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【冬期インターン体験記】システム開発視点と自分なりの感性の大切さに気付かされました

自己紹介

冬期インターンシップに参加させていただきました、慶應義塾大学経済学部3年の岩井壮太郎です。大学のゼミではサービスデザインについて学んでおり、実際に産学協同で新サービス開発のプロジェクトに取り組んでいます。

インターン参加のきっかけと決め手

インターン参加のきっかけは、キャリア三田会 就活義塾という大学の就活コミュニティでエクサウィザーズの説明会に参加したことでした。第一印象としては、マッキンゼーや伊藤忠商事、リクルートなど超有名企業出身者が集まっている会社で、「世界で最も有望なAIスタートアップ100社」に選ばれた急成長AIスタートアップということで非常に興味をひかれました。また「社会課題を解決する」という目的のために、これからの世界では当たり前になっていくAI技術を中心に据えながら大きなビジネスを作るという会社のビジョンにワクワクしました。

このようにエクサウィザーズに興味をもった上で、インターンに参加しようと思った決め手は「戦略立案だけに留まらない、AIテクノロジーを使ったリアルな社会課題×事業開発が体験できる」という内容そのものでした。この内容が決め手となった理由は2つあります。1つ目はAIをどのようにビジネスに活用するのか学びたかったからです。私は文系の人間ですが、もともとAIに興味があり、将来的にはAIをはじめとするテクノロジーをうまく使える人材になりたいと思っています。大学2年生の頃にはAIベンチャーで長期インターンをしていた経験があり、そこから「AIは万能でないからこそ、それをいかに使えるかが大切だ」という自分なりの気づきを得られたため、エクサウィザーズではどのようにAI活用がされているのか非常に興味がありました。

2つ目は社会課題×事業開発という難易度の高いことにチャレンジできると思ったからです。私はゼミにおいて、消費者を起点としたサステナブルなリテールを実現するサービスの開発を行っていましたが、サステナビリティという環境問題と消費者の便益は反比例していることが多く、いかに消費者に価値を届けながら環境問題を解決できるかを考えるのに苦労しました。ゼミでの経験と同様に、インターンでは事業をしっかりと成り立たせつつ、社会課題を解決するための施策を考えることは難しそうだと思いましたが、やりがいと楽しさを感じられると思いチャレンジすることにしました。

インターンで取り組んだこと

インターンのお題は「社会課題×テクノロジーを活用した事業プランの立案」でした。社会課題領域として、1消費財・小売、2環境・エネルギー、3医療・介護・保険、4人材・教育・働き方の4つが提示され、私たちの班は「人材・教育・働き方」を選択し、その領域における社会課題を解決すべく事業立案を行いました。インターンの流れとしては、1日目に4つの領域についてリサーチをし、取り組む社会課題領域を決定、2日目にその領域の中での解くべき課題を特定、3日目以降に事業内容を検討していくという形で進めました。

人材・働き方についてリサーチを進める中で、「障害」についての課題があげられました。あるチームメンバーのいとこが障害をもっており、障害者の雇用における課題を解決したいという思いもあったため、私たちの班では「障害者雇用」をテーマに設定しました。

障害者雇用についての基本情報をインプットする中で、障害をもっていない人々と同じ一般枠で採用されている障害者のうち、50~70%は1年以内に退職しているというデータから、障害をもっている方々が心地よく働けていないという社会課題を発見しました。ここから私たちは仮説として、一般枠採用では活躍重視なのに、定着率が低いということは障害者の能力以外に何かやめてしまう要因があるのではないかということを考えました。この仮説は調べる中である程度正しいと検証できたのですが、真の要因を突き止めることは困難でした。なぜなら、企業側と障害者側にそれぞれ要因があるものの、1次情報が圧倒的に不足していたため、頭で考えるだけでは何がボトルネックなのか分からなかったからです。そこで、長年ソニーで人事を務められた北島さんにインタビューをすることで、仮説検証を進めていくことができました。

事業内容を固めていくフェーズでは、自分たちが最初に良いと思っていたアイデアが後々考えるとあまり良くなかったがために消えていき、時間がない中で最終的なアウトプットを出さなければいけないということに苦戦しました。そのような中で、メンターの清水さん小俣さんには自分たちが気づいていなかった盲点をご指摘いただき、それを参考に議論を推進することができました。

気づきや学び

冒頭にも書いたように、私がこのインターンに参加する目的は2つありました。1つ目は、AIをどのようにビジネスに活用するのか学ぶこと。2つ目は、社会課題×事業開発という難易度の高いことにチャレンジすること。これら2つの目的は達成され、自分の成長に結び付いたと実感しています。特に1つ目については、インターン初日に行われたエンジニアリングレクチャーでの学びが大きかったです。サービスはサービス企画視点とシステム開発視点で形づくられていますが、自分のようなサービス企画をする人間がシステムを丸投げするのではなく、システム開発視点を理解することが重要だということは絶対に覚えておかなければならないと思いました。

また社長の石山さんからのフィードバックで、「サービスアイデアのユニークさをもっと強く打ち出してもよかった」ということが刺さりました。そのためには論理だけではなく、自分なりの感性がいきてくるということに気づかされました。

最後に、僕にとってこの4日間はとても短かったです。なぜなら、非常に優秀な仲間に囲まれ、その中で難しい課題に正面から当たりにいくことに必死だったからだと思います。今後、今の自分がかわいかったなと思えるくらい成長を遂げていきたいです。ありがとうございました!

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