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集合知によって、既存プロダクトを100倍成長させるアイデアを生み出す「1→100 プロジェクト」の裏側 # CREDO CASE

エクサウィザーズにはメンバーの行動指針である五つの行動指針である「CREDO」が存在します。

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社内でも「CREDOケース」として、CREDOに沿った活動がシェアされています。

この連載は、CREDOに沿った活動の紹介を通じて、エクサウィザーズのカルチャーをお伝えするものです。

第一回目は、組織全体でワンチームとなり課題解決に挑む「MIssion-Driven Teamwork」の実践ケース、「1→100 プロジェクト」について紹介します。

このプロジェクトは、「既存プロダクトを今の100倍成長させるには?」という問いの元、部署混合でイノベーションの種を発見するものです。最終的には、会長の春田さん、社長の石山さんにプレゼンするアイデアも生まれました。

本プロジェクトの実施背景及び、当日の運営で意識していたことを企画者兼ファシリテーターであるプロダクト企画部インキュベーショングループの小俣剛貴さんに。

後半では今回対象になったプロダクト「HR君 Analytics(※)」のプロダクトマネージャー阿部一真さんに、プロジェクトに参加してどんな学びがあったのかを伺いました。

(※)HR君 Analyticsとは、あらゆる領域のデータ活用・分析・予測を支援するビジネス現場ユーザー向けのプロダクトです。

■プロフィール

小俣剛貴

慶應義塾大学商学部卒。新規プロダクトを生み出すインキュベーショングループのリーダーを勤めるプロダクトマネージャー。スタートアップの立ち上げやライフネット生命、Pivotal Labsを経て現職。一貫してテクノロジーで社会に対してポジティブな変化を生み出せる仕事を志向してキャリアを歩む。好きな言葉は”Difference connects us”
This is Lean(翔泳社)監訳。

阿部一真

早稲田大学で社会心理学を専攻。DeNAへのインターンシップを通じて自身が実現したい世界への思考を深め、新卒でNTTデータに入社。Salesforceビジネス推進部署でCRM/SFA/MAソリューションのセールス・コンサルティングに携わり、カスタマーサクセスチーム立ち上げ時にはコアメンバーとして参画。その後、2020年にカスタマーサクセスとしてエクサウィザーズに入社。0→1フェーズの各プロダクトにおけるカスタマーサクセスのあり方を模索しながら土台を作り、2021年からはAI分析・予測プロダクト「HR君 Analytics」のプロダクトマネージャーも務める。

リモート下におけるイノベーティブなアイデアを生み出すには?

——社内イノベーションを加速するための「1→100 プロジェクト」。私も全部のセッションに参加しましたが、どの回も次々にアイデアが出て、ただ見ているだけでも面白かったです。

小俣:そうですよね。思った以上にいろんなアイデアが出て、運営側としても良かったです。

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(プロダクト企画部インキュベーショングループ 小俣さん)

——そもそも「1→100 プロジェクト」とはどんなプロジェクトなのか改めて教えてください。

「1→100 プロジェクト」は「既存プロダクトを今の100倍成長させるには?」という問いの元、部署混合でイノベーションの種を見つけるために行ったプロジェクトです。

三つのチームに分かれ、二時間のワークショップを三日間にかけて行い、別途各チームのアイデアシェアと春田さん、石山さんへのプレゼンの日を設けました。

今回は、AI分析・予測プロダクト「HR君 Analytics」を対象のプロダクトとして選びました。

ワークショップでは、まずプロダクトの紹介を行い、個人ワークを経て、それぞれが出したアイデアを広げていく、という流れで進めました。

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(ワークショップではオンラインホワイトボードのmiroを活用)

——ありがとうございます。そもそも「1→100 プロジェクト」はなぜ立ち上がったのでしょうか?

小俣:リモート下でも、イノベーションが起きる機会を増やすためです。

コロナの影響でリモート推奨のワークスタイルになり、オフィスでの雑談が減ったことで、部署を超えてアイデアを発散し合う機会も減ってしまっていました。イノベーティブなアイデアって、発散的な会話から生まれることが多いじゃないですか。

だったら、そういう場を作ってしまおう、という背景から始まりました。

——「1→100 プロジェクト」という名前はどういった経緯で生まれたんでしょう。

小俣:そもそも「イノベーティブなアイデアを生み出す上でエクサウィザーズに足りていない活動はなんだろう?」と考えた時に、非連続的な成長につながるアイデアを思考する時間ではないか、という仮説が生まれました。こうしたアイデアは、重要度は高いですが、緊急度は低く、普段足元の業務について考える中では、なかなか発散する機会がありません。

そこで、一気に思考をジャンプさせるために「既存プロダクトを100倍成長させる」というコンセプトにしました。

プロダクトにフォーカスした理由としては二つあって、一つ目は、ちょうど伸び代が期待できるプロダクトがいくつか生まれつつあったこと。二つ目は、職種に関係なく組織全体でプロダクトをもっと自分ごと化したかったこと。

「良い意味での偏り」と「思いやりのある無責任」でアイデアの多様性を生む

——「1→100 プロジェクト」では三つのチームに分かれて2時間のセッションを行いました。チームによってそれぞれのバックグラウンドが活かされた面白いアイデアが出ていたのが印象的でした。様々なアウトプットが出るために、チーム分けではどんなことを意識されましたか?

小俣:良い意味で偏りのあるチーム構成を意識しました。それぞれチーム構成のバランスが同じだと、同じようなアウトプットが出てきてしまう可能性があります。

具体的にいうと、一つ目のチームは、BizDev経験があるメンバーでまとめて、一番ビジネス的に実現可能性が高そうなアウトプットを。二つ目のチームは、プロダクトオーナーとエンジニアリーダー、経理と全く職種が違うメンバーを集めて、普通なら想像つかないようなアウトプットを。三つ目のチームはデザインとエンジニアリング両方できるメンバーを混ぜて、その場でプロトタイプが生まれてしまうようなものを、それぞれ期待しました。

——プロジェクトの進行面ではどうでしょう。1→100のアイデアが出るためにどんな工夫をされましたか?

小俣:そうですね、一つは、自由に発言しても良いんだよ、という空気を作ること。ワークショップの冒頭で、共有したい価値観を伝えていたのですが、その中の一つに「思いやりのある無責任」というワードを入れていました。プロダクトに対しては自分ごと化して欲しい一方、一つひとつのアイデアに対しては、良い意味で無責任であって欲しかった。単純に他人事で考えた方がいいことってあるじゃないですか(笑)。

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(ワークショップの最初に掲げられたアジェンダ)

——確かに、この決まりのおかげで、実現可能性を一旦脇においた面白いアイデアが出ていました。

小俣:もう一つがアウトプットの形を限定しないこと。

特定のアウトプットの形に落とし込むために、時間を区切ったファシリテーションはできたけど、そういうことはあえてしないようにしていました。むしろ、ポッと出たアイデアがメンバー間で議論されて、雪だるまのように大きくなっていくことを目指していました。

——自由に議論が行われた結果、春田さんや石山さんにプレゼンできるアイデアも生まれましたよね。

小俣:そうですね。「必ずプレゼンするものを作りましょう!」という決まりでなかったことが、逆にそういうアイデアを生み出したのではないかと思います。

エクサウィザーズは、アイデアの宝庫だった

——プロジェクトを振り返ってみて、どうですか?

小俣:改めて、エクサウィザーズにはいろんな人がいるなと再認識しました。バックグラウンドとして多様な経験があるという意味でも、発想の仕方という意味でも。コラボレーションする機会がもっと増えたら、まだまだ色々なものが生まれるのでは、という期待も生まれました。

——当初の予定と比べ、良い意味で期待を裏切ったことはありますか?

小俣:プロジェクトに参加していないメンバーから「0→1」のアイデアならあるよという声が上がったことですね。自分が思っている以上に皆、自分のアイデアを形にする場を求めていたんだと知れたのは良かった。それを受けてプロジェクトの成果をシェアする際には、声を上げてくれたメンバーが発表する時間も作りました。

——次回の「1→100 プロジェクト」に向けてどんなアップデートを考えていますか?

小俣:まず、生まれたアイデアを実装するような推進体制を整えたいですね。今回発見だったのは、エクサウィザーズにはアイデアを実装できる出口がたくさんあること。例えば、お客さんとのプロジェクトの中で実現してもいいし、プロダクトの一機能として実装してもいい。もしくは、一つの事業として立ち上げることもできる。

面白いアイデアがたくさん生まれることは分かったので、次は出口までつなげたいです。

また、今回はビジネスアイデアよりだったので、ハッカソンのようなその場でプロトタイプを実装するような枠組みでの開催もしてみたいですね。

第三者の視点のおかげで、プロダクトの可能性がさらに広がった

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(「HR君 Analytics」プロダクトマネージャー 阿部さん)

——阿部さんは、このプロジェクトを持ちかけられた時、どう思いましたか?

阿部:普段自分が考えている範囲を超えたどんなアイデアが出るのか楽しみでした。自分が思い込んでしまっている見えない前提にも気づけたら、と思っていました。

——多様なアイデアが出ましたが、プロジェクトを通してどんな学びがありましたか?

阿部:そもそも「HR君 Analytics」が提供する価値ってなんなんだろうと改めて問い直せたことです。

「HR君 Analytics」の紹介を参加者の方にした際に、自分が当たり前だと思っていたことを揺るがすような質問をいただいて、ハッとすることが多々ありました。

普段議論するメンバーは「HR君 Analytics」のことを知りすぎているがあまり、無意識のバイアスにとらわれている部分もあったなと。

——印象に残っているアイデアはありますか?

いただいたアイデアはどれも面白かったですが、特に印象に残っているのは、今まで提供価値だと思っていなかったところが実は価値になりうるのでは、と提案を受けたこと。

「HR君 Analytics」は人の意思決定をサポートするプロダクトなのですが、そもそも人が意思決定するプロセス自体を解析することで、新しい価値が生めるのではというアイデアでした。フラットな目線で見たからこそ導きだされたアイデアだと思っています。

——「1→100 プロジェクト」を今後の戦略にどう活かしていきたいですか?

阿部:思った以上に「HR君 Analytics」は幅広い課題に貢献できる・価値提供できる可能性があると気づけたので、活用ユースケースの拡大に活かしていきたいですね。また、プロダクトの磨き込みはもちろんですが、例えば協業サービスのM&Aなど、ビジネス戦略も含めて、もっと広いスコープで考えていきたいと思います。

エクサウィザーズ では一緒に働く人を募集しています。興味のある方は是非ご応募ください!

(撮影の時のみマスクを外しています)

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