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ゲームを作りたい一心でエンジニアになった青年が「チームで社会課題解決」を目指すまで

「エンジニアとして今よりも未熟だったころは、いかに速く書けるか・すごいと思われるコードを書けるかに気持ちが偏りがちでした。でも、大事なのはチームとして運用しやすいコードを書けるかどうか。そのために、誰が見てもすぐ読み解けるコードを意識して書くようになりました」

「エクサウィザーズ」で活躍する“ウィザーズ”たちを紹介するストーリー。

今回はモバイルグループのリーダーを務めるCoty Saxmanさんが登場します。「ゲームを作りたい」という一心でエンジニアとなり、IT業界へ飛び込んだ青年が今奮闘しているのは「メンバーが活躍できる環境づくり」でした。

◾️ プロフィール

Coty  Saxman

Rochester Institute of Technologyにて、ゲームデザインと哲学を専攻。在学中に日本へ留学し、上智大学へ。新規事業推進支援スタートアップ支援・インキュベーション事業戦略コンサルティングなどを手掛ける会社を経て、LINE株式会社へ就職。LINE Androidの開発を担当。2019年にエクサウィザーズへ転職し、モバイルチームのリーダーを務める。


プログラミングのきっかけは、両親が買ってきた「ゲーム開発ができる本」

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「プログラミングを始めたきっかけは、両親が買ってくれたゲーム開発ができる本でした」

エクサウィザーズでモバイルグループのリーダーを務めるCotyさんは、自他ともに認める大のゲーム好きだ。

彼が初めてゲームに触れたのは4歳のころ。ファミコンでさまざまなゲームに夢中になるCotyさんを見た両親は、自分でゲームのコーディングができる本を買い与える。それ以来、Cotyさんはゲーム作りに熱中していった。

「両親が買ってくれた本には、ゲーム開発における基本的なソースコードが書かれていました。それさえ打ち込めばゲームができるので、子どもながらに頑張って見様見真似で書いていましたね」

本格的にプログラミングを始めたのは、中学生のとき。自由選択の教科があり、そこにHTMLを学べるプログラミングコースがあったのだ。迷うことなくその教科を選んだCotyさんは、RPGの開発を通じてゲーム作りを学んだ。

「ただただ、ゲームを作りたい一心でプログラミングをしていました。中高時代はその授業でしかプログラミングに触れていなかったので、それ以降は独学で勉強していました。その後、一時は米海兵隊にいたものの、除隊後に入った大学ではゲーム開発について専攻。プログラミングはもちろん、アニメーションなどゲーム開発に必要な技術を学びました」

ゲームのプロデュースをすることもあったが、「どちらかと言うと、イチから作り上げていくほうが好きだった」とCotyさんは言う。

そんな矢先、Cotyさんに留学のチャンスが訪れる。「日本語を学べば、もっとゲームについて詳しくなるのでは」という理由から大学では第二外国語で日本語を専攻していたこともあり、行き先は日本へ。そして、そのまま日本で就職することになる。

というのも、当時通っていた大学では、卒業の条件に「インターン経験」が含まれていたのだ。「せっかくなら日本で働いてみよう」と、タスデザイングループの門を叩いた結果、そこでの仕事が楽しくなり、大学を中退。日本でAndroidエンジニアとしてのキャリアがスタートした。


自分のためだけでなく、周りのためのエンジニアリングの重要性に気づいたLINE時代

「もっと、エンジニアとしてのスキルを磨きたい」

タスデザイングループで、枠にとらわれず広域で開発をするうちに見えてきたのは、自身のエンジニアとしての限界だった。

「タスデザイングループでは大きな裁量を持って開発を任せてもらえました。すべてを担当できるのはエキサイティングで楽しかったのですが、自己流でのコーディングに不安もありました。スピード感を持って開発する学びを生かし、次のフィールドに移ろう。そう思い選んだのが、LINEでした」

LINEでは、おもにAndroid版のチャット機能開発を担当。リファクタリングが好きだったこともあり、古いコードベースを書き直していたほか、LINEのベトナムオフィスの手伝いなどもしていた。

「エンジニアとしてのスキルを磨きたい」──その願いどおり、LINEでのコードレビューでは、Cotyさんにとって学びにつながるフィードバックが多く寄せられた。

「自分自身のスキル不足を痛感しつつ、丁寧なフィードバックに『周囲の足を引っ張っている』ような感覚もありました。でも、みんな、忙しいなかでわざわざ時間を割いて指摘してくれている。指摘が減れば開発スピードを上げられるはずだと考え、言われたことは決して忘れないよう、フィードバック内容を全てノートへ手書きで写したりもしました」

「もう二度と同じミスをくり返さない」という強い思いとともに書き込まれたノートは、今も大事に保管されているそうだ。

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もう1つ、CotyさんがLINEで培ったのが「誰にとってもわかりやすいコードを書くこと」。

エンジニアとして今よりも未熟だったころは、いかに速く書けるか・すごいと思われるコードを書けるかに気持ちが偏りがちでした。でも、大事なのはチームとして運用しやすいコードを書けるかどうか。そのために、誰が見てもすぐ読み解けるコードを意識して書くようになりました

ゲームの知見を生かし、社会課題解決につながるプロダクトを作る

そのままLINEでAndroidエンジニアとして働き、技術を磨き続けることもできた。だが、さらなる成長を求めて次に選んだのはエクサウィザーズだった。

「リンクトイン経由で連絡をもらったことがきっかけでした。話を聞いてみるとAndroid以外の技術にも挑戦できることや、社会課題の解決につながる事業を行っていることを知り、徐々に興味を持っていきました」

エクサウィザーズへ入社したことで、AndroidだけでなくiOS開発にも携わるほか、テックリードを務めるなど未経験領域へ踏み込む挑戦が続いた。「エクサウィザーズで担当した数々のプロダクト開発は、成長のきっかけになった」と、Cotyさんは入社から現在までを振り返る。

「LINEはサービスの規模が大きく、開発フローの定石が出来上がっていました。一方、エクサウィザーズでは、それぞれのプロダクトは立ち上がりフェーズやこれからグロースさせていくフェーズのため、開発フローを挑戦と失敗を繰り返しながら、確立させる必要があります。つまづくことも多いですが、たくさんの挑戦ができることは、学びにもつながっています」

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そんなCotyさんが今取り組んでいる挑戦はフィットネス領域とゲーミフィケーションを掛け合わせた介護領域に活かせるプロダクト開発だ。

「体の動きによって画面を操作できる機能を使い、ゲーム感覚で運動不足の解消やリハビリができるプロダクトをつくれないかと模索中です。

そのなかで、特に重視したいのがユーザビリティです。というのも、人の動きに合わせて操作するプロダクトは開発難易度が高く、ユーザビリティを高めるのが難しい。でも、僕はそこを追求したい。リハビリという一見大変そうだったり、やらされていると思ってしまいがちな領域においてこそ、ユーザビリティを重視し、お客さまにとってやさしいものを作りたいと思っています

リーダーとしての実力を高め、チームとして社会課題の解決を


エクサウィザーズへ入社してからは、「いちソフトウェアエンジニア」から「モバイルチームのリーダー」へと立場の変化も経験した。

「LINEでは、自分より優秀なエンジニアにたくさん出会いました。頑張って追いつこうとしていた時期もありますが、それよりも、彼らの実力を発揮させられる役割のほうがチームを俯瞰したときにベストだと思うようになりました」

そのため、エクサウィザーズでは「モバイルチームのリーダー」として今まで新たな役割に挑んでいるところだ。「もっとリーダーとしての実力を高めたい」と語るCotyさんだが、「リーダーとしてのゴール」をどのように考えているのだろうか?

「メンバーがモチベーション高く働ける環境を作れるかどうかですね。僕にできることは、メンバーが苦手なことを引き継いだり、意見が合わないチームの仲裁に入ったり、メンバーにとって気持ちよく働ける環境を維持することです。例えば、今はリモートワークなので、コミュニケーションを円滑にするために月曜日と金曜日それぞれで1on1を実施しています。

僕のチームには社会課題解決へ強い興味関心を持つメンバーが多く集まっているんです。メンバーの1人はAI技術を使って『リサイクルできる・できない素材』がわかるアプリを開発していました。そんな彼らの才能や実力を発揮できる環境をつくるため、僕がこれまで培ってきた知識をすべて使い切りたい。そのチャレンジがゆくゆくは社会課題の解決につながれば、とても嬉しいなと思います

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エクサウィザーズ では一緒に働く人を募集しています。興味のある方は是非ご応募ください!

(撮影の時のみマスクを外しています)

文:福岡夏樹 編集/写真:稲生雅裕

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