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エクサウィザーズで培う「アントレプレナーシップ」は独立でも社内起業でも肝となる

エクサウィザーズ  HR note

「起業するか社内でやるかは、手法の違いでしかありません。前提として新しいモノや価値を生み出していくアントレプレナーシップが大事です。エクサウィザーズでは現場初のチャレンジを推奨するカルチャーがありますし、それを具現化できる優秀なエンジニアやデザイナーがいる。意志ある人にとっては大きな魅力です」

「エクサウィザーズ」で活躍する“ウィザードたち”を紹介するストーリー。

今回は主に画像解析技術を活用した事業開発チームをリードしてきた土倉幸司さんが登場します。7月から起業を機にエクサウィザーズを離れることになる土倉さん。これまでのキャリアとエクサウィザーズで何を学び、これから先にどう生かすのか。すべてのキャリアが伏線のようにつながり、今に至るまでの道のりを振り返ります。

●プロフィール
土倉 幸司(つちくら・こうじ)

新卒でソニー株式会社に入社。約10年間の勤務で、人事、商品企画、海外でのマーケティングなどを経験。デロイトトーマツコンサルティング合同会社に転職し、企業の経営戦略やマーケティング戦略の支援に従事。その後スポーツビジネスに取り組むようになり、Jリーグ及び株式会社鹿島アントラーズFCを経て起業。株式会社PLATZ代表取締役として、スポーツ業界向けのコンサルティングを手がける。2020年4月、株式会社エクサウィザーズへ入社。エッジAIカメラの事業立ち上げに携わったのち、AIプラットフォーム事業部のBizDev / AIコンサルタントとして、主に画像解析技術を活用した事業開発をリードしていた。

「AIの最前線」で「社会課題解決」に貢献でき、「企業としてのグロース」も経験できる環境を選択

土倉さんは、新卒で入社したソニーでデジタルビデオカメラHandycam(ハンディカム)の商品企画とマーケティングを担当。「モノづくり」と「映像ビジネス」に関する経験を積んだ。

その中で、より社会にインパクトを出せ、問題解決につながる仕事をしていきたいという想いを強め、事業開発のスキルやコンサルティングの知見を積むため、デロイトトーマツコンサルティングに入社。製造業向けのコンサルティングを行った。

この2つのキャリアを経て土倉さんが考えるようになったのが、小さいころから親しんできた「スポーツへの還元」だ。

「映像系のバックグラウンドと、事業開発・コンサルティングのバックグラウンドをスポーツ界に生かしていきたいと思い、Jリーグにジョインしました」

Jリーグで行ったのはマーケティングや経営戦略。スポーツテクノロジー開発を中心に携わった。土倉さんがJリーグに関わり始めた2016年ごろは、ビデオ・オン・デマンド・サービスの「DAZN(ダゾーン)」がサービスを開始するなど、スポーツ界にもデジタル化の波が来ていた。

テレビ放送から動画配信へという大きなシフトの中で、土倉さんはJリーグのデジタルマーケティングを強化していた。そうするうちに、興味関心が変化してきたという。

「サッカーの仕事は、ステークホルダーがすごく多いんです。サポーターや地域住民はもちろん、行政やスポンサー企業など、多様な人たちとコラボレーションしながら、地域の課題解決を進めることも仕事の1つです。その中で地域社会の課題解決の手法として、新しいテクノロジーに関心が移ってきました。実際にIT企業、AIスタートアップとコラボレーションすることもあった中で、新しいテクノロジーを導入していく立場ではなく、『社会変革のツールそのものを作っていきたい』と考えるようになりました」

これがエクサウィザーズに興味を持つきっかけとなるのだが、AIスタートアップの中でエクサウィザーズのBizdev / AIコンサルタントを選んだ理由は3つあるという。

1つは、AIの最前線を経験できること。社内の技術的な蓄積に加え、Bizdev / AIコンサルタントとして、時代の最先端を行く様々な領域のプロジェクトに取り組める会社であることが魅力に映ったという。

2つ目は、エクサウィザーズがミッションに掲げる「AIを用いた社会課題解決」に共感したことだ。スポーツ(サッカー)による地域の課題解決を志向してきた土倉さんにとって、エクサウィザーズのミッションは親近感のわくものだった。

3つ目は、スタートアップ企業のグロースステージを経験できるということ。「将来的に自分で事業をやりたいと考えていたので、事業開発から組織・人材強化までグロースステージを経験できることは非常に大きかった」と語る。

グローバルな多拠点メンバーでプロダクト開発に成功

土倉さんはエクサウィザーズにおいて、画像解析技術を活用した事業開発のチームのリーダーを担ってきた。主な実績として、AIカメラでの撮影、写真の選別、仕分け、保護者への配信等を行える「とりんく」というサービスがある。

土倉さんの率いるチームでは、画像解析で解決すべき社会課題を当初は「保育」領域に絞りエッジAIカメラのハードウェアからソフトウェアまで開発。結果的に「とりんく」は事業としてスピンオフするまでに事業が具体化した。

とりんくに用いているエッジAIカメラのプロトタイプでの検証の様子(画像解析チーム提供)

「とりんく」の原型となる初期的な開発は、東京、インド、シリコンバレー、京都という、グローバルで多拠点にいるメンバーによってリモートで進められた。

「こんなに離れた場所の人間がリモートでコラボレーションしてプロダクト開発するという経験は初めてで、新鮮でした」と手ごたえを語る土倉さん。チームをマネジメントするにあたり、これまでのキャリアが多分に生かされたという。

モノづくり=チームビルディングといっても過言ではないくらい、エンジニアやデザイナーなどいろいろな人たちをまとめていかないと開発はできません。その意味で、これまで培ってきたプロジェクトマネジメント力やリーダーシップは生かされたと思います」

ソニーでは、商品を企画をするにあたり、他部門と連携するプロデュース力は欠かせない。コンサルティング会社では、プロジェクトマネジメント力は必須だ。Jリーグの仕事も、先述したように多様なステークホルダーをコーディネーションしてバリューを出していく必要がある。

これらの経験を総合的に生かし、リモートワークで成果を出すことに成功している。「良いチームをつくる秘訣は何か?」と問うと、「コミュニケーション」重視の姿勢を教えてくれた。

「AI関連に特化した仕事は初めてだったので、チームメンバーの方が知っていることが多いだろうと考えました。その中では彼らの意見をいかに引き出すか、そしてそれをプロダクトにどうつなげていくかが重要となります。だからみんなで何度もオフサイトミーティングやディスカッションをしました。ロケーションもバックグラウンドも違う人たちを1つにすることは非常に大変でしたが、それがあったからこそ『とりんく』などのプロダクトを生み出せたと思います」

チームメンバーによるオフサイトミーティングの様子

米・サンフランシスコでの独立起業を決意した大きな理由は「エクサウィザーズでの経験値」

土倉さんは7月にエクサウィザーズを離れ、新たに事業を立ち上げる。なぜこのタイミングで、卒業を決めたのだろうか。

「自分のチームで取り組んだエッジAIカメラは、『とりんく』という一つのプロダクトとして形になり、事業会社としてスピンオフしました。また、会社のIPO期も経験したことで、『自分の手で、自分が一番やりたい領域のビジネスを立ち上げてみたい』と思ったのです」

土倉さんが今見据えているのは、「スポーツ&エンターテイメント」領域でテクノロジーを生かした事業の開発だ。

コロナ禍で、スポーツやエンターテイメント領域は大きな打撃を受けた。試合やライブに制約が生じた一方で、その代替手段としてのメタバースや、データとブロックチェーンを活用した新しいコンテンツビジネスなどの検討が進んでおり、ニューテクノロジーとの親和性が高い領域だと言える。

もう1つ、土倉さんが決めていることがある。それは、ITの本場アメリカ・シリコンバレーへの挑戦だ。

「どうせやるならグローバルで、一番挑戦しがいがあるところに行ってやろうと、サンフランシスコで会社を立ち上げることにしました。エクサウィザーズで、リモートで多拠点メンバーと一緒に新しい価値を生み出すことができたように、いまやビジネスをするのに場所の制約はありません。コラボレーションするメンバーは世界中の最適な場所からアサインすればいい。だとしたら、自分もどこにいてもいいのではないか?そう考えて、世界一のイノベーション文化のある場所に身を置くことにしました」

エクサウィザーズを離れることを伝えたとき、社内の反応は総じて好意的だったという。「ここで関係が終わるわけではなく、今後もコラボレーションの可能性が見えたことも嬉しかった」と土倉さんは振り返る。

「『おめでとうー!』と祝福してくれたり、『応援するよ!』と言ってくれたり。これまでも何度か転職をしてきましたが、今回の起業は、自分の感覚的に一番の挑戦なんです。それに対して『こんなに応援してくれるんだ』と嬉しかったですし、より一層覚悟も固まってきました」

実は土倉さんは、国内スポーツ事業のコンサルティング会社に取り組んだ経験がある。だが、今回立ち上げた会社とは位置づけが異なるようだ。

「前回立ち上げたときは資金調達のやり方も知らなかったですし、会社をグロースさせる道筋も見えていませんでした。今回はスタートアップでの資金調達やグロースの仕組み、事業開発、いろいろなものを見させてもらった上での新会社設立になります。エクサウィザーズで学んだことを生かしていきたいですね」

スポーツを通した地域活性の原体験を事業に生かす

ところで、土倉さんのバックグラウンドとして根強くあるのが「スポーツ」だ。今回の会社立ち上げにおいても、「スポーツによる地域課題の解決」は大きなテーマの一つとなっている。その背景を聞くと、土倉さんの原点が見えてくる。

「地元が鹿島アントラーズを支えるフレンドリータウンというエリアです。中学生の時にJリーグが開幕し、サッカーで大きく街が変わる経験をしました。それまで自分の街に誇りなんてなかった人たちが、Jリーグと鹿島アントラーズの誕生によって、サッカーの好き嫌いは関係なく、街に誇りを持ち、地域も発展していく様子を見てきました。そして未だにその効果は持続しています。『スポーツでもっと幸せな国へ』、というJリーグの理念をまさに体現していると言えます。それを日本全国に、あるいはサッカーの枠を越えてスポーツによってより良い社会づくりをしていきたいと考えています」

この原体験をベースとし、これまでのキャリアでの経験が積み重なった上での起業であることを踏まえると、すべてがつながってくる。

ソニーでの映像ビジネスやモノづくりの経験、コンサルタントとしての事業開発等の経験、Jリーグでのスポーツ業界の経験、エクサウィザーズでのAIプロダクト開発やチームマネジメントの経験。そこに地域活性を掛け合わせることのポテンシャルは大きく、「自分だからこそできることかな」と自信をにじませる。

「僕はスポーツ業界で経営戦略やテクノロジー開発に加え、サポーターや地域との向き合いを経験してきた一方で、子どもにサッカーを教えるコーチもやっています。スポーツに関しては経営レベルから現場まで、全方位に取り組んできて、いろいろな人と話ができる。そんな人は、なかなかいないのではないかと思っています」

投資家視点、経営者視点、起業家視点を学べる環境がエクサウィザーズの魅力

土倉さんは自らの経験から、「エクサウィザーズという環境は、起業を考えている人にも役立つ」と確信している。

「画像解析事業のチームが立ち上がったとき、マネジメント層からは『ミニスタートアップの社長になる感覚でやってくれ』と言われました。実際にプロダクト開発やサービス企画や組織マネジメントは、まさにその感覚がありましたね」

エンジニアもビジネス開発も、社内にあるリソースを使って良いプロダクトやサービスをつくる。自ユニットの中で事業計画を立て、開発戦略を立て、日常のプロジェクトマネジメントも行う。まさに10~20人規模のスタートアップ社長が行うような仕事を経験できるのだ。

これは起業を見据える人にとって魅力的な環境であることは間違いない。社内には起業経験者もいるので、話を聴けるチャンスもある。

さらに、会社をグロースさせる「経営者感覚」を得られる意味でも、エクサウィザーズは環境が整う。

「エクサウィザーズの周りにはいろいろな投資家がいますし、ファウンダーの春田さん自身が投資家でもある。以前出したエッジAIカメラの事業アイデアに対して『俺が投資家だったら投資しない』と客観的に言ってもらったこともありました。そういった投資家としての視点も学べることは大きいです」

そんなエクサウィザーズに向いている人を土倉さんは「目的が明確で、アントレプレナーシップを持つ人」だと表現する。

「目的というのは、『起業したい』ということでも、『この領域でプロダクトをつくろう』ということでもいい。あるいは何らかの『仮説』でもいい。自分なりの目的と環境を生かそうとするアントレプレナーシップがあると、社内のリソースを存分に生かせると思います。だから目的をなるべくシャープに持っていることが大事。エクサウィザーズで取り組める領域は多様なので、その中で自分なりの仮説や軸があった方がいいと思います」

自分の興味関心を共有しておくことで、周りのメンバーも「それならこの人とこういうコラボができそうだね」という形で、サポートを受けることもできる。何よりもまずは自分の関心ごとを明確にしておくことが重要である。

「10年前や5年前ならアメリカで起業しようなんてまったく思わなかった」という土倉さん。様々な経験を積んできた今、アメリカでの起業はまさにキャリアの集大成と言える。改めて、今後への意気込みを語った。

「自分の経験を生かし、スポーツやエンターテイメントが、インダストリーとして変わっていくきっかけになるプロダクトやサービスを生み出したいです」

エクサウィザーズ では一緒に働く人を募集しています。興味のある方は是非ご応募ください!

(撮影時のみマスクを外しています)

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