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元マーケターが加速させるエクサウィザーズの「生成AI×採用マーケティング」

この連載企画は、株式会社エクサウィザーズの採用チームの各メンバーがリレー形式で執筆するものです。前回は菊池による「生成AIが採用を変える!エクサウィザーズ採用部が取り組む「AI×HR」の採用の形」でした。今回は、採用マーケティング担当の小牧(@KomakiYasunari)が業務内容ややりがい、生成AIを活用した採用マーケティング、採用部の好きなところについてお話します。

特に、採用・人事のキャリアを検討されている方や、エクサウィザーズの採用ポジションに興味を持っていただいている方に読んでいただけたら嬉しいです。

小牧 健也(こまき やすなり)
新卒でKDDI株式会社に入社し通販サイトの販売促進・新規事業企画などに従事。その後株式会社CINCでデータアナリストとしてSEO・Web広告・SNS領域のクライアントへの調査分析・施策立案業務に従事しながら自社のBtoBマーケティングも担当。その後エクサウィザーズに一人目マーケターとして入社しexaBase DXアセスメント&ラーニングのマーケティング活動を担当したのち、2024年6月に採用部に異動。採用マーケティングの業務に取り組んでいる。Lit.Linkはこちら

採用はマーケティングである

※この章のテキストを生成AIにそのまま入力して5秒で作ってもらったイラスト。

皆さんこんにちは!エクサウィザーズで採用マーケティングを担当している小牧です!私はエクサウィザーズに2021年10月に入社し、そこからHR×AIのプロダクトであるexaBase DXアセスメント&ラーニングのマーケターを3年ほど担当し、2024年6月に採用部に異動して採用マーケティング業務に従事しています。

前職と合計すると、BtoBマーケティングの経験が6年ほどになる私ですが、次のキャリアについて悩んでいた頃、当社の人事領域の執行役員である半田から「採用はマーケティングである。原理原則は似ているし、小牧さんの持っているノウハウと生成AIの活用で必ず面白いことができる。」とお声掛けをいただきました。

そこで私の持っているマーケティングのノウハウやメソッドを採用部にインストールして、エクサウィザーズの採用マーケティング活動を進化させたいと思い異動しました。

今回は、異動してからわずか半年ではありますが、マーケティングと採用の共通点や違い、エクサウィザーズでの採用マーケティングとしての業務内容とやりがい、生成AIの活用事例、最後に採用部の好きなところを紹介しようと思います!長いなと思ったら最後の「採用部の好きなところ」だけでも読んでください!

マーケティングと採用の共通点

※この章のテキストを生成AIにそのまま入力して5秒で作ってもらったイラスト。

「採用はマーケティングである」はよく言われる言葉でもありますが、私なりの解釈をご紹介します。

そもそも「マーケティング」という言葉自体に様々な定義・流派があり論争を生むこともしばしば。個人的に好きなのはアメリカ・マーケティング協会(AMA)が提唱した以下の定義です。

「マーケティングとは顧客、クライアント、パートナー、および社会全体にとって価値あるものを製造、伝達、提供、および交換するための活動、一連の機能、およびプロセスである。」

出典:What is Marketing? — The Definition of Marketing — AMA

これを採用という領域に置き換えると

「採用とは、求職者、従業員、企業にとって価値あるもの(雇用条件、働きがい、働く環境、経験、スキルetc…)を創造、伝達、提供、および交換するための活動、一連の機能、およびプロセスである。」

ということになるかと思います。

こうして見ると、確かに採用活動そのものを表していて納得感があります。求職者、従業員、企業、全てのステークホルダーがWin-Win-Winになる採用活動が上手く回れば社会全体が幸せに向かうとさえ感じます。

よって、企業目線で見ると次のように整理されます。

※またまた個人的に一番好きなWHO・WHAT・HOWのフレームワークで整理しています。

私がプロダクトマーケティングをしていた頃は主に「届け方(HOW)」の部分を担当していたのですが、なんと採用マーケティングでも「届け方(HOW)」は一緒ではありませんか。

「届け方(HOW)」が一緒ということは、
・市場や競合の状況を踏まえた上での自社のポジショニング
・費用対効果を意識した施策・チャネル設計
・各チャネル(セミナー、記事、広告、SNS、リファラル)別施策の実施方法
・データドリブンな施策の効果検証
・各施策を立ち上げて、標準化し、大量に実施できるようにしるプロセス
・生成AIを使ったマーケティング業務の効率化
etc…私が培ってきたことが全部活かせるわけです。

そこでバリューも出しつつ、新たな領域に挑戦できるかもと考え、新しい「採用」という領域に染み出すことにしました。

プロダクトマーケティングと採用マーケティングの違い

※この章のテキストを生成AIにそのまま入力して5秒で作ってもらったイラスト。

プロダクトと採用の「届け方(HOW)」は一緒だと紹介しましたが、日々業務をしていると違いを感じることも多々あります。中でも一番大きいと感じる部分は、扱う情報や意思決定のセンシティブさから来る個別性の高さだと思います。

採用は求職者の人生を大きく左右する意思決定であり、人の人生も十人十色で個別性が高いため、非常に慎重に、丁寧に進めていく必要があります。

例えばプロダクトマーケティングでは、「インプレッション×クリック率×コンバージョン率」の方程式の各数値を最大化する視点で考えがちです。

一方、採用マーケティングでは、エクサウィザーズに入社してほしい方のキャリア、価値観、生活、家族関係など、様々な観点に思考を及ばせながら
・少しでも間違って伝わる表現にならないか
・伝えたいことが正しく伝わるか
・求職者を不快にさせる表現になっていないか
ということを意識しながら日々業務にあたっています。

そうした違いにも気を付けながら、私が培ったマーケティングノウハウを採用に展開していくのは非常に楽しいです。

採用マーケティングのお仕事

「採用広報はよく聞くけど採用マーケティングって具体的に何をしてるの?」と聞かれることも多いので、この半年で私が取り組んできたことを大きく4つご紹介します!

①マーケティング基盤の構築

まず1つ目は、デジタルマーケティングを採用部にインストールするにあたって重要な「マーケティング基盤の構築」になります。マーケティングのPDCAを回して効果を出すためにもまず計測環境を整えたり、最速で効果を出すためにマーケティング業務のオペレーションを標準化していったりといったことをしました。

例えば、採用サイトでよくある課題が
・コーポレートサイトの本体サイトとは別でサブドメインで作られている
・採用管理システム(ATS)で作られているページがある
・記事を外部メディアのnoteで掲載している
・Notionで作られているページがある
といったように、複数のサイトが合体して採用サイトができています。これらを横断して数値をトラッキングできるように様々な設定を整えたり、パラメーターのルールを考えたり、導線を整理したりしました。

それを基に
・Looker Studioで細かいマーケティングレポートを作成
・ヒートマップやMAツールも全ページで使えるように整備
・ATSのデータとMAツールのデータの整備
・メールマーケティングのオペレーション整備
・中間コンバージョンの設計
etc…
なども行いました。

これをせずにただPV数を追ったりカジュアル面談獲得数を追っても、どの施策が明確に効いているのかわからないので非常に重要な準備になります。
※いつかこれらの実施施策をnoteで公開します!


②コンテンツ制作

2つ目にコンテンツの制作です。
新卒・中途合わせてもっとインタビュー記事を公開したいという話があり、事業部のメンバーやインターン生、業務委託の皆さん、バックオフィスさん、リクルーターのみんなで協力して、約半年で新卒・中途合わせて60本ほどの記事を公開することができました。

※社員以外にも非常に優秀な仲間が沢山いて、みんなで助けあいながら動いているのも採用部の好きなところです。

また、インタビュー記事やイベントレポートの作成には当社の生成AIプロダクトを活用して
・文字起こし・執筆
・初稿作成
・校正校閲
まで生成AIに実施してもらっています。

これにより今まで1記事あたり公開まで2週間かかっていた記事が最短翌営業日で公開でき、工数も従来の半分の工数で公開できるようになり記事の大量作成ができるようになりました。

※インタビュー記事にかかる期間・費用・工数の、従来と現在、理想の比較

③サイト改善

3つ目はサイトの改善です。
採用サイトも昔作った状態から頻繁に更新されていない状態だったので、採用サイトをより見やすい内容・レイアウトに改善したり、不足しているページを作成したり、古い情報を更新したりしました。これは今も随時続けています。

さらに、
・MAツールを使ったポップアップバナーの実装
・CTAの追加
・インデックスコントロール
・Metaタグの実装
など、いわゆるデジタルマーケティングでよく用いる施策も沢山実施しています。
※いつか、いつかこの実施施策もnoteで公開します!

簡単なSEO施策をいくつか実施するだけでオーガニック流入が1.2倍になるなど結構効果がありました!


④「AI採用担当」のマーケティング

4つ目に、生成AIを使った採用チャットボット「AI採用担当」のマーケティング面の強化です。

AI採用担当とは、エクサウィザーズのことに何でも答えてくれるチャットボットであり、いくつかの質問に答えるとお勧めの社員をレコメンドしてくれてカジュアル面談も申し込めるツールです。 ぜひこちらから利用してみてください。

リリースしたてほやほやのAI採用担当、ぜひなんでも質問してみてください。

夏の終わりにリリースして以降アップデートを繰り返しているのですが、利用者数も増え、AI採用担当経由のカジュアル面談の申し込みも増えています。

このツール自体は、人事執行役員の半田が事業領域に染み出して推進しているプロジェクトになります。他社がやっていない新しいチャレンジに関わることもやりがいの1つです。


これからのチャレンジ~全社採用と生成AI活用の推進~

この半年間で実施したことを紹介しましたが、今まではどちらかというと土台構築・準備期間であり、楽しいチャレンジはこれからだと考えています。

私がこれからチャレンジしたいテーマとしては「全社採用の推進」と「生成AIの活用」です。


全社採用の推進

「全社採用の推進」は、採用市場の変化や採用単価の高騰を背景に、多くの企業で注目されている取り組みです。しかし、事業部の社員の立場になると今までと違うミッションが振ってきて難しさを感じたり、「採用に貢献したいけれど具体的にどう動けばいいかわからない」と思ったりしている社員もいます。

実際に私が去年まで事業部にいた頃はリファラルをしたい気持ちはあれど、具体的にどう行動すればよいか分からずうまく動けないことがありました。

しかし、当事者の私だからこそできる部分もあると考えています。

現在は事業部の社員と連携しつつ、
・事業部のメンバーの負担にならないように障害を取り除く
・事業部のメンバーが採用活動をしたいと思ってもらえる仕組みを作る
・事業部のメンバーが採用活動をしたいと思ってもらえる文化/雰囲気醸成をする
etc..
などにどんどん取り組んでいこうと推進中です。


生成AI活用

そして2つ目の生成AI活用です。

当社はAIの会社でありAIのプロダクトも多く保有していますし、私も生成AIを使うのが大好きなタイプです。

すでに、先ほど紹介した「AI採用担当」の導入や、イベント企画、スカウト文の生成、記事執筆などにおける生成AIの業務活用は進んでいます。

しかし、まだまだ活用レベルは引き上げられると考えていて、
・採用サイトのデータをGoogle AnalyticsやGoogle Search Console、ヒートマップ、MAツールのデータと連携して分析・効果検証を実施
・セミナーの企画案だけでなく内容やスライドも自動で作成
・高品質なSNS投稿文、メールマガジン文の自動生成
・広告のクリエイティブやコピーの生成
・資料や動画の作成・自動更新
etc…
などをGASやPowerAutomate、Zapierなどを使いつつ様々なツールを連携しながら実現できると考えています。

生成AIは文章生成タスクは勿論、コードを書いて実装するところまでサポートしてくれて、非エンジニアでもツールを作れてしまうところが強力なので使い倒します!

先述した全社採用推進における「事業部のメンバーの負担にならないように障害を取り除く」でも生成AIを活用しようと色々画策中です。
※いつか、いつか、いつかnoteにします!

採用部の好きなところ

それでは最後に、異動して半年で感じたエクサウィザーズの採用部の好きなところを叫んで終わりにします!

松永部長就任おめでとうの会の様子

▼AI・テクノロジー活用が進んでいる

➀日頃の業務で当たり前に生成AIを使ったり、各種デジタルツールを使って効率化するマインドがある
②自社のAI・HRプロダクトを活用できる
 例:exaBase DXアセスメント&ラーニング、exaBase 生成AI、exaBase ロープレ等
③特に生成AIのChatGPT、Claude、Geminiが使いたい放題なのは神
④コーポレート組織内にエンジニアが在籍していてOpsが進めやすい


▼組織文化・チーム環境

⑤シンプルにメンバー同士、仲が良い
⑥全員が前向きな姿勢で業務に取り組んでいる
⑦チーミングを重視している。定例KPT、お互いの好きなところを言い合う会、定期的な食事会があってわきあいあいと取り組んでいる
⑧コーポレート全体での交流機会も充実している
⑨効率的で柔軟な働き方。週1出社、フレックス制度など
⑩採用活動を全社として重要視してくれているので周りの協力を仰ぎやすい(全社員に感謝🙏)
⑪右脳と左脳のバランスが良い。慎重・計画的になる場面と、「とりあえずやるしかねえ」、「質より量だ!」のバランスが絶妙
⑫イノベーション文化。新しい採用手法へのチャレンジ、新しい業務効率化など、ガンガンやっていこうぜという雰囲気がある


▼専門性・成長機会

⑬人事キャリアが長い専門職が多数在籍
⑭ナレッジシェア文化があるから成長速度が速い。例:クロージング道場、採用虎の巻など
⑮事業も多くフェーズも様々なため、様々な人事課題への対応機会がある
⑯採用以外にコーポレート内や事業側に染み出すなど自由なキャリアパスがある
⑰採用マーケティング担当、エンジニア、デザイナーがいるので施策がクイックに実施できる
⑱広範囲なスコープ。単なる事業部の御用聞きではない対等な関係で採用活動に取り組んでいる


▼実務環境・サポート体制

⑲質の高いバックオフィスさんたちの存在。難易度の高い業務をサクっと対応してくれる方ばかり。感謝しかない。あと面白い人が多い。みんな好き。
⑳体系化されたノウハウが蓄積されている。過去のナレッジやマニュアルがドキュメントで大量に、検索しやすい形で残っている。


▼成長機会

ということでエクサウィザーズの採用部にいたら
㉑大量のナレッジとサポート体制、AIなどのデジタルツール活用で、採用担当として爆速で成長できる
㉒優秀な仲間と楽しく働ける
㉓臨めば採用以外の専門性も身に付けられる、キャリアも広げられる。
と良いこと尽くしです。

採用のキャリアを検討されている方はぜひエクサウィザーズに来てください!


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