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AIスタートアップのBizDev新卒第一号で入社した、「その後」 #001

こんにちは!エクサウィザーズの岩井です。
私はビジネス職であるBizDev/AIコンサルタントの新卒第一号として2023年4月に入社し、日々先輩方に鍛えてもらいながら事業開発に邁進しています。これから定期的に私の日々の活動を発信していきますので、スタートアップに新卒で挑戦したい・興味がある方の参考になれば嬉しいです!

初回記事では、主に2つの取り組みから学んだことを振り返ります。


4月末の半期全社懇親会で新卒エンジニア同期と企画したレクリエーション(私以外の同期5人は全員エンジニアです)

➀研修の一環として新卒エンジニア同期と共同で行ったハッカソン

<概要>
研修の1つとして、4〜5月の2か月間で新卒エンジニア同期と共同でアプリケーションを作り上げ、ビジネスにおいてどんなユースケースがあるかを検討しました(ハッカソンとは一般に、アプリの開発を担当するエンジニア、デザイナー、プログラマーなどが集まり、集中的に開発を行うイベントを指します)。
具体的には、以下のように予測技術と最適化技術を組み合わせて、山岳救助における救助隊の最適なルートを作成するアプリをエンジニアが開発しました。このアプリでは、居場所の分からない遭難者の位置を、救難信号や目撃情報をもとに推定します。その推定結果に基づき、遭難者を発見する可能性の高い探索ルートを算出し、救助隊に適切な指示を出すことができます。さらに、救助隊による探索結果をもとに遭難者の位置の推定が更新されるので、探索が進むにつれて予測精度が向上する、という特徴があります。

私は、まずは山岳救助の具体例から、予測技術と最適化技術を組み合わせてできることを、抽象化して理解することから始めました。具体的には、図で表しているように「データをもとに現在の状態を推定したり、未来を予測し、その予測値をもとに数理最適化の手法で実際の環境にフィットさせることによって、予測した状況における最適解を得ることができる」といった理解をしています。ただし、予測×最適化は予測した内容が必ずしも実際の状況に適用できるわけではありません。

次に、その技術でできることの幅出しです。技術が活かせそうな「状況」を想定し、その「状況」において何を予測・最適化することによってどのような目的を達成できるかということを考えました。例えばタクシー配車のケースだと、どの地域に今タクシーを使いたい人が多いのかについての分布を予測し、それをもとに空車時の巡回ルートを最適化することによって、お客さんを乗せるまでの時間の最小化と、それによる売上向上を見込むことができるといったユースケースが考えられます。

<学び>
これらの取り組みから、3つの学びを得ました。1つ目は「武器は理解するからこそ使える」ということです。「武器」、つまりAIの技術にはどんな特性があるのかということについて理解した上で、その特性はどんな状況で効果を発揮し、どんなベネフィットがあるのかについて理解することが大事だと学びました。

2つ目は「越境する」ということです。今回、はじめてエンジニアの同期と共同で1つのものを作るという経験をしましたが、仮に自分がビジネスの知識しかもっておらず、「テクノロジーのことは分かりません」「ユーザーに興味がありません」という状態では、プロダクトや事業は考えられないと感じました。そのためテクノロジーやデザイン領域にも染み出して、その世界の言葉で会話できるようになろうと思います。

3つ目は「リーダーシップ」です。このハッカソンを通じて自分のアイディアでエンジニアと共に一つのアウトプットが出せたことが、リーダーシップの大切さの実感につながりました。最近、私の祖父が認知症でふらっと家を出ていき行方不明になったのですが、ユースケースにも書いたように、今回の技術を使えば徘徊している高齢者を早期発見することができる可能性があります。「自分はこれを解決したい!」「こうしたい!」というビジョンを持ち、社会課題を解決するために周りを巻き込んで実行するということにこれから貪欲にチャレンジしていきたいと思います。

②若手起業家とのパネルディスカッションでの司会

次に、エクサウィザーズ アカデミア特別編「テクノロジーで社会課題解決に挑戦するZ世代の起業家たち」という若手起業家対談イベントの司会を務めた経験から得られた学びを振り返ろうと思います。
イベントに登壇してくださったお三方は若手起業家として是非一度直接話してみたい方々であり、絶好の機会となりました。

タイミー代表取締役 小川嶺氏、Startale Labs CEO 渡辺創太氏、Yamauchi-No.10 Family Office代表 山内万丈氏と

お三方の共通点として、とても視座が高いと感じました。視座を高くもつためには、グローバル規模でのミッションを考え、社会課題に対して当事者意識をもってとにかく思考し、実際に行動するということが重要だということを学びました。

個人的には、渡辺さんの「Web3をリアルライフに溶け込ませたい」という発言にとても共感しました。それは私自身もAIを人の生活に溶け込ませることがビジョンとしてあるからです。最近ではChatGPTのような汎用人工知能がリリースされ、多くの人々が触れるようになりましたが、未だそれが生活の一部として欠かせないものにはなっていないと思います。私は現在ヘルスケア領域での新規事業開発に取り組んでおり、特に未病・予防領域における課題を解決するAIソリューションを開発し、人々の生活にAIを溶け込ませていきたいです。講演のアーカイブ動画はこちらからご覧ください!

終わりに

入社後の取り組みと学びについて、イベントベースで振り返りました。自身の力不足を感じることもありますが、日々やりがいをもって仕事をしています!将来的に自身で事業を作れるようになることを目標にスキルアップをしていこうと考えています。

「最先端のAI企業で働きたい!」「自分で事業を作りたい!」もしくは「まだやりたいことがわからないけど幅広い経験がしたい!」という方は、是非サマージョブを体験していただきたいです。私自身、大学3年生の冬にジョブに参加したことがきっかけで入社を決めました。詳細・エントリーはこちらから!(2023/8/7(月)9:00 締切です)

今月、新卒公式YouTubeチャンネルが誕生しました!初回動画は、代表取締役社長の春田さんへのインタビューです。私の立場から気になっていた、事業や組織を創るうえで大事なことや、若手のキャリアへのアドバイスなどについて直撃してきました。インタビュー動画はこちらからご覧ください!

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