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【冬期インターン体験記】予想外のアイディアをくれるメンターとのセッションが毎日楽しみでした

自己紹介

エクサウィザーズの冬期インターンシップに参加させていただきました、東京大学修士1年の大島です。現在は技術経営戦略学専攻という研究科で、ECのデータ解析や物流領域での機械学習や最適化に関わる研究に取り組んでいます。学部生の時には、大企業のDX支援を行うAIスタートアップで1年ほどインターンをしていました。機械学習・深層学習といった技術そのものよりも、その技術を使って如何に社会の課題やビジネス上の課題を解くかというところに関心があります。

インターン参加のきっかけと決め手

登録していた就活サイトを通して、コンサルティングファーム出身の執行役員の方のお話を伺える機会があるというメッセージをいただいたのが、エクサウィザーズを知った最初のきっかけでした。コンサル業界を中心に就活をしていたため、ポストコンサルのお仕事の話について伺えるかなと思いイベント参加を決めました。執行役員の石野さんのお話を伺う中でその素敵な人柄に惹かれ、エクサウィザーズという会社への興味も湧いていき、インターン参加を検討するようになりました。最終的には特に以下の2点からインターン参加を決めました。

  1. コンサルティングファームのインターンなどと異なり、実際のプロダクト・サービスについて考える良い機会となること。将来的に起業するなり、事業を創っていく側に回る可能性がある中で、事業立案の面白みと苦しみを味わっておくことは将来の自分の意思決定への大きな糧になるなと思いました。

  2. 新卒採用に力を入れており、インターンのプログラム内でのフィードバックの環境やレクチャーが充実していること。実際、役員の方々が各チームにメンターとしてついたり、多くのレクチャーやセッションがあったりしていて、非常に充実した4日間でした。

インターンで取り組んだこと

AIを利用した社会課題解決のための事業の立案が、インターンのお題でした。初めは4日間のインターンはかなり長いと感じていましたが、実際取り組んでみるとあっという間でした。私たちのチームでは初日は様々な社会課題を洗い出した上で、フードロスの解決をテーマとすることに決めました。

2日目、3日目はフードロスの起こる原因について考えつつ、AIを使った打ち手についても考えていきました。ここで難しかったのは、私たちのすぐ思いつくようなアイディアについては既存のサービスやプロダクトが存在しているというところでした。様々なアイディアを行ったり来たりしつつ、最終的には実現への課題は多いものの新規性が高く広がりのあるアイディアを選択して、中身を詰めていきました。3日目の夕方にアイディアを一つに絞った後、急いで発表資料の形にまとめ、最終日の午後に最終発表会がありました。

私たちのグループの取り組みで他のグループと大きく違ったのは、1.ハードウェアの絡むプロダクトだったため3日目の夜にプロトタイピングを行ったこと、2.技術的な実現可能性を検証するため画像認識技術についての論文調査を行ったことです。どちらも初歩的な第一歩でそれを基にしたさらなる深堀りの余地はありましたが、実際に事業を創っていく上で重要なプロセスであり最後の発表会でも評価されていました。

インターン中は毎日フィードバックを貰って議論する機会があり、これがとても良かったです。特にメンターの羽間さんからは、考えもしなかったアイディアや視点を多くもらい、毎回のフィードバックセッションが楽しみでした。

ワークの合間には、プロダクトデザイン・エンジニアリング・AIなどの各領域についてのレクチャーがあり、学びが多かったです。教科書的に知識をつけるというよりも、実際の事業に活かせる考え方やマインドセットが多く実践的でした。また、これらのレクチャーによって各領域についてメンバー間での前提知識をある程度揃えることができ、チームでの検討がやりやすくなりました。

なかなか前に進めずに苦しい時間もありましたが、脳味噌を絞りながらじっくりプロダクトについて考えられた良い4日間だったと思います。

気づきや学び

インターンを通じて得たことは多くありますが、その中で2点取り上げてお話します。

1つ目は、社会課題を解くことと事業として成立させることを両立させる難しさです。インターンの課題においては取り組む社会課題とその解決を起点に考え始めましたが、どのように採算の取れる持続的な事業にしていくかに大いに頭を悩ませました。エクサウィザーズは「AIを用いた社会課題解決を通じて幸せな社会を実現する」というミッションを掲げていますが、これは簡単なものではないと思います。ですが、難しいからこそ取り組む価値があり、やりがいもあるのだということもまたインターンを通して感じました。

2つ目は、マクロで抽象度の高い戦略の世界と具体的なプロダクトの世界の両方を考えていくことの難しさと面白さです。事業を考えていくにあたっては、大きな戦略や世界がこうあるべきであるというビジョンを描く一方で、プロダクトをどのように作っていくのか、高い顧客解像度を持って中身を詰めていく必要があります。この幅の広さが難しさであり、面白さでもあると感じました。

エクサウィザーズのインターンは、とにかく充実していてあっという間の4日間でした。文系/理系、AIへの知識のある/なしに関わらず、たくさん得るものがあるはずです。迷っている皆さんはぜひ参加してみることをおすすめします!


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