見出し画像

最高に難しく、最高に意義のある社会課題解決に挑む“CareWiz事業部”とは?

エクサウィザーズの2022年アドベントカレンダーの3日目の記事です。

はじめまして。CareWiz事業部にてAI歩行解析ツール「CareWiz トルト」の事業責任者をしている松下と申します。

最近、ダンベルプレスのしすぎで上腕二頭筋長頭腱炎といういわゆる腱鞘炎になってしまいました。早く治してまたダンベルを握りたいものです。

このnoteを書いた理由

今回このnoteを書いた理由としては、「私たち社会課題解決に全身全霊で挑んでるから知ってもらいたい!」の一心です(笑)

後述しますが、最高に難しく、最高に意義のある社会課題解決に挑んでいます。そんな私たちのことを知ってもらい、あわよくば一緒に挑んでくれる仲間が増えることを期待して、このnoteを書かせていただきました。

CareWiz事業部のご紹介

CareWiz事業部は超高齢化社会の課題解決を使命としており、現在は「人だからこそできること」に集中できる介護業界を目指して、介護事業所向けのAIプロダクトを開発・提供している部署となります。現在35名の仲間と共に、2つのプロダクトを提供させていただいています。

CareWiz トルト

スマホで撮影した動画から、AIが歩行状態を分析することで専門家でなくても高齢者の歩行状態を把握することを可能にしています。

現場では主に理学療法士が不足しており、適切なリハビリや歩行補助を安定的に行うことが難しい状態でした。CareWiz トルトを利用することで、誰でも簡単に歩行状態を把握することができ、人手不足の中でも高齢者に質の高いサポートを行うことができます。導入実績は500事業所を突破し、累計の動画投稿数も33,000を突破しました。(2022年10月末時点)

CareWiz ハナスト

今まで手での入力に時間がかかっていた施設利用者の介護記録や連絡などの業務を、AIを用いた音声入力にすることで、業務にかける時間の削減を可能にしています。

これまで、現場では介護業務が一段落したあとに記憶を頼りに食事や排泄などの記録をまとめて行なっていました。CareWiz ハナストを利用することで、食事の下膳をしながら、または手を洗いながら記録を行うことができます。導入実績は全国で100事業所を突破し、1週間での音声記録作成件数は100,000件を超えています。(2022年10月末時点)

介護を受ける方が「より幸せを感じる」介護業界へ

現在、我々を含む日本社会は一つのジレンマを抱えていると考えています。それは、「介護を受ける人により幸せになってほしいけれども、少子高齢化が進んだことで財源も人も足りていない」というものです。

ご家族はもちろん、介護業界に携わる方々も介護を受ける人により幸せになってほしいと思い、日々活動しています。しかしながら、今以上に丁寧な介護を行おうとすると、財源も人も足りない状態です。だからといって介護の質を落とすわけにもいかないので、そうした歪みが、介護業界の長時間労働や低賃金と言われる問題につながってしまっています。

そこで私たちは、このジレンマを乗り越えるために「間接業務にかける時間を減らすことで、介護を受ける方がより幸せを感じる持続可能な介護業界へ」を目標に活動しています。

ここでいう「間接業務」とは、介護における記録、情報連携の手間、運動機能の計測などAIで代替でき、高齢者との関わりが薄い部分のことを指します。こういった間接業務にかける時間を減らすことで、今後の少子高齢化社会の中でも、持続可能でより幸せを感じられる介護業界を実現することができると考えています。

CareWiz トルト、CareWiz ハナストでどう実現するか

■CareWizトルトの場合

CareWiz トルトで歩き方を点数化したもののイメージ

CareWiz トルトは、身体機能の評価を簡単に分かりやすく、そしてその内容を関係者に共有できることを目指したプロダクトです。評価・共有に関する手間を削減し、質を向上させることにより、より良いリハビリや介助が実現されることで、介護を受ける方がより幸せを感じてほしいという思いを込めて開発しています。ここで3つの特徴をご紹介します。

1.誰でも簡単にスマホ1つで歩行状態がわかる
スマホ1つで歩行状態が分かるため、歩行状態を測るための機器の準備や、複数種類の計測をせずにすみます。実際に1人当たり10分かかっていた計測を3分に縮めることができたお客様がいらっしゃいます。1日で25名ほど計測する事業所も多いため、CareWiz トルトを使ったことで2時間近く作業にかける時間を削減できたことになります。

2.骨格推定された動画とレポートがわかりやすい
利用者に歩行状態を適切にお伝えするのは至難の業です。CareWiz トルトでは骨格推定された動画を複数比較しながら見ることができます。そうすると利用者から「私、こんなにも曲がってるのね!」と驚きの声が上がることも少なくありません。
また、レポートは「速度、ふらつき、リズム、左右差」の4項目20点満点でわかりやすいものになっています。これにより現場の方も利用者も納得してリハビリに取り組むことができます。

3.動画やレポートを簡単に関係各所に共有することができる
介護施設では「多職種連携」というのですが、非常に関係者が多く、その連携コストが高い状態にあります。現場では、FAXを使って高齢者の状態を文章で共有する機械も多くあるのです。
高齢者の状態をFAX用にまとめ直し、送付するのも時間がかかりますし、そもそも文字だけでは適切に状態が伝わりません。トルトでは撮影した動画、レポートをボタン一つでメール送付することができるため、高齢者の状態を簡単に、そしてわかりやすく連携することができます。

■CareWiz ハナストの場合

CareWiz ハナストの利用方法イメージ

CareWiz ハナストは、介護の基本である「話すこと」に着目したプロダクトです。介護スタッフが利用者と向き合う時間をさらに増やすことで、介護を受ける方がより幸せを感じることのできるケアを実現したいという想いを込めて開発しています。特徴をご紹介します。

1.音声記録を可能にすることで記録業務の時間を短縮できる
介護事業者は、ご利用者に介護サービスを提供した内容を記録にし請求することで初めて介護報酬を得ます。そのため記録は重要で、これまでは介助業務の隙間時間や退勤前に記録用PCまで移動して介護記録ソフトに記録していました。
CareWiz ハナストは、例えば「ヘイウィズ! 記録 山田様 食事 全量」と発話するだけで食事の介護記録を作成することができます。介助をしたその場ですぐに、例えば下膳しながら発話をすることで介護記録を作成できます。これまでのように、介護記録作成のための時間を設ける必要はなく、“ながら作業”で記録することで記録などの業務にかける時間を大幅に削減できます。

2.スタッフ間の連絡を行えるインカム機能で連絡業務の時間を短縮できる
介護業務には、1人で行えない移乗介助を行う時や、入浴介助中に見つけたご利用者の怪我について看護師の方に判断を仰ぎたい時など、他のスタッフとやりとりをする場面があります。
CareWiz ハナストは、例えば「ヘイウィズ!  連絡 誰か201に来てください」と発話するだけで、他のスタッフに音声で連絡をとることが出来ます。これまでは、人を探しに移動していた時間を削減できますし、スムーズにスタッフ間の連携が行えます。


CareWizシリーズだから実現できる理由

次になぜ私たちがCareWizシリーズが理想を実現できると考えているかをご紹介します。

業界理解力 × 高いビジネス力 × 高い開発力 

私たちはこの3つを兼ね備え掛け合わせができる、数少ないプロダクトだと自負しています。

■業界理解力
部内に元厚労省、社会福祉士、理学療法士、作業療法士、介護士、介護施設長、福祉用具営業など、複雑な介護業界の事情を熟知した人材が揃っています。これにより、プロダクト開発や営業戦略を決める際の意思決定が業界にフィットしたものにできています。

■高いビジネス力
部内に外資系コンサルタント、外資系IT企業、SaaS、大手人材系などなどビジネスに取り組んできた人間が揃っています。これによりデータドリブンな事業運営、高度なアライアンス・エンタープライズ営業が実現しています。

■高い開発力
エクサウィザーズということで、AIの開発力はもちろんのことソフトウェアの開発にも優れた人材が揃っています。特にAIについては、自前で新しいAIを作ることができるため、今後もAIを用いた周辺の新規プロダクトを開発していきます。

これらの力が合わさることで、以下のようなことが可能になります。

■業界理解力 × 高いビジネス力
介護現場で働いた経験があるからこそ気づくことができた課題を、市場全体と照らし合わせてビジネス判断します。

■業界理解力 × 高い開発力
介護業界特有のオペレーションや、言い回しを素早くプロダクトに落とし込むことができる。また、逆にプロダクトの意図を現場の方に納得いただける形で、ご案内することができる。

■高いビジネス力 × 高い開発力
市場動向、顧客ニーズを反映した素早いプロダクト開発。また、プロダクト開発しやすい形での要件定義をビジネス側が行う。

こうした掛け合わせができるプロダクトだからこそ、私たちの理想が実現へと近づくことを確信しています。

最後に

最後までお読みいただき本当にありがとうございます。今も高いレベルで各分野の専門家がかけ合わさりながら事業をしていますが、理想を実現するためにはまだまだ速度も大きさも十分ではありません。より理想の実現を早めるために、より社会に対する影響度を高めるために、自身の専門性を活かしたいと思ってくださる方、ぜひ一度お話ししましょう!

最高に難しく、最高に意義のある社会課題解決に挑戦できることをお約束します!

募集中ポジション
マーケター(マネージャー候補)
フィールドセールス
CSポジション
インサイドセールス

まずはカジュアル面談を申し込みたいという方はこちらから。

4日目はCareWiz事業部の亀山悟さんです!







みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!