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どんな状況でも「人に向き合うこと」を大切に。代々続く教師の家庭に生まれ、エクサウィザーズにたどり着くまで

「自分の経験や知識を伝え、誰かが喜んでくれることが何より嬉しい」

「エクサウィザーズ」で活躍する”ウィザーズたち”を紹介するストーリー。
今回紹介するのは、企業のDX推進のサポートをする「エクサコミュニティ」の責任者、木村さんです。

先祖代々続く教育者の家系に生まれ育ち、大学までは教師を志していた木村さん。しかし、社会経験が少ない自分が教壇に立つことに疑問を覚え、大手リース企業へ就職。いつか自分が何かを伝える側になったときのために様々な経験を積んできました。

そんな木村さんがAIスタートアップであるエクサウィザーズになぜたどり着いたのか。その道のりを伺いました。

◾️プロフィール

木村 直樹(きむら・なおき)

卒業後大手リース会社にて経企・経理・IRを担当。その後コンサル会社のシグマクシスに転職し、様々なPJTを経験する中で人材領域に興味を持つようになる。研修会社のアルーに転職し、コンサル会社を中心としたプロフェッショナル人材育成に従事。フィリピンでの英会話事業の立ち上げ責任者など、様々な新規事業開発をリード。直近ではデロイトトーマツコンサルティングにて、人事制度設計や組織再編のPJTに従事する一方、社内の若手約300名の育成責任者を務めたのち、エクサウィザーズに参画。

教育実習を経験し、教師ひと筋の夢が変わった大学生

——ずっと教師を生業とする家系で育ってきたそうですが、木村さんが人に教える楽しさを最初に感じたのはいつでしょうか?

最も古い記憶は幼稚園です。物心がつく頃には「直樹くんは教師になるんだよ」と両親から言われていました。幼いながらに「教える立場になるのだから、誰よりも先になんでも自分ができるようになろう」と思っていました。

一番最初に友達に教えたのは逆上がりだったかな。「できたよ!」と喜ぶ笑顔を見て、すごく嬉しかったんです。

自分が努力して得た技術や知識を教えて誰かに喜んでもらうって、こんなに嬉しいんだと感動したことを今でも覚えています。

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——大学生までは教師になると決めていたそうですね。何をきっかけに民間企業への就職へ舵を切ったのでしょうか?

中学、高校では政治・経済に興味を持っていたので、将来は政経の先生になろうと思っていました。あるとき「大学を出て、社会の楽しさも苦しさも知らず、教壇に立って政治や経済を生徒に教えて良いのだろうか」と初めて自分の将来に疑問を覚えたんです。

民間企業に就職をしようと決めたのは、教育実習の時。とある非常勤の先生の授業が個人的にとても面白かったんです。話を聞いてみると、その方は社会人経験を経てから教師になられていました。

自分の理想の教師像をそこに見た気がして、就活を始めたんです。

——教師ではない道に進むと決めて、就職活動では何を重視して選んだんですか?

最初は、将来的に経済を教えるならば……とコンサルも視野に入れていました。ですが、教師になることに覚えた疑問と同じように「新卒で社会経験がない人間が、企業の業績改善のために何ができるのだろう?」と感じてしまったんです。多種多様な業界のリアルな課題に触れたいと思い、大手リース会社に就職しました。

二人の上司に出会って知った、人材育成の大切さ

——大手リース企業で印象に残っていることはありますか?

配属先の経理、IRを行う部署の上司の人柄です。入社してすぐに「数年後にコンサルとかに転職するつもりだね」と心算を見抜かれました。素直に認めたら、僕がコンサルに転職しやすいキャリアを組んでくださったんです。今でも年に2回は挨拶をさせていただいている、人生の恩人です。

——そんなに素晴らしい上司の下で働いていたら、元々は転職するつもりで入ったのに、退職したくなくなってしまいませんか?

おっしゃる通りで(笑)途中から「この人に一生、着いていきたい」と思っていました。ところが、その矢先に、会社が他の大手企業と合併し経営方針が真逆になったんです。僕が上司から任せていただいていた案件のほとんどは「経験が不足している」と担当を外され、信頼していた上司も別の部署へ異動となりました。

就職の決め手となった「困っている企業を助ける仕事」もできない。それでも着いていきたいと迷っていたタイミングで上司から呼び出されました。
「辞めるなら今だ。自分で決断しなければ後悔する。一週間で考えなさい」と言われたんです。

きっとすべて見抜かれていたんでしょうね。退職の意思を伝えたら、「こんな仕事が向いているかも」とか、「君は人についていくタイプだから直属の上司の人柄をきちんと見なさい」などのアドバイスをくださいました。

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——とても素敵な上司ですね。転職先のコンサルでは前職の経験を活かし、順調に仕事を進められたのでしょうか?

自分が想像していた以上に優秀な方が揃っており、実力不足なども相まって、苦しい時期もありました。そんな自分を支えてくれたのが、もう一人の恩人となる別のチームで働いていた上司です。

突然「元気がないね? 今度の土曜日、昼に会わないか?」と声をかけてくださって、新宿で待ち合わせをしたんです。お説教や激励があるわけでもなく、中村屋のカレーを食べさせてくれました。

後で知ったのですが、カレーなどに使われるスパイスは気分を明るくしてくれる効果が期待できるそうです。元気のない僕を見てカレーを選んでくれた気持ちが何より嬉しかった。その後もチーム異動の際は、上司自身のチームに引き入れてくださるなど、挙げたら数え切れないくらいフォローしていただきました。

——二人の素晴らしい上司との出会いが、今の木村さんを作っているんですね。その後、人材育成企業へ転職をした理由を教えて下さい。

コンサルで、どんなに優れた仕組みを提案しても「仕組みを運用できる人を育成しなければ、根本的な解決にならない」と痛感しました。また僕自身が何度も上司に救われた経験から、人の育成に関わりたいと転職を決めました。

人間の力だけに頼る育成に限界を感じ、エクサウィザーズへ

——人材育成企業で印象に残っている仕事はありますか?

フィリピンで英会話教室の事業責任者になったことですね。現地での運営体制を構築していく段階から社長と二人三脚で進めて行きました。

当時はTOEIC300点くらいでほとんど英会話はできなかったんです。街全体が大規模停電になって、緊急対応を現地スタッフへ指示するときなんてひどかったですよ。「プリーズ、レッスン、コンテニュー!ゴーゴー!!え?PCの充電なくなった?スマートフォンでレッスンコンテニュー!ゴーゴー!」みたいな(笑)

——笑って話してらっしゃいますが、ことばも文化も違う場所で心が折れなかったんですか?

大変なことはありましたが、自分の提案を積極的に採用してもらって、やり甲斐がありました。とても楽しく働いていたんです。

——この後、コンサルティングファームである、デロイトトーマツに転職されています。なぜ、再びコンサルに?

以前お世話になった上司にお声がけいただいたんです。当時はろくに恩返しもせずに転職してしまったので、この機会に力になりたいと思いました。

——デロイトでは、どのような業務を行っていたんですか?

前職の経験を活かし、人事領域のコンサルティング業務と、社内の若手育成責任者を兼務していました。

おおよそ300名ほどに仕事を基礎から教え、メンターの役割を兼任しました。コンサルは厳しい仕事だと身をもって知っていましたから、中途退職者が出ないよう、メンタルヘルス面も踏まえ、できる限りのことはしました。
それでも、2名ほど調子を崩す社員を出してしまいました。大きなショックを受けると同時に、「ここまで必死に育成に携わっても見落としてしまうなら、人間の能力だけに頼る人材育成は限界がある」とも感じました。

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人間では注意の及ばない変化を察知し、サポートしてくれるサービスはないのか。そんな悩みを妻に打ち明けたんです。そのとき教えてくれたのが、エクサウィザーズのサービス、「HR君アナリティクス」でした。

——奥様はなぜ、「HR君アナリティクス」を知っていたのでしょうか。

社長の石山さんとリクルートの同期だったんです。びっくりですよね(笑)。そこから、エクサウィザーズのことを調べていくと、HR領域とAIを掛け合わせたプロダクトに力を入れていると知り、転職を決意しました。

参加者に寄り添い「変革者」が生まれる場所を作る

——現在、エクサウィザーズでは、「エクサコミュニティ」の運営を担当していますが、具体的にどんなコミュニティなのか教えてください。

エクサコミュニティは企業のDX推進担当者がコミュニケーションを取ったり、AI技術を学ぶことができる国内最大級のビジネスコミュニティです。企業のAIプロダクトの責任者が集い、お互いに情報共有を行ったり、担当者同士で交流をしたり、オンラインによる勉強会も行っています。

——運営において、木村さんは具体的にどんな取り組みをされてきたのでしょうか。

一貫して「信頼されるコミュニティ作り」に徹してきました。

コミュニティ運用は、基本的に「自社の利益にもなり得るから運用されている」と参加者もよく知っています。どんなにいいサービスであっても「結局は営業目的でしょ?」と思われてしまったら信頼を得られません。

加えて、コミュニティの担当になった直後に新型コロナウイルスが流行しました。「これからコミュニティを盛り上げるために何ができるか?」というフェーズで、とても動揺したことを覚えています。直接会えないからこそ、オンライン上での丁寧なコミュニケーションをひたすらとっていましたね。

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——時間をかけてコミュニケーションをとった結果、コミュニティはどう変化しましたか?

「みんなで助け合おう」とひとつのチームのような一体感が生まれました。エクサウィザーズにこんな企画をしてほしいと企画書を作ってくださる方もいます。企業の壁を越えて、他社のDX担当者同士で学び合うようになった、情報共有をしてお互いに案件を助け合って進めているなど、参加者から嬉しい言葉もいただいています。コミュニティ全体で助け合い、盛り上げる場になりました。

——一方的に情報を提供するのではなく、学びが循環する場になったわけですね。今後、エクサコミュニティで何を成し遂げたいですか?

日本企業の良さを活かしつつ、海外のスピード感でDXを推進する「DX変革者」がエクサコミュニティから誕生してほしいと思っています。

AIを用いて人材育成に革命を起こし、次世代にバトンを渡す

——木村さんの生き方はいつも「誰か」をサポートしてきていると感じます。今後、木村さんがエクサウィザーズで挑戦したいことを教えてください。

これまでを振り返ると、人材育成のプロとして、OJTで学ぶ手法や、研修で学ぶ手法の開発・実践をしてきました。今はこれまでの経験を活かし、組織や職種などの壁を越えて同じ志を持つ仲間同士で集まって学び合う場作りをしているところ。

今後は、AIを活かした人材育成や学びを実践するコミュニティ作りに革命を起こしたいですね。人とAIが強みを発揮し合うことで、まだ見ぬ体験を作れるのではないかと思っています。

——では、最後に木村さん個人としての夢を教えてください。

長期的な目標は自分の経験、知識を「伝える側」になる。教師になるのか、書籍を出すのか、形はまだ決まっていませんが、僕の喜びの原点は自分で得た技術や知識を提供し、相手に喜んでもらった経験。

教師とは違う職種に就いていても、やり甲斐、喜びを感じる瞬間は幼い頃からずっと変わっていません。

今は自分の知識や技術をインプットするフェーズ。いつか先代の知識を基に僕の経験を付加価値として、よりおもしろいバトンを次世代へ渡したいです!

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エクサウィザーズ では一緒に働く人材を募集しています。興味のある方は是非ご応募ください!

文:南條杏奈  編集 / 写真:稲生雅裕

(この写真は2020年に撮影しました)


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