慶應OBが語る!外コン・メガベンチャー出身者によるキャリア対談
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慶應OBが語る!外コン・メガベンチャー出身者によるキャリア対談

◆守屋 智紀(もりや・ともき)
慶應義塾大学法学部法律学科卒、早稲田大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。大学卒業後NTTドコモに入社、IR・経営企画等のコーポレート部門で全社戦略策定及びその対外コミュニケーションに従事。その後、戦略コンサルティングファームのベイン・アンド・カンパニーに入社。コンサルタントとして数多くの業界における全社・事業戦略策定、M&A関連、新規事業創出等の幅広いプロジェクトに従事、また新卒採用チーム・人材育成チームリーダーとしても活動、2020年シニアマネージャー。2020年2月よりエクサウィザーズに参画、経営企画部長として全社戦略策定、機関運営、資金調達、上場準備等をリード。学生を中心とした若者のキャリア形成支援のため、講演・講座の実施、記事執筆等も行う。
◆石野 悟史(いしの・さとし)
慶應義塾大学経済学部卒業。学生時代は体育会水球部所属。
卒業後、P&Gジャパンへ入社。国内市場における電動歯ブラシのマーケティングを担当。翌年には、P&Gシンガポールに異動、アジア市場での複数ヘアケアブランド、ポートフォリオマネジメントをリード。
帰国後、P&Gジャパンにて、国内大手小売企業とのカスタマーマーケティングをリード。
2014年4月、マッキンゼー&カンパニーへ入社。2018年、アソシエイトパートナー就任。国内消費財メーカーの成長戦略、新規事業立ち上げ、組織変革、コスト削減を主に、大手商社の海外戦略策定、アセットマネジメント、および国内金融機関と産業バリューチェーン再構築等にも幅広に従事。
その中で、日本の新しい成長の在り方に貢献したい想いが芽生え、2019年1月、エクサウィザーズに入社。2019年4月に執行役員(社長室長、コーポレート統括部長)就任。
◆半田 頼敬(はんだ・よりたか)
慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業。
2010年ベネッセコーポレーションに入社し、マーケティングを担当後、2015年リクルートホールディングスに採用担当として入社。主にIndeed, Inc.の国内外の新卒・中途のTech系人材の採用プロジェクトに従事。
2018年にエクサウィザーズに参画。 採用を中心に組織の立ち上げを行い、Linkedinが選出する”日本で最も勢いのあるスタートアップランキング”、TOP STARTUPS2019・2020で2年連続1位に選ばれた。
2019年にはLinkedin Japanが選出する人事でMVPを受賞。GAFAや外資コンサル出身者の採用に数多く関わり、様々な人のキャリアの意思決定を支援している。

転職・就職活動の進め方、対策で行ってきたことは何ですか?

石野:
インターンを一番大事にしていましたね。当時、P&Gが人材育成に力を入れている企業と評判だったので、インターンに参加してフィードバックをもらおうと思いました。インターンで自分の強みはなんなのか、何をしたいのかを明確にして就活に活かしたいという思いがあったからです。フィードバックを真摯にくれるか、それが就職活動にどう活きるのかにこだわって探すと良いと思います。エクサウィザーズは、テクノロジー×ビジネス時代の最前線で活動しています。テクノロジーとビジネスの最前線で活動している人たちからフィードバックをもらえるので、エクサウィザーズのインターンは良いと思いますね。ポイントは、フィードバックをもらえるインターンを探すことです。

守屋:
私は、ベインに転職した時の話をしたいと思います。新卒も中途もやることは変わらないので、ケースをどう対策したかについてお話しします。平たく言うと、筆記とケースをどうするかに尽きると思います。筆記は、シンプルに本で対策すれば良いと思います。ケースは、コンサルで使う筋肉を面接で見ているので、入った後に自分自身が能力を発揮できるかどうかを観点に準備すれば良いと思います。具体的な対策として、世の中の色々なことに好奇心を持って自分なりに仮説を持って考えてみるのが良いと思いますね。私が実際にやっていたのは、街中やYoutubeなどの広告をケースのテーマにするんです。広告にはその企業がどんなターゲットに対してどんな価値提供をしてどう伝えたいかが集約されているはずなので、そのマーケットや商品のインサイト、示唆や仮説が溢れているんですよね。例えば、女性向けの脱毛広告があったら、女性向け脱毛のマーケット規模を予測したり、逆に男性脱毛のマーケット規模を予想します。もし男性向けに広告を作るならどんな風なものが良いかとかも一緒に。この作業が楽しいと思えるならコンサルでうまくいくと思いますし、結果として、ケース面接やインターンのプロセスでもうまくいくと思います。

半田:
人事として新卒採用に携わる中で皆さんにアドバイスをすると、就職活動というのは自分なりの幸せを定義してそれに向かって必要なことを活動していくことだと思います。この行為って新卒採用だけで終わらなくて、中途採用だったり、部署異動のタイミングなどでも、節目節目で自分に問い続けなくてはなりません。だから、今自分にひたすら向き合うことをお勧めします。10年前と比べて皆さんは選択肢が多いし、10年後の世界はさらに今より自分で色々決めなくちゃいけないと思うんですよね。周りに流されるんじゃなくて、自分は何に幸せを感じるのかとか、どんな人と一緒にいたいのかを考える機会にすれば良いと思います。自分自身は当時マーケティングをやりたいと思っていたけど、10年経ったら変わるもので、今は人事をやっていますしね。とりあえず、「今」の正解を決めるって思ったら良いと思います。

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新卒入社の決め手は何ですか?

半田:
リーマンショックのタイミングで、新卒の数が絞られている状況だったんですよね。当時は広告とかに行きたいと思っていました。なぜかというと、文系だけどモノづくりがしたいと思っていたからです。文系でモノづくりするなら事業作りだと思って、当時インターンしていたのが、ベネッセとリクルートでした。両方のインターンに参加して、ベネッセから内定をもらったのでベネッセに入社しました。そして二社目でリクルートに転職しましたね。

運営:
ちなみに内定先はベネッセのみだったんですか?

半田:
そうですね。当時はあんまりいっぱい受けるという感じではなかったです。僕は広告代理店は落ちてます。なんで落ちたか社会人になってわかったんですが、「僕はこれやりたいです」ってとにかくめっちゃ言ってたんですよ。「人を元気にする広告を作りたい」と言っていて、でも広告ってあくまで手段なんですよね。ガムとかシャンプーを売る時に人を元気にする必要ないじゃないですか。でも僕は元気にしたかったので、事業として元気にするベネッセやリクルートは相性良かったんですね。僕は石野さんや守屋さんと違って、「僕はこれやりたい」ってグリグリ進めていた感じなので、落ちるところは落ちるという感じですね。

守屋:
私は大学2年の春休みに、弁護士の道に行くのか就職をするのかと考え、就職の道を選びました。それから1週間考えてドコモに決め、ドコモに行くためにドコモショップでバイトしたりして、無事内定をもらったという経緯です。他にもソフトバンクや楽天から内定をもらいましたが、基本的には通信やITの業界を見て、限られた数の企業に絞って受ける感じでした。なぜ1週間でドコモに決めたかというお話をすると、当時iPhoneが出る直前だったんですよね。日本はガラパゴスと言いつつ、世界である種一番進んでいたモバイルマーケットでした。小学生の時にiモードがでて、モバイルエコシステムで日本の社会が大きく変わっていく経験をしました。それと、海外と比べても日本はその分野でかなり発展していて、このモバイルエコシステムを日本からグローバルに進めていったら面白いんじゃないかと思ったんです。あと、ドコモは代理店営業なので、法人営業や個人向けのマス営業をしなくて良かったということ。転勤も関東だけで、遠くても長野くらい。決め手は、仕事が面白そうだったことと、働く環境もフィットしていたことですね。

石野:
私は、体育会の部活が忙しく、大学2年生までは就活をしてこなかったんですよね。その中で、色んな業界を見るように言われたのですが、よく分からなかったというのが正直なところです。どうしようかなと思っていた時に、当時付き合っていた彼女(現在の奥さん)が3社しか受けてなかったんです。NHKと日経新聞と、滑り止めでどこか1つ。彼女は「マイノリティで潰されてしまうことに対して声をあげたい」と言って、「番組を作るならNHK、記者になるなら日経新聞」といった形で、具体的な企業を決めてそれに向けて対策をしていました。それを見て僕は、「こんな人いるんだ」ってびっくりしたんです。数十社エントリーする学生が多い中、たった3社でリスクをとっている姿を見て、「自分の言葉で語って、”好きなことって何か” を大事にしたいな」と思ったんです。

体育会で過ごした私は、後輩を指導してチームで勝つということが好きで、こういうことを仕事にできないかと考えて仕事探しを始めたのですが、ここからの旅は長かったです。単純に検索すると人材コンサルが出てくるのですが、OBOG訪問に行くと、入社直後の若手コンサルがクライアント企業のベテラン社員にアドバイスをするということがいかに難易度が高いかという話を聞きました。そして最初は別の企業でキャリアを作ることをお勧めされて、当時の私はそれを真に受けたんですね。それで人材輩出企業として名高いところを調べるとP&Gに行きついて、インターンに参加することになりました。「どうしてもこれがやりたい」というものはなかったのですが、少なくとも自分はこれがしたいという想いを自分の言葉でピン留めできると後悔がないです。もしうまくいったならその企業でのキャリアに繋げれば良いし、もし違うなと思えば転職などを考えれば良いだろうし。新卒で入った企業を辞めることは悪ではないし、何を大事にしたいのかということをはっきりさせて決断することが重要だと思います。自分の場合は、人のために貢献したいという軸があったことと、人材輩出企業として名高かったからP&Gにしたということが決め手ですね。皆さんも言語化することから取り組むのが良いと思います。

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前職ではどんな業務をしていましたか?

守屋:
前職のベインでは、4年で20プロジェクトと、比較的多くのプロジェクトをやったと思います。例を挙げると、企業の全社戦略策定、ポートフォリオの組み替えといった全社戦略に関するもの、あとはM&A関連をやりました。M&Aは幅広くて、「対象がそもそもどんな企業で、どんな事業の企業を買えば良いのか」というところから始まり、次のステップとして「買うかどうか」、そして次に、「買った後にどうしたら価値が出るのか」ということをやっていました。3つ目は若干全社戦略と重なるのですが、どうすれば利益が上がるかという観点で、コストの削減、組織再編、営業戦略などをやりました。特に印象に残っているのはある企業の売上立て直しの案件で、そもそもなぜ売上が激減したのか、営業の人に同行したり色んな人と話したりして見つけながら、ブランド戦略やポートフォリオの組み替え、営業や組織、研修など全部をリフレッシュして立て直しを図るということをやり、それは特に面白かった印象がありますね。

石野:
私は、違った切り口でマッキンゼーの話をできたらと思います。コンサルから外に出てまたコンサルに戻ってきた方の見解で、「コンサルは戦略から取り組むことが多いが、企業を動かす時は戦略と戦力と命令指揮系統がどうなっているのかを俯瞰的に見なければいけない」という話があります。戦略がどんなに良くても戦力がないとダメですし、逆にすごく良いプレイヤーがいても戦略が優れていなければ、戦略を作る価値があります。また、良い戦略と良い戦力があったとしても、命令指揮系統が整っていなければ壊滅していくわけですね。このように企業を俯瞰すると、企業が成長するために何が必要なのかを見ていく経営者視点はとても大事です。トップファームの方々は皆こういうことをしていますし、外コンに興味がある方は、こういった俯瞰してみる力が必須だと思います。

あと誤解されがちで一番大事なことは、「クライアントを変えられるかどうか」ということです。例えば3ヶ月程度の期間、一緒にプロジェクトをやって提案資料を納品したとして、ちゃんと実行に移せるのかということです。そもそも実行が難しいために依頼を受けているので、数ヶ月一緒にやった後にコンサルがいなくなっても実行できる人に変えられるのか、育成できるのかということが大事になってきます。意外とこれが蔑ろにされていて、だから長期化するプロジェクトというものがあります。企業にとってはコストを払い続けることになるので、それはコンサルとしてどうなのかという話になります。この企業にとって何が大事なのかということと、人を変える段階までいけるかということ。その人をどう変えるかというところについては、結構泥臭くやることも大事です。そういうことが好きな人はコンサルに向いていると思いますね。社内でなんとなくAIに注目が集まったから走り出すというのではなく、AIが何に活用できるのかを考え、しっかり伴走する。エクサウィザーズはその観点を大事にしていると思います。

半田:
僕はもともとベネッセでマーケティングをやっていて、転職しようと思っていた時に、P&Gマーケティング出身のリクルート社員の人事の方と話す機会がありました。その時に「いつまでモノのマーケティングやってるんだ。これからは人のマーケティングを一緒にやろうよ」と言われたんです。事業会社の経験から「結局サービスは入れ替わるし、プロダクトライフサイクルが早い方が勝つんだから、いい組織、当時は優秀なエンジニアを採用できるかどうかで決まる」ということを考えていたのでしっくりきました。僕自身もマーケティングをしていて「正直Googleのアルゴリズムには絶対に勝てないし、マーケターとしてアーティスティックな領域でしか差別化できないのはしんどいな」と思っていた時に「人を採用や組織を作ることに君の才能を使ってみないか」と言われて、それでリクルートに入りました。当時のリクルートは、「組織戦略なき事業戦略は空虚」という空気がありました。Indeedの日本の開発拠点を立ち上げて、世界中から優秀なエンジニアを採用はじめた時期ですね。Google本社と採用競合することが多かったのですが、徐々にIndeedを選んで入社してもらえる人を増やしていきました。Indeedの急成長とともにリクルートの時価総額もどんどん上がり、世界を相手にしながら成長のど真ん中で組織を作る一端を担えるモメンタムを感じました。その経験を通じて、「人や組織が変わると時価総額ってこんなに上がるんだ」と感じ、改めて組織やヒトの重要性が学びになりましたね。

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前の企業の良かったところ / 悪かったところ、転職をするに至ったきっかけ、結果的にエクサウィザーズを選んだ理由は何ですか?

半田:
僕はリクルートがめちゃくちゃ好きで、今も大好きですし、全然悪いところはなかったんですよね。良かったところは、エンジニア含めて、良い人を採用することに大胆に投資するというところだと思います。そこで色々な経験をさせてもらって、その3年間で自分は「日本でトップクラスにTierと呼ばれるエンジニアの採用ができる人」というラベルをつけてもらったんですよね。それは本当に感謝しかないです。

転職のきっかけは、当時は実際に世界中を飛び回って採用していたんですが、意外かもしれないですが、日本のエンジニアってめちゃくちゃ優秀なんです。「日本のトップエンジニア人材はこんなに優秀なのに、なんで日本発で世界で勝てるサービスが出づらくなってるんだろう」と考えた時に、僕はこの時代に日本が世界でインパクトを残せるチャンスがあるとしたら可能性が高いのは介護かエンタメかなと。そのタイミングでリクルートからエクサウィザーズに移りました。

石野:
マッキンゼーの良いところは、シンプルに「色々な経験ができる」ということでしょうか。プロジェクトごとに産業やファンクションが異なるので、単純に引き出しの数が多いです。悪いところはないですね。皆、企業のバリューについて熱く語ったりしていました。P&Gも良い企業でしたね。グローバルで共通言語となる「P&Gワード」というものがいっぱいあり、英語ができる / できない関係なくグローバルにコミュニケーションを取ることができました。キャリアもすごく考えてくれるので、悪いところはないです。マッキンゼーやP&Gはグローバルで型がある点が良いところだと思います。例えばP&Gではグローバルでコミュニケーションをする時にアメリカ人だから偉いということはなく、アメリカ人は日本人にもわかる英語を使えるかどうか、誰がいても同じクオリティを出せるかどうかを重視します。マッキンゼーも同様に、型が作られている企業だと思います。

ここは皆さんが方向性を決める上でも大きなことだと思っていて、私は楽しかったですが、最後はクライアントがやるということに悔しさを覚えていました。とあるメーカーと新商品を作る中で、リリース直前でプロジェクトが終了した時に、「なぜ自分が最後をやらないんだろう」と悔しさを覚えたんですよ。そこから自分も事業を作る・推進する側になりたいなと思いました。でも大きな産業では、すでに型ができてしまっているんですよね。AIでどこまで世の中を変えられるかチャレンジしたいということと、スタートアップは型がなく自分自身が試されるということが私にとってチャンスで、チャレンジしないわけにはいかないと思ってエクサウィザーズにしました。これが転職を決めた背景ですね。

守屋:
私は、皆さんが人生の中で仕事をどう位置付けるかが重要で、その中でより合う場所はどこかという話に尽きると思っています。そう考えた時に結局皆さんがどう生きたいのか、どのように仕事をキャリアの中で位置付けるかだと思うのですが、一旦「成長」とおいてみましょう。成長するためにそれぞれの職場が良いか悪いかというのは、3つの要素に分解できると思っていて、1つ目が方向性ですね。消費財や人材といった業界でも良いですし、人事やコンサル・経営といったファンクションでも良いですし、大企業とスタートアップとか、成長企業と停滞企業とか、なんでも良いんですよ。それは自分にとって何が大事かという話だと思うので、皆さんにとって、どんなエリアでどんな携わり方で、それを通してどう生きたいかが大前提です。

その方向性に向いていく中で、周囲の人の能力の高さや、フィードバックループの回数が次に重要ですね。打席に立つかと、それに対して多くの人間がフィードバックをくれるかどうか。方向性、周りの能力、フィードバックの数、の3つに分かれれると思うんです。例えば私の場合のように、経営という観点からコンサルティングファームを目指すのであれば、コンサルは良い環境だと思います。そうでないなら、例えば営業として突き抜けたい人がコンサルに行って成長するかといえば、お勧めしづらいと思います。なので、方向性は前提ですよね。

組織周囲の能力の高さやフィードバックループの回数は、半田さん・石野さんの話で出てきたポイントだと思うんですよ。P&Gで言えば、マーケティングという観点での知見が型化してノウハウとして溜まっているので、それを身につけることで成長できる。一方、スタートアップでいきなりマーケティングしようとしても自分なりに頑張る形にならざるを得ないので、そこに差が生まれてくるということがあります。戦略コンサルティングファームも一緒で、コンサルティング的な解決やクライアントワーク、人を動かすという観点で出来そうな人が周りに集まって、組織に蓄積されているから、その方面で成長できる。エクサウィザーズに関して言えば、AIの社会実装で知見が溜まっている。中にいる人という意味では、コンサルティングファーム出身の人がいっぱ良いるので、そこから多くのことを学べる。例えば代表の石山さんは、新卒でリクルートだったのですが、最初の上司が元マッキンゼーの人で、その人から徹底的にコンサルティング的な考え方を学んだと言っています。組織に溜まっている知見もそうですし、周りの人から学べることも、2つ目の大事なポイントですよね。

3つ目のフィードバックループの回数というのは、周りからフィードバックをもらえるか、自分で試行錯誤できるか。例えば前職のベインやエクサウィザーズでは、1週間に1回、上司と1on1やチャットをするんですよね。個別の人に対して「この1週間どんなことをやってきて、どんなことができて、こんなことに悩んでいて、根本原因はこれで、だから次からこうしてみようね」といった内容に徹底的に向き合います。上司が成長にコミットしてくれるかどうかがすごく大事だと思うので、そうしたことをしてくれる、「大事だと思う」と言ってくれる企業であるかどうかが、成長を前提にすると大事だと思います。

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前職の経験の中で、現在活かされていることは何ですか?

石野:
胆力、やりきる力だと思いますね。マッキンゼーで一番忙しかったのは、とある商社のブラジルにある子会社をどうするかという、やったこともないようなことでした。難しくて逃げ出したい状況が多々ある時に、コミットしてやり切れるかという場面で、プロフェッショナルのマインドを培ったと思います。エクサウィザーズも一緒で、「社会課題の解決」をビジョンに掲げる企業は他にもたくさんある中で、いかに心から「自分がやっている」と思える事業ができるかが重要だと思っています。難しいことから逃げない、これは会長の春田さんがずっと言っていることで、入社してからずっと「かっこ良いな」と思っています。逃げないって生半可なことじゃないのですが、逃げない姿勢というのは過去の経験から培ったと思います。もしコンサルに行くなら、そういった状況をブレイクスルーして胆力がつくし、その先はもっと面白いので、インターンで経験できると良いと思います。

守屋:
私の場合は、変な答えかもしれないですが、「ないです」というのが答えになります。どういうことかというと、結局それぞれのステップで行きたい方向性があれば、それに向かって過ごしてきたことは全部活きるんですよ。その意味で私の仕事の話をすると、現場でやった営業の経験も、ベインの経験も活きています。それは自分が今後どういう方向性で生きていきたいか、何を得たいかという意味に集約されると思います。例えば、組織設計、ポートフォリオマネジメント、M&Aの際に何が大事かということは、ベインで学びましたね。逆に今の企業の経営で価値を出そうとすると、企業法やガバナンスなど、もっと財務的な観点が必要になってきます。今まで経験したことはなくても、その時その時に自分でキャッチアップしてバリューを発揮しているので、結局自分がどこに行きたいか、その場所を選ぶ時に皆さんにとってどんな意味があるのかを考えると良いと思います。

半田:
何が役に立つかは分からないですよね。一番最初のベネッセの時に小学生向けの漫画を作ったりとか、文字が読めない人向けのアニメを作ったりしたんですよ。その時はどうすれば彼らの心が動くかと、ひたすら映画館でプリキュアを観て、プリキュアに対してどう反応しているかとか、人間観察のようなことをしていたんです。それが何につながるかというと、エンジニアと接する時など、自分と違う思考回路やプロトコルで動いている人たちとコミュニケーション・コラボレートしたりする際に役にたったりするんですよね。一旦自分の考えとかは全部捨てて、相手が喜ぶことを考え抜く、という点は共通していたりします。とにかく目の前のことを成果を出すためにひたすらやっていたら、いつの間にか何かにつながることもあると思います。

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エクサウィザーズでどのようにキャリアステップできますか?

半田:
石山さんのエピソードを話すと、研究者として有名な人だったのに、リクルート1年目でまず最初にやったのが、ホットペッパーの飛び込み営業なんです。それが終わった後はマッキンゼー出身の上司から議事録のとり方や情報の構造化、論点整理などを教わりながら、夜はデータサイエンティストをやるといった、一年で3つくらいの経験をしたと言っていました。泥臭い営業もやれば、ビジネスでどう成果を出すかといったことも学び、もともとのデータサイエンティストの仕事もやると。僕は彼のことを「合体怪獣」と呼んでるのですが、とにかくドラゴンボールの魔人ブウのように色んなものを色んな人から吸収する人です。エクサウィザーズは、そういった環境が用意できると思っています。とんでもないアルゴリズムを作ってGoogleに自分の会社を売ったエンジニアや介護の達人などとにかく本当に色んな人がいるんですよ。自分のオリジナリティを見ながら、その人たちから勝手に選んで「合体怪獣」になるといったことがエクサウィザーズに入るメリットだと思いますし、他のファームのようにモデルのようなものはあまりないかもしれませんが、自分で色々できるというのが良いところだと思います。あとは、「やりたい」と言ったら止めない企業です。だから、「こうありたいんだ」というものがある人には良いと思います。

守屋:
コンサルティング的に大企業を相手することもあれば、1からプロダクトを作ることもできます。企業の枠の中でやっていることがすごく幅広くて、その中で皆さんが「この課題を解きたい」とか「このリソースを使いたい」と言える、まさにプラットフォームのような企業です。皆さんのやりたいことを色んな方向でやる、そういう意味で一線級の人たちが集まっているというのは、非常に面白い企業だと思いますね。

石野:
1年目の時にすることや挑戦権が、桁違いにあると思います。大企業の良いところはステップバイステップなところで、エクサウィザーズは自分の趣味嗜好含めて、「どういう社会課題を解決したいか」という意思決定に対して止めないというところだと思います。制約がないので、1年目から裁量のある仕事ができます。成長したい、自分が何かしたいという人は、ワクワクしてくれたらなと思いますね。

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ファーストキャリアとしてコンサルを選ぶのはありですか?

石野:
多分誰が答えても、「どっちでも良いんじゃない」ってなると思います。やりたいことがそこにあるんだったらそれで良いし、何をファーストキャリアで得たいのか、何を望むのかをシャープに定義したら良いと思いますね。

半田:
僕はこの問いにクリアに答えることはできないですが、ひとつヒントを言うと、20代のキャリアでは「誰と出会うか」が、多分皆さんが思っている5倍くらい大事です。誰の近くでどういう働き方をするかということが大事で、自分の実力に自信がなければ周りの人に引っ張ってもらうとか、とりあえず船に乗るということはありだと思います。この人と一緒に働きたいなとか、この人について行きたいなと考えるというやり方はあるかなと思いますね。

守屋:
自分がどの道に行きたいのかが大前提ですね。それに合うならコンサルで良いと思います。大企業かベンチャーかというラベリングはまったく意味がなくて、色んな大人の人を巻き込んで意見を聞くのが良いと思います。見極めのポイントは、先程話した「成長の3点」があるかどうかだと思います。ラベリングで選ぶというよりは、皆さんがどういう方向性でやりたいのか、組織周囲に知見があるのか、周りはサポートしてくれるのかという観点を大事にしたら良いと思います。

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