【エクサウィザーズ卒業生対談】キャリアを拓くエクサウィザーズのBizDev経験 実現したいことを徹底的に突き詰め、社会実装まで責任を持つ
エクサウィザーズでは、多様な価値観、志向性をもつメンバーが働いています。メンバーの中には、事業を創る経験を積んだ上で将来は起業したいと考えている人もいます。
今回は、エクサウィザーズで主にBusiness Development(事業開発:以下BizDev)として大型提携、新規事業立上げなどの重要プロジェクトを複数ご担当され、卒業後は株式会社Ballistaを設立した中川貴登さんにご登場いただきます。
仕事を密に共にしたエクサウィザーズ取締役の大植との対談を通じて、エクサウィザーズでどのようなキャリアを形成し、その先でどう生かしているのかを知っていただけたらと思います。
■プロフィール
事業を創る武器を 組織・事業の変革と社会の変革へのチャレンジ
大植:改めて、起業おめでとうございます。中川さんと一緒に働くことができて自分自身も学びがたくさんありました。
中川:こちらこそ、ありがとうございます。大植さんとの最初の出会いは今もしっかり覚えています。前職のコンサルティング会社に勤めていた時に、私が出向していた会社でたまたま大植さん達がその企業との経営陣との面談に来た際に、同席していたんですよね。
エクサウィザーズのことを調べてみると、自分と同じようなコンサルティング会社出身者も含むBizDev人材が多くいるということが分かりました。AI企業というとエンジニアばかりのイメージでしたが、BizDev人材もそれと同じくらい在籍しているのは企業として面白いし、ちゃんとビジネスとして形にできる組織であることに魅力を感じました。
大植:そして、その後しばらく経って、面接に向かったら中川さんがいたという(笑)。
中川:面接では、「一緒に、まず10億円規模のビジネスを作ろうよ」という感じで誘っていただいて。エクサウィザーズが上場する直前の時期だったこともあり、ビジネスだけではなく会社をどう変革させていくのかという点も一緒にやっていきたいという話になりましたよね。柔軟に、色々なことに挑戦させていただける環境はなかなか無いと思ったことが入社を決めるひとつのきっかけになりました。
実は当時、自分で起業しようかと考えていたのですが、エクサウィザーズで経験を積んでから起業するのもいいなと思ったこともあり入社に至りました。エクサウィザーズは自治体や大企業と組んでAIサービスやプロダクトを現場に提供していて、実際に戦略だけでなく社会実装までを体現し、世の中にインパクトを与えている企業であることも魅力に映りました。もし自分が将来起業するとしたら、コンサルティング会社に勤めていた時とはまた違う経験、スキルが身に付くなと。
“アウトプットでなくアウトカムを残せるか” フルスタックBizDevとしての醍醐味とは
大植:実際にエクサウィザーズに入社してみていかがでしたか。
中川:優秀な人が多いだけでなく、社員の多様性の高さに驚きました。その反面、自分の能力の幅の少なさを感じました。
大植:当社では、AIの最先端案件が来るので、それに対応するためにBizDevであっても技術の社会実装に対する興味や理解は求められますからね。
中川:社内でも、最先端技術をどう社会に実装していくかということをメンバーが真剣に考えて向き合っている姿はいい意味で衝撃的でした。戦略から実装までの一連の過程を間近で見られるのは前職との大きな違いのひとつかもしれません。
大植:エクサウィザーズは社会課題解決に寄与する様々な領域でビジネスを行っており、例えば最近では宇宙航空研究開発機構 (JAXA)と組んで宇宙関連の事業も手がけています。Deep Tech領域 × AI・データサイエンスという、他企業があまり取り組んでいない領域にも挑戦しています。
そうすると、産業や業界の本質的な課題に対して、BizDevが解決策を探っていかないといけない。ここが難易度が高くて面白いところでもありますが、中川さんも入社されて複数の事業で経験を積んでいただけたのではないかと思います。
中川:まさにその通りです。顧客企業のバリューチェーンの中で暗黙知化されていた部分をどうDX化していくのかという問いに対して、顧客理解に加えエクサウィザーズが持っている知見も生かしながら解決策を提案してきたと思っています。
例えば、ヘルスケアの領域はひとつひとつがとても深くて広い。そこに、さらにデータを掛け合わせていくので、ヘルスケアとデータサイエンスのそれぞれの専門的な知識を駆使した提案がどんどん深まっていきましたね。
大植:コンサルタントとしても最後の実装まで踏み込むという経験はあると思うんですが、エクサウィザーズならではのフルスタックBizDevの仕事の特徴はどんな所にありましたか。
中川:プロジェクトを作りながら実装に結びつけていけたという実感があります。大植さんもよく言っていましたが、「結局、成果って何なの?」というところだと思うんですよね。課題を定義して解決策を見出すだけではなくてその先にどのような成果を出すことができるのか、社会にどのようなインパクトを与えることができるのか、常に考えながら社会実装まで責任を持って臨めるところがエクサウィザーズの特徴であると考えています。
大植:私も前職でコンサルタントを経験しましたが、エクサウィザーズに入ってからはアウトプットでなくアウトカムを残せるかということをすごく考えるようになりましたね。いかに社会や現場に対してリアルインパクトを残せるか。これまでの仕事とは大きな違いだと思います。
中川:ビジネスをいかに変革させるかということを目的にしていることも、エクサウィザーズの重要なマインドセットです。社会課題の実現を〝自分ごと化〟して、プロジェクトでも主体的に動いたり、この知識とこの知識を組み合わせたら、こんな面白い提案ができるといったことを常に考えて行動していました。
大植:BizDevに必要な能力を大別すると、「売る」、「作る」、「届ける」にあると考えており、この3つが揃わないと当社が提唱するフルスタックBizDevに近づけないと思うんですよね。
若手のコンサルタント時代は「届ける」ところにフォーカスすることが多かったですが、エクサウィザーズでは「売る」、「作る」というスキルが大きく伸びたと感じています。
事業家のインキュベーション組織としてのエクサウィザーズ
大植:中川さんは金融機関や保険会社のプロジェクトの時は企業から膨大な量のデータをいただいて自ら分析していたこともありましたよね。エンジニアに頼りきるのではなく、自分でも積極的にプロジェクトに関わっていく姿勢が素晴らしいなと。様々な経験をする中で特に印象に残っているプロジェクトはありますか。
中川:大植さんとの仕事は全て印象的です(笑)。その中でも、ある企業と大型のアライアンス契約を結ぶに至ったことは感慨深いものがありました。そのプロジェクトの中ではエクサウィザーズ全体のナレッジやアセットを使って既存のビジネスをどう変えるのか、新しいビジネスをどうやって作っていくのか考えて実行して形にできた(=業務提携を結んで案件化した)ことも思い出深いです。
大植:自社のアセットを全部使って企業と業務提携を組むまでの一連のプロセスを担当できる機会はビジネスマンとしても貴重な機会ですよね。エクサウィザーズではプロジェクトを成功させることはもちろんですが、その先を見据えて自分として何が実現したいのかを徹底的に突き詰めた上で提案することが求められます。大変ではありますが、BizDevとしての腕の見せ所だと思います。
中川:これまではクライアントファーストに価値に置き、その期待値をいかに超えるかに取り組んできました。エクサウィザーズではその期待値を超えた上で、同時に新しい視点として「自分はどうしていきたいか」というエクサウィザーズの事業としてのWillも掛け合わせて事業開発していかなければいけない。大変でしたがやりがいに溢れていて楽しかったです。
大植:起業されて間もないですが、エクサウィザーズでの経験で生きていることはありますか。
中川:まず、自分が何をしたいか、さらにお客様にどういうバリューをだしているのかを深く考えながら仕事をしたことでたくさんの学びを得ました。また、一緒に働く多様なメンバーの化学反応を起こして、数々のプロジェクトを成功させることができました。まさにアントレプレナーシップを醸成できる環境であったと感じており、エクサウィザーズを離れて起業した今もこれらの経験は大いに役立っています。
大植:嬉しいですね。エクサウィザーズ自体が事業家のインキュベーション組織でありたいと思っています。中川さんのように、起業を視野に事業経験を積んでみたいという人は、エクサウィザーズに来てもらって、どんどんチャレンジしてもらいたいと思います。
中川:独立を決めた時、大植さんや他のメンバーから「おめでとう」と言ってもらえたことは嬉しかったです。退職した今も付き合いを続けてもらっていますし、社内外の垣根を超えた仲間意識を強く感じます。エクサウィザーズは、成長できる余地が次から次へと見出せる企業だと思うんですよね。将来起業を目指す方にとってもここでの経験は大きな武器になると強く思っています。
いかがでしたか。
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