人や社会がよりイキイキできる世界をデザインの力で実現したい
こんにちは、エクサウィザーズでUI/UXデザイングループのマネージャーをしている赤坂です。
エクサウィザーズでは、デザイナーが力を発揮する場所が2つあります。
1つは、企業向けのAI・DXサービスを統合したプラットフォーム「exaBase」を活用されるクライアント企業のプロジェクトをデザイン文脈で支援する「デザインコンサルティンググループ」。もう一つは、自社プロダクトやコーポレートサイトなどの制作やクリエイティブ管理を担う「デザイングループ」です。
私自身も両グループを兼任していますが、今回はデザイングループについて紹介したいと思います。
「デザイナー」の枠を超えたスキル獲得もできるデザイングループ
デザイングループは、現在、業務委託の方も含めて12名(2021年11月現在)が在籍しています。組織はフラットで、専属でプロダクトを担当するメンバーもいますが、新たなプロダクトや採用・コーポレート案件など次々と生じるプロジェクトに対して、メンバーをスポットでアサインし横断的に対応しています。
また、グループ内にUI/UXデザイン専門職だけではなく、デザインリサーチを得意とする人やPdM(Product Manager)が在籍していることも特徴です。社風として職種による壁がないこともあり、ここでは多様な課題解決のために必要なスキルを幅広く身に着けることができます。
実際に、UI/UXデザイナーとして入社後、社内で経験を積み、現在はプロダクトの責任者であるPdMとして活躍しているメンバーや、PdM兼UX/UIデザイナーとして活躍するメンバーも複数います。顧客に価値あるものを届けるために必要なことを実践する中で、今後のキャリアの可能性を広げられることがエクサウィザーズならではの強みと言えます。
グループに求めるのは「全員参加」と「違いを受け入れること」
デザイングループのもう一つの特徴として、突出した強みを持つ「スペシャリスト集団」であることが挙げられます。メンバー全員が他社で経験を積み、そのほとんどのメンバーが入社1年以内で、お互いがすべての能力を把握した関係性を構築できているとは言えません。
まだ、自分と異なる場所での経験を持つ人同士が、異なる視点でさまざまな議論を交わし、互いを理解し合っている段階です。そのため、今は「全員でつくる一体感」を大切にし、自由に意見を言い合う姿勢を求めることで、議論の中で一人ひとりが意思決定者として、チームのOKRに関わるように働きかけています。
また、個人のOKRも全員がいる前で設定することで、他の人の目標を見て刺激を受け、互いに成長し合える環境づくりを心がけています。私たちにとって、異なる意見は歓迎すべきものです。それぞれのスペシャリストが持つ良いものは「今日から取り入れよう」とチーム作りに即座に反映することを大切にしています。
エクサウィザーズ自体が新しい会社ですし、「こうあるべき」は一切ありません。バックグランドもスキルも異なる仲間だからこそ、さまざまな意見を出し合い、変化に臨機応変に対応していけることが私たちの強みです。
日々、社会課題解決の手応えを実感できる場所でデザイナーとして働く意義
私がエクサウィザーズに転職して約1年、日々実感しているのは「社会課題の解決のために行動を起こしている」手応えがあるということです。
転職前は、「社会課題解決」という大きなテーマについて、個人で太刀打ちできる領域だとは思ってもいませんでした。しかし、エクサウィザーズはメンバー全員が「社会を変えたい」「自分が変える」と本気で思っている集団で、仕事のすべてが社会課題解決に向かっています。
以前、介護ケア事業のAIアプリ「CareWiz ハナスト」(以下、ハナスト)制作時にはこんなエピソードがありました。
「ハナスト」は、介護記録、連絡、申し送りなど、介護スタッフの間接業務をAI x 音声入力でサポートする、現場の声から生まれた介護事業者向けのAIアプリです。
「どういう人のために、どういうシーンで、どんな機能をつけるべきか」メンバーはデザイナーの立場から課題をどう解決できるかを真摯に考え、プロダクト制作に関わっています。
メンバーとしてプロダクトのアイデア出しに参加することで、世の中の課題を理解し、解決策に向き合うことができます。また、直接プロダクトに関わっていないメンバーも、他の人の仕事や取り組みを見ることで、会社として常に社会課題解決のために行動を起こしているという実感を持つことができます。
後日談ですが、テスト段階の「ハナスト」の使用感を現場でインタビューした日のことです。このアプリは介護スタッフ向けに開発したものですが、「スタッフの業務負担が減ったことで心の余裕が生まれ、ケアの品質が高くなったし、私たち入居者と向き合う時間が増え、スタッフと入居者の笑顔が増えたことがなによりうれしい」と涙を流して感謝されたのは、ケアを受けている高齢者の方からでした。
インタビューに立ち会ったメンバー全員が「こういう仕事がしたかったんだ」と実感し、感極まったこともありました。
デザイナーの仕事を通して、人から涙を流すほど感謝されることは、人生の中でもなかなか得られない経験ではないでしょうか。
エクサウィザーズでは、実際にこういったシーンが日々生まれています。
関わる仕事すべてが「社会課題の解決」につながっていて、最前線でそれを解決し実現していく、という実感が持てる会社だと思います。
目指すのは「人と社会のより良いつながりを生み出す仕組み」をデザインすること
私たちデザイングループが目指すのは、デザインの力で自社プロダクトやクライアントとのプロジェクトの価値を高め、ミッションである「AIを用いた社会課題の解決」を促進することです。
そのために、「エクサウィザーズらしいデザイン」を広く社会へ発信できるよう、UIで特許をとるなどのデザイン知財の出願に向けた議論なども始めていますが、目標達成に向けた活動は始まったばかりです。これから議論を重ねるなかで、優しい仕組みをデザインし、人や社会がより生き生きとした世界を実現するためのチャレンジを、ますます加速していきます。
そして、その先に「人と社会のより良いつながりを生み出す仕組み」をデザインすることで、幸せを生み出したいと考えています。
ここで言う仕組みとは、社会的な構造、業界の中で当たり前と捉えられていることを変え、社会課題の解決のためにエンドユーザーの可能性を広げ、選択肢を増やすことです。デザインが直接の解決法を提示することはできなくても、その他の選択肢や間接的な解決方法を提示することや、ユーザーの学習コストを極限まで下げ、直観的に理解できるモノをデザインし、社会に届けていきます。
会社のビジョンとして決まっていることは「社会課題解決」のみ、あとは自由です。
自身の強みをいかに活用できるかは、入社後に積み上げていけばよいのです。社会課題の解決に対して強い想いがある人、自身の強みを社会課題解決のために役立てていきたい人、デザイナーの枠を飛び越えて挑戦し続けたい人は、ぜひエクサウィザーズにお越しください。