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革新的なソリューションの構築:私のテックキャリア

このアドベントカレンダー(概念)は、株式会社エクサウィザーズの子会社であり、生成AIサービスの開発や販売に特化した株式会社Exa Enterprise AIについて、各メンバーがリレー形式でそれぞれのミッションや想いについて執筆するものです。

今回、新規事業・exaBase 生成AI事業がサービスリリース開始1年でARRが約9億円規模に到達し日本屈指のスピードで成長するSaaSとなったこと、そしてデロイト トーマツ ミック経済研究所の「法人向け生成AI導入ソリューションサービス市場動向 2024年度版」に関して2023年度のマーケットシェア1位を獲得したという、2つの素晴らしい成果も祝して、各メンバーが記事をお届けします。プロダクトやメンバーの魅力をより多くの方に知って頂けましたら幸いです。

前回の記事は、フィールドセールスの柴森さんの「生成AI営業職で新たなキャリアを切り拓く」でした。今回は、ソフトエンジニア・YUが執筆します。

Exa Enterprise AI exaBase生成AI事業開発部 プロダクト開発グループ・Hsiang-Hao YU

コードと共に未来を創る、AI開発

私がプログラミングに興味を持ち始めたのは、中学生の頃でした。当時、家のPCで遊んでいる時に、なぜか右クリックやコピーができないウェブサイトがあることに気がつきました。そこで、「どうしたらそのサイトで右クリックやコピーができるようになるのか」を調べ始め、試行錯誤を重ねました。そうした過程で、プログラミングの面白さに目覚め、プログラミングの世界に足を踏み入れるようになっていきました。

大学時代は、台湾で最大手のSNSの一つでフルスタックのウェブ開発のインターンシップに参加し、学内でもウェブ開発のアルバイトをしていました。エンドツーエンドの開発を行う際、完成した時の達成感は素晴らしいものでした。また、自分が関わった製品が多くの人に使われているのを見ると、大きなやりがいを感じていました。

大学を卒業後、母国台湾で日本企業による合同企業説明会がありました。そこで運良く内定を頂き、日本での就職が決まりました。私が配属された部門は、大手ポータルサイトのデータプラットフォーム部門でした。毎日、大量のトラフィックやデータを扱う業務に携わり、とてもワクワクしていました。なぜなら、多くのユーザーに使われても壊れないプロダクトを作るということは、並大抵のことではないと思っていたからです。自分の関わるプロダクトが多くの人に使われている事実に、大きなやりがいを感じていました。また、大企業ではシステムが階層化され、相互に連携しているのを垣間見る機会もありました。

現在は、日本でシステムエンジニアとして働き、さらなるスキルアップを目指しています。プログラミングの面白さを日々感じながら、これからも精進していきたいと思っています。

AI技術を製品へ、橋渡し役のエンジニア

私は昔から「ものをつなげる」ことが好きでした。以前は、大手IT企業に勤めていましたが、プランニングに長い時間がかかり、自分が関われるのは大きなシステムの一部分にしか過ぎませんでした。そこで、もっと全体像を把握できる環境で働きたいと思うようになりました。

エクサウィザーズは社名を見かける機会も多く、AIの会社だという認識はありました。そして、AIの技術を実際の製品やサービスとして形にすることに興味があったため、エクサウィザーズに入社を決めました。

入社後は、理論的に機能するAI技術を実証実験(PoC)に落とし込む作業から関わりました。ユーザーからフィードバックを収集しながら、PoCを実際の利用シーンで信頼できるものへと高めていく。このサイクルを回すことで、AI技術の製品化を実現しています。

大手とベンチャーでは切り口が違いますが、このようにして理論と実践をつなげることがエクサウィザーズの強みだと感じています。AI分野が発展を続ける中で、新しい技術を素早くビジネスにつなげられる環境は魅力的です。今後もAIの製品化に挑戦していきたいと考えています。

LLM/生成AIでビジネス変革

エクサウィザーズでは、最初に企業向けの検索エンジン「exaBase 企業検索」に携わりました。この製品は、多くのソースからデータを収集し、クリーニングを行った上で、WebUIから検索可能にするものです。構造化データと非構造化データの両方を扱う必要があり、興味深い経験となりました。特に検索クエリの調整は、私が常に挑戦してみたかったことでした。テキスト検索とベクトル検索の仕組みについても学ぶことができました。

約1年前からは現在の主力製品である「exaBase 生成AI」の開発に携わるようになりました。この製品は、大手企業向けにLLM(大規模言語モデル)やその他の生成AIサービスを提供するものです。プロジェクト開始当初は、要件が大まかなものだったため、少人数のチームからスタートしました。

しかし、リリース後すぐにエクサウィザーズの最も人気の高い製品の一つとなり、多くの顧客からフィードバックを受けながら新機能を次々と追加しています。生成AIに対する需要の高さを感じつつ、製品の進化に寄与できたことを大変嬉しく思っています。

両製品を通じて、データ処理、検索機能の構築、そして最新のAI技術の活用と製品化に携わることができ、大変貴重な経験を積むことができました。

より良いUXを目指して、APIと向き合う

私は汎用的な仕組みを作ることが好きです。APIをラッピングして、その機能を詳しくない人にも理解してもらい、使えるようになることに面白さを感じています。

最近は、ChatGPTのAPIを活用してシステムの機能拡充を行いました。ユーザーに対してChatGPTから直接回答を得るか、検索結果を表示するかを選べる仕組みです。大規模言語モデル(LLM)には一度に処理できる文字数の上限があるため、不要な過去の会話履歴は表示させず、新しい発言のみをLLMに送るように工夫しています。こうすれば長い会話でも、履歴を意識せずに自然に会話できるようになります。

プロダクトリリース当時はまだ類似の製品がほとんどなく、ChatGPT公式サイトを参考に、Web版にはあるがAPI版にはない機能を自分たちで実装する方法を検討しました。そうした地道な作業を通じて、exaBase 生成AIにはChatGPTにはない監視機能やプライバシー対策など、ユーザーの要望に応える機能を数多く盛り込むことができています。

汎用的なAPIは見た目ほど使いやすいものではないですが、その機能を分かりやすくラッピングすることで、より広い層のユーザーに開かれる。この過程が面白く、APIの本当の価値を引き出せると感じています。今後も新しいAPIが登場する度に、わかりやすい仕組み作りに挑戦していきたいです。

スピード開発で課題解決に挑む

私はソフトウェアを構築する目標が最終的に人々に役立つことであることを常に意識しています。
それは、様々な人々が自分の目標を達成したり、得意分野を発揮したりするのを助けるためです。

現在私が関わっている製品は企業向けのものですが、顧客の事業運営をより良いものにするのに役立っています。
同時に生成AIを活用するユーザー1人1人にも貢献しなければなりません。エンドユーザー向け機能に加えて、営業、カスタマーサクセス、経営陣が円滑に業務を行えるようにするにはどうすればよいかも考慮する必要があります。

新しい部門ということもあり、ここでは動きが速いです。
様々な職能のメンバーとニーズを理解するために話し合うことは常にインスピレーションの源となります。
私たちは言われたとおりのものを作るのではなく、実際に何を解決しようとしているのかを理解し、計画を立てます。
完成度と早期リリースのトレードオフを検討するのは難しいですが、わくわくするものでもあります。

成長実感!自由な開発環境の楽しさ

エクサウィザーズでは、エンジニアリング作業において一人ひとりが自分の興味関心に基づいて課題をピックアップできる柔軟な体制が整っています。誰が何をやるかが事前に決まっているわけではなく、自らの意思で取り組みたいプロジェクトを選択することが可能なのです。

このような自由度の高さは、メンバーの自主性を最大限に引き出しています。エクサウィザーズには、自発的に課題に取り組み、創造性を存分に発揮するエンジニアが多数在籍しています。上長の過度な介入は一切なく、裁量を持って作業に当たれる環境が整えられているのが大きな強みです。

自分なりのアプローチで課題に立ち向かい、革新的なソリューションを生み出したいと願う方には、エクサウィザーズは最適な環境だと思います。自由な発想と行動力を十分に発揮できる機会に恵まれ、プロフェッショナルとしてのキャリアを豊かに育むことができます。

エンジニアリングへの熱い思いを胸に秘め、常に新しいことにチャレンジしたい方は、是非エクサウィザーズの一員になって頂きたいので、是非お話させてください。次回の記事は、事業開発部・西口さんの「新卒の事業リーダーが挑む、生成AIで切り拓く小売DXの最前線」です。お楽しみに!

この記事を読んで、当社に少しでも興味を持ってくださったら、以下のツールからカジュアル面談も可能です。AIのレコメンド機能を利用して、面談相手を見つけてみてください。(AIのレコメンド機能だけを楽しみたい方もぜひ!)


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