コンサルから事業会社の人事へ -エクサウィザーズで気づいた意思決定まで担う人事の面白さとは-
「キャリアプランでは常にこの先の可能性がより広がる選択を心がけてきた」
「『個人のポテンシャルを最大化』できる存在になるために、企画だけでなく実行まで自分で手掛けたい」
「エクサウィザーズ」で活躍する”ウィザードたち”を紹介するストーリー。
今回話を聞いたのは、人事統括部の奥野さんと主にビジネス職の中途採用を担当する松永さん。大手コンサル法人で人事コンサルとしてキャリアを歩み始めた二人は、何を求めてエクサウィザーズに入社したのか。転職理由やコンサルと事業会社の仕事の違い、その魅力について聞いた。
人事コンサルから事業会社への転職はリスクよりもメリットが大きい
ともに人事コンサルとしての経歴を持つ二人。まずはエクサウィザーズの人事に転職したきっかけと、現在の仕事内容を話してもらった。
奥野「私が人事コンサルの仕事を8年間経験して感じたのは、この仕事にはいつでも戻って来れる、ということ。転職して事業会社で違う世界を経験し、キャリアアップして戻ってきた先輩方を見ていると、転職はリスクよりもメリットの方が大きいと感じたのがきっかけでした」
大手事業会社の人事も経験し、「キャリアプランでは常にこの先の可能性がより広がる選択を心がけてきた」と話す奥野さん。コンサル、大手事業会社の次にスタートアップを選んだ理由についてこう語る。
奥野「出来るだけ早いフェーズから参加して、自分が思い描く組織を作ってみたいという気持ちが強かったからです。また、人数がそれほど多くなく、一人ひとりと向き合える規模で人事の仕事をするというのは、それだけで非常に楽しいものです。
現在は人事統括部長として、主に人事制度作りなどを推進しています。会社のフェーズがどんどん変わっていく中で、組織の在り方や評価制度など人事として何が必要かを考えて対応することにやりがいを感じています。特に、昨年の上場を経て、会社がさらなる成長を描くための体制作りは新しいチャレンジですね」
一方、若手で人事コンサルからキャリアチェンジし、エクサウィザーズに入社した松永さんはこう語る。
松永「私は『個人のポテンシャルを最大化』できる存在になるには何をすべきかを、常に考えています。前職では、人事コンサルとしてマクロな視点で顧客の複雑な課題解決に携われることに対する醍醐味を感じる一方、最終的な判断や実行の推進はクライアントに委ねざるを得ない構造に歯がゆさを感じることもありました。一つの組織で当事者として深く課題や価値と向き合い実行する方が、自分にとってやりがいが大きいかもしれないと考えるようになり、転職を意識するようになりました。
中でもエクサウィザーズを選んだのは、これから組織を大きく変革していくフェーズであり、組織や共に働くメンバーの価値観に共感し、わくわく感を抱いたから。この組織の人事として会社の成長に貢献したいと感じたからです。
現在は、主にBizDev(AIコンサルタント)職の中途採用を担当しています。入社して意外だったのは、前職のような課題特定からソリューション検討、プラン二ングといった上流の仕事も想像以上に任せてもらえることですね。しかも、自分で意思決定もできる。人事コンサルの経験を活かしながら、採用の効果検証まで含めた実行を自分で推進できることにやりがいを感じています。会社の成長に人事として貢献するために、経営の右腕として『数字をつくれる人事』を目指していきたいですね」
事業会社の人事に求められる3つのこと
人事コンサルと事業会社の人事の両方を経験した二人に「仕事の違い」を伺ったところ、共通する3つの点が挙げられた。
1.全体を俯瞰で見て、自身で意思決定すること
奥野「人事コンサルの仕事は、クライアントがプロの手を借りたい一部分を切り出して発注を受けますが、事業会社ではいつまでに何をやるか全体を俯瞰で見て、自身でデザインします」
松永「人事コンサルは顧客に助言する立場ですが、今は自分で意思決定しなければなりません。事業会社の人事、特にスタートアップである当社の今のフェーズでは、全員が意思決定者です。『どんな施策を行い、どこに人を配分するか』に最後までコミットできることに最初は戸惑いましたが、責任とやりがいを感じています」
さらに、意思決定の場面で役立つのが事業会社でこそ得られるリアリティだと語る。
奥野「事業会社では社内のあらゆる情報にアクセスでき、課題に対してよりリアルな解決策を考えることができるようになりました。例えば「●●さんだったらこう言いそう」なんてリアルに想像したりして」
松永「例えば『人材像の定義』をする際、自分が実際に採用担当者となることで、求める人材像に合った方に応募いただくためにどこまで解像度をあげるべきなのか、とよりリアルに考えるようになりました」
2.中長期的視点で仕事を捉えること
松永「人事コンサルの仕事は基本プロジェクトワークのため、目の前の課題解決を中心に3か月〜1年程度の期間とゴールが設定されています。一方で事業会社が見ているのは2年後、5年後、10年後です。例えるなら、短距離走から長距離走になった感じですね。特に当社は上場を機にますます成長していくフェーズです。中長期的な目標に向かって今やるべきことを考える視点が身についたと感じます」
奥野「人事の仕事は定量的な答えが出ないことも多くあります。しかし、人事としてメンバーや組織の変化を中長期的に見届け、その結果を検証できるメリットは大きいですね」
3.多様なメンバーからなるチームをまとめること
松永「最後に、これはエクサウィザーズならではかもしれませんが、当社にはさまざまな職種・働き方の人がいます。それぞれ異なる立場の人とコミュニケーションをとる機会も多いため、社内でも相手の目線に立って物事をとことん考える場面が多いように感じます。
コンサルファームではコンサル職同士のため、仕事の価値観、アウトプットやコミットに対する共通認識を持っていました。しかし現在は、大きく職種で分けてもコンサルタント、エンジニア、デザイナー、コーポレートスタッフがいます。また人事部の中だけでも雇用形態では、正社員、業務委託、パート、職種では、リクルーター、バックオフィス、採用広報など様々な人と関わります。今、私が乗り越えないといけない壁でもありますが、多様な人々とお互いをスムーズに理解し合えるコミュニケーション力は欠かせません」
奥野「加えて事業領域が広い当社での『チームづくり』は面白いです。1つのプロダクトを全員で分担する事業会社もありますが、当社ではAIプラットフォームからAIプロダクトまで多岐にわたる事業を展開しています。そのため担当する事業領域やプロダクトも人によって違います。価値観やバックグラウンドが異なるメンバーとのコミュニケーションにエネルギーを注ぎ、多様な人々をまとめるチームづくりは大変ですが面白さを感じますね」
事業の数字がダイレクトに動く「採用」は人事の中でも最重要テーマ
人事の中でも「採用」に関わる松永さん。一般的に大きな組織に比べて小さな組織の方が相対的に一人が持つ価値は高いと言われるが、採用担当としてそこに魅力はあるのか。
松永「当社の採用の仕事は、候補者の採用戦略を練る、面接体験をデザインする、面接官と協議する、バックオフィスと連携する、エージェントと交渉する、と多岐にわたります。例えるなら総合格闘技みたいなところがこの仕事の面白さだと思います。
しかも大量採用ではなく、この職の一人を採用するために戦略を立てそこに全力をかけられる。この規模だからできる経験として貴重ですね」
最後に、成長段階にあるエクサウィザーズの人事をどんな方と一緒に盛り上げていきたいか、そして転職を検討中の方へ伝えたいことを聞いた。
松永「コンサルからのキャリアチェンジに迷っていたら、一度外に出てチャレンジしてもいいかもしれません。事業会社の人事を経験して人事コンサルに戻ることもできますし、経験して初めて、自分に向いている仕事と出会う可能性も十分にあり得ます。
人事コンサルから事業会社、特にスタートアップの人事・採用という希少性の高いキャリアパスを選ぶわくわく感もあると思います」
奥野「特に当社のようなスタートアップにとって、人事は経営上の最重要課題であり、人事の中でも『採用』は肝です。採用によって事業の数字がダイレクトに動きますからね。
人事コンサルの経歴をお持ちの方は、この先のキャリアを絞るか、広げるか、考えてみても良いのではないでしょうか。企画職だけでなく、事業会社の人事として面接まで自身で手がける『採用』にチャレンジすることで、実行まで担える人材として今後のキャリアの可能性が広がり、必ず得るものがあります。
特に、当社はコンサルファーム出身者も多く、エンジニアもBizDevもロジカルに考える人が多いので、コンサルのキャリアを活かして成果を出しやすい環境だと思います」
「『あなた』に輝いてほしい、『あなた』にエクサウィザーズの成長を託したい」と思える一人を採用するために戦略を練り、全力をかけるエクサウィザーズの採用。コンサルからのキャリアパスを考える方にとって、新たなチャレンジの場になるのではないだろうか。
(撮影時のみマスクを外しています)
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