種類を増やし、候補者に伝えるべき情報を明確にすることができます」

「会社のどこに魅力を感じているか」共通認識をもつことができた

その結果、どんな成果が得られたか。
「もっとも大きな収穫は、エクサウィザーズで働く社員が、会社のどこに魅力を感じているのか全員で共通認識をもつことができた点です」と井元さんは話す。

特に、社員から多くあがった声を紹介してもらった。
まず「経営層の近くで仕事ができる環境」。井元さんは当たり前だと感じていたため意外だったが、社長をはじめ、元特許庁長官や、元JTの副社長といった、一社会人としてなかなか接点をもつことが難しい各業界のプロフェッショナルと働ける環境、また直接ではなくてもその方々の視座やフィードバックを吸収できる環境の魅力を再認識した。

次に「知財・法務等を中心としたコーポレート部門への高いリスペクト」。例えば、知財部門が担うエクサウィザーズの特許申請数は138件(2021年12月末時点)であり、「IP BASE AWARD」スタートアップ部門でグランプリを受賞するなど評価を得ている。

他にも、次のような魅力を改めて認識することができた。

  • Philosophy
    - ミッションへの本気度
    - AIによる社会課題解決の実装
    - 年間200~300のプロジェクトから得られるナレッジ

  • Profession
    - 幅広い業界をカバー
    - AIのど真ん中に従事
    - 個人裁量の大きさ

  • People
    - 国籍やバックグラウンドのダイバーシティ
    - 高い相互扶助の精神
    - プロフェッショナルが在籍

  • Privilege
    - フルリモート体制(コロナ禍)
    - 自由度の高い労働環境
    - 家族向け時間確保への配慮、等

面接の品質を高めることで採用のミスマッチを減らし、内定承諾率も向上

また、研修に参加した社員からは次のような反応が得られた。

「面接では面接官自身も緊張するので、書き出した魅力ポイントが手元にあるだけで自信につながります」「このトレーニングは目から鱗でした。これまでは丁稚奉公みたいに他人の面接を見てやり方を吸収しただけだったので、体系的に学ぶ機会が得られて有意義でした」

また、井元さんはこう話す。
「これまで人によって面接スキルはさまざまでしたが、このトレーニングを通して、候補者からヒアリングした内容に合わせて会社の情報を適切に伝えるスキルが向上し、面接の品質を一定以上に高められたと感じています」

選考にはどのような変化があったのか。
「職種によりますが内定承諾率は高まっています」以前のように正しくアトラクトできていない、という状況は改善できつつある。

面接ではお互いを理解し合えるよう準備しているので、安心して選考に来てほしい

最後に、エクサウィザーズを選考中の方や、これから応募を検討している方へのメッセージを聞いた。

「エクサウィザーズは意思があればやりたいことができる、めちゃくちゃ楽しい会社です。ご自身が求めているものに合うかどうか、判断してもらうために必要な情報や魅力は余すことなくお伝えします。

特に面接では、お互いをより深く理解し合えるよう準備していますので、興味があったらぜひ選考を受けに来てください。私たちは一緒に社会課題解決に立ち向かう仲間を求めています」



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