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エクサウィザーズを「未来を創りたい人」の集まる場所へ。社長室 清水慶太

「自分自身の「やりたいこと」はまだ見つかってません。でも熱い想い、ビジョンを語る人の近くにいるとワクワクする。その人たちの夢を、社長室という様々な人と関わる立場から、一緒に叶えたいんです」

「エクサウィザーズ」で活躍する”ウィザードたち”を紹介するストーリー。

日本郵船の航海士としてキャリアをスタートし、Googleでの社会人インターンやStrategy &でのコンサルティング経験を経て、全社を横串で見る社長室メンバーとして、エクサウィザーズに参画した清水さん。

MBAのために留学した際に、多様なバックグラウンドの人が「ワクワク」を原動力に働いていたことから、仕事への価値観が一変。自分にとっての「ワクワク」を求めてたどり着いたのがエクサウィザーズでした。

彼がエクサウィザーズに「ワクワク」した理由や社長室での仕事について、これまでの経歴含め伺いました。


■ プロフィール

清水 慶太(しみず・けいた)

一橋大学経済学部卒、IESEビジネススクールMBA。日本郵船株式会社で航海士でキャリアをスタート、留学を経てPwCコンサルティングStrategy&及び、米系のヘルスケアブティックコンサルにて、製薬を中心とする幅広い業界の全社戦略・事業戦略・オペレーション改善のプロジェクトに従事。2021年より、エクサウィザーズに参画。社長室にて、成長戦略の立案と推進や、AIプロダクト事業の企画開発等、中長期的な成長に資するアジェンダに従事している。

ワクワクを原動力に仕事をしてもいい

現在、社長室チームのメンバーとして、 “ミニ社長”的に活躍をしている清水さん。彼のファーストキャリアは、日本郵船での航海士だ。

「元々、世界のマーケットを見ながらグローバルに活躍できる仕事をしたいと思っていました。ただ、大学ではボート部に明け暮れていて、勉強面はそこまで自信がなかった。将来もし自分が社長になるとしたら、他の人とは違う視点を得た方が良いと思って、航海士の道を選びました」

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一年のほとんどを海の上で過ごしながら、大企業のおおまかな仕組みやオペレーションを知っていった。全体像を把握できるようになった頃、現場の視点を活かしつつ、経営の視点からビジネスを俯瞰し、社会により良い影響を与えたいと思うようになっていく。

「元々、経営には興味があったんです。大学のボート部でコーチをしていた時、競技力強化や個人育成の仕組みを作ることで、自分が選手として活躍するよりも多くの勝利を作れる面白さを知りました。チームを運営してビジョンの実現を目指すような経験を社会に出てもしたいと思っていたんです」

経営にもっと身近で触れるため、清水さんはMBAへの海外留学を決意。留学先では、経営について知る以上に、仕事のスタンスについて深く考えさせられたという。

「生徒のバックグラウンドの多様さに驚きました。元オペラ歌手やオリンピアン、中東石油会社の御曹司など、これまで自分が出会ったことない人ばかり。ただ、彼らに共通していたのは自由に夢を語る姿。誰ひとり、学歴のことなんか気にせず、こんな仕事がしたい、こんな事業を立ち上げたいなど楽しそうに話すんです。僕は自分の出身大学の縁や制限の中で、できることを考えてきました。でも、純粋なワクワクや、やりたいという気持ちで意思決定をして良いのだと思えたんです

衝撃を受けたのは、仕事に対するスタンスだけではない。1年生の時にインターンをしたGoogleでも、事業開発の作法に驚いた。

「Gmailやグーグルカレンダー等クラウドサービス事業の部署に在籍していました。日本ではまだクラウド上のグループウエアの市場は出来上がっていなかった頃です。将来作りたい未来像から逆算し、市場をそもそも作っていくというアプローチは、事業作りは顕在ニーズから作るもの、と考えていた自分にとって新鮮でした。ここでも、作りたい未来、つまり、自分がワクワクすることをベースに考えていいんだと学びました」

熱意あるメンバーたちにワクワクして、エクサウィザーズへ

MBA卒業後、清水さんはコンサルティングファーム・Strategy&に就職。学んだ理論を実践し、多くの企業を俯瞰的に知りたいという自分の「ワクワク」をベースに選んだ転職だった。

20以上の案件に参画したが、その中でもとくに印象に残っているのが、PEファンド投資先の中長期経営計画作成案件だ。

「大企業からのカーブアウトであり、企業のビジョンやミッションから見直し、事業戦略と現場のアクションまで再定義するような、新しい会社を立ち上げるようなスコープの広さと、中規模な投資であったこともあり当時中堅だった私も自由に関わることができました。

このプロジェクトで一番の学びだったのは、みんなが同じ頂上を目指していたとしても、登り方や見ている景色の見え方が違う、ということ。クライアントのボード・事業責任者・ファンド担当者・コンサルメンバー、登り方が自分とは違い、一見止まっていたり足を引っ張られているように見えることもあるかもしれないが、それぞれがそれぞれの価値観やペースで登っている。違いを受け入れ、調整しながら、登り切るために、全体を俯瞰すること、違う立場で考えるという小学校の道徳で出てくるような内容ですが経営や事業をリードする上で大切だと改めて認識しました」

Strategy&に4年在籍後、第三者の立場で経営に提言するだけでなく、社会に事業を実装するところまでスピード感を持って取り組みたいという思いから転職を決意。エクサウィザーズとの接点が生まれたのもこのタイミングだった。

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「取締役の大植さんからLinkedInで直接メッセージをいただき、一度面談をさせていただきました。話を聞くまでは『コンサル×AIの会社』という印象を持っていたのですが、事業会社として大きな成長を目指している会社、という印象にガラリと変わりました。大植さんから伺ったビジョンの視座の高さから、ベンチマークとして様々な成長企業との比較とエクサの取組の話など、ワクワクしたことを覚えています」

エクサウィザーズ参画の決定打は「一緒に働いてみたい」と感じるメンバーがたくさんいたことだ。

「面談や面接でお会いする人、それぞれが明確にやりたいことを持っていたことがとても印象的でした。自分の年齢を考えると、まだまだ10-20年は仕事をすると思います。同じくらいの歩幅でともに成長し、一緒に社会を変えていく仲間が彼らだと考えると、とてもワクワクしたんです」

一方、最初はビジョンを高い熱量で語るメンバーの多さに不安も感じていた。

「僕は『これがやりたい』と熱意をもって語れるテーマをもっていないんです。だからこそ熱意を持つメンバーと一緒に働くことにワクワクするタイプ。そういったメンバーと一緒に会話をするだけでワクワクしましたが、それなら僕よりもっと熱意ある人が社長室に参画するほうがいいのではないかとも思いました。

組織の上層部の意向や気持ちを汲んで仕事をすることは得意ですし、求められているスキルもコンサルで鍛えてきた自負はありました。でも目指す未来が明確にあるビジョナリーなメンバーと同じ熱量で会社のビジョンや未来を語り合える自分になれるか、自信がなかったんです」

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それでも、清水さんが参画を決めたのは、彼自身に変わりたいと言う意思があったからだ。

自分も熱意をもってビジョンを語り、実現できるような存在になりたいと思いました。エクサウィザーズでは、熱意ある仲間がいることはもちろん、やりたいことを言葉にし、形にし、展開するような土壌がある。しかも、自分一人だけでは届かない規模とスピードで。メンバーと話す中でそう信じられたからこそ、入社を決意しました」

中長期を見据え、メンバーとともに創りたい未来を現実にしたい

 社長室チームで行っている業務は中・長期的なビジョンで会社を見つめ、部署やメンバーの創りたい未来を実現すること。まさに、社長のような働きを求められる。

「入社したときに、今のエクサウィザーズは第三の創業だと思って仕事に挑んでほしいと話しました。春田・石山がそれぞれエクサインテリジェンスやデジタルセンセーションを創業した第一の創業、合併した第二の創業とすると、事業として安定し、100倍や1,000倍の規模を目指し始めた今が第三の創業。エクサウィザーズの5年後・10年後をイメージしたときに必要だが、今備えられていないものは全て自分の役割だと考えています。

具体的に主に取り組んでいるのは事業側のアジェンダで、①既存事業の成長戦略立案推進や仕組み化、②ビジネスモデルの変革、③新規事業含む非連続成長の企画、が大きな塊ですし、その中に様々細かいプロジェクトが含まれてます」

個々が非常に大きなテーマで、エクサウィザーズの重点的な課題。一筋縄でいかない課題に対し、特に意識していることがあるという。

「目下特に意識しているのが、『多様な事業の意味ある連携』です。エクサウィザーズは、企業規模に比して、事業の幅が広く数が多いのが一つの特徴です。それだけ、多くの強いWillがある組織。事業・技術・コーポレートという組織間の横串連携はもちろん、様々なフェーズの事業が束ね合わさりながら、全社としてどのように社会への価値創出を最大化できるかを模索しています。目線をそろえるために、客観的な事実と、定性的なストーリーを用いながら進めていますね。言うは易しで簡単にうまく言っているわけでは決してないですが。

また、これが単なる自社の成長だけの目線にならず、顧客に対して意味があり、メンバーも熱狂できて、結果としてエクサウィザーズの営みが社会課題にアドレスできる状態になっている。このあたりが、コンサルの立場ではなかなか考えきれなかった事業会社に足を突っ込んで働く醍醐味だと思っています」

社内外を問わず、みなが同じ未来を目指し、社会課題解決に向けて心をひとつにする業務。事業部と異なり直近で成果が数値化されにくく、貢献度が可視化できない苦しさもある。それでも、清水さんが粘り強く課題に向き合ってこれたのは、各部署の責任者も、メンバーも、諦めずにコミュニケーションを重ねてくれたからだ。

「複雑な事業構造にキャッチアップ仕切れていない部分もある私ですが、関わる方々は部署には直接関係のないことでも真剣に考えて意見をくれる文化がすごく良いです。みんな、ポジティブに物を捉え、善い方向に変化していこうとする意識が強いと感じていますし、ものすごく恵まれた環境だなと」

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エクサウィザーズを未来を創りたい人たちのプラットフォームに

社長室のメンバーには、取締役の大植さん、ゴールドマンサックスで13年勤めた河井さん、ベインアンドカンパニーで20年勤めた久保さんなど、エクサウィザーズの中でも経験豊富なメンバーが集まっている。社長室に携わる面白さとはなんだろうか。

「とにかく関わる領域が広いことですね。僕自身、exaBaseというAIプラットフォーム事業の成長戦略やオペレーション改善、AIプロダクトの立ち上げまで携わっていますし、またこの先も、新規事業やジョイントベンチャー、海外展開、もしかしたらCVC等、エクサウィザーズの10年後の絵姿から逆算すると、とれる成長レバーが無限にある。

これからエクサウィザーズは10倍、100倍、あるいはもっと大きく成長します。

不安定で試行錯誤を求められる側面もありますが、その分だけ、得意分野を活かす働き方もできますし、個人が挑戦したいことにも積極的に挑戦できる。『自分の創りたい未来がある人』、『ワクワクして働きたい人』は楽しんで働けると思います」

エクサウィザーズに入社して半年、自分には語れるビジョンがないと言っていた清水さんだが、ここまでどんなモチベーションで仕事に取り組んで来たのだろうか。

「なんなんですかね。まだそこがわからないんです、実は(笑)。でも、常にワクワクしていたいな、というのが根本にはあるんです。僕は、やりたいことがある人が熱意をもって語っているのを聞いている時にワクワクするタイプ。エクサウィザーズにはやりたいことを持っている人が多いので、日々ワクワクしてます。

今後、エクサウィザーズが創りたい未来がある人の集まる代名詞になったらいいなと思います。社員はもちろん、一緒に仕事をするお客様の企業も。ボーダーレスにこれからも『こんな未来にしたいね』と語り、形にしていくエンジンのような。熱意のある人が魅力に感じて仲間になっていき、世の中のちょっとした変化や日常に埋め込まれたオペレーションが、『あ、これもエクサの案件から生まれてるんだ』という世界観を目指していきたいですね」

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エクサウィザーズ では一緒に働く人を募集しています。興味のある方は是非ご応募ください!

文:南條杏奈 編集 / 写真:稲生雅裕

(撮影の時のみマスクを外しています)

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