目まぐるしく変化する、生成AIプロダクトの舞台裏
このアドベントカレンダー(概念)は、株式会社エクサウィザーズの子会社であり、生成AIサービスの開発や販売に特化した株式会社Exa Enterprise AIについて、各メンバーがリレー形式でそれぞれのミッションや想いについて執筆をするものです。
今回、新規事業・exaBase 生成AIが、サービスリリース開始1年でARRが約9億円規模に到達し日本屈指のスピードで成長するSaaSとなったこと、そしてデロイト トーマツ ミック経済研究所の「法人向け生成AI導入ソリューションサービス市場動向 2024年度版」に関して2023年度のマーケットシェア1位を獲得したという、2つの素晴らしい成果も祝して、各メンバーが記事をお届けします。プロダクトやメンバーの魅力をより多くの方に知って頂けましたら幸いです。
前回は、AI戦略グループ MLエンジニアの藤田さんの新規事業の開発秘話に関する記事でした。今回は、exaBase生成AI事業開発部 プロダクト開発グループ PdM(プロダクトマネジャー)の大平が担当し、生成AIプロダクトの舞台裏について執筆します。
AI最前線、エクサウィザーズとの出会い
私は大学卒業後、アプリコンテンツ事業会社に入社。学校の部活動向けサービスの新規営業、ヘルスケアサービスのリニューアルプロジェクトで開発ディレクションを実施しアプリを3つリリース、女性の健康管理サービスの新規事業における事業管理/プロダクト企画に携わり、2024年6月にエクサウィザーズに入社しました。
転職活動時は、成長している市場か、選考でお会いする人を尊敬できるかを重要視しており、生成AIにこだわっていたわけではありませんでした。
しかし、生成AIは世の中に新星の如く現れた技術で、この技術を活用することで、今まで想像もつかなかったことが実現できると知り、選考を進める中でどんどん興味を持っていきました。
そして、勢いよく成長している市場におけるプロダクト作りを経験したいと考えた時に、生成AIの分野でSaaSサービスを急成長させているエクサウィザーズがまさにぴったりの環境だと思えました。
ただ生成AI技術を取り入れたプロダクトではなく、長いAIの歴史がある点も、魅力に感じました。また、面接でお会いした人々が皆優秀な方々で、一緒に働きたいと思ったのも理由です。
生成AIの最前線へ。エクサウィザーズでの新たな挑戦
現在は、プロダクト開発グループで exaBase 生成AI のプロダクトマネジャーをやっています。3ヶ月前に入社して、ようやく慣れてきました。
顧客へのインタビューはもちろん、CSをはじめとした社内のビジネスメンバーからの様々なインプットを踏まえつつ、exaBase 生成AIでどんな価値を提供していくべきか検討して、開発チームと協力して実際に機能として作っています。
入社して驚いたのは、週に2回というリリース頻度の高さです。前職では月に1回とかそのくらいの頻度だったのでその差に圧倒されました。
このスピード感はなんだ…?と考えた時に、ストーリーポイント(開発タスクの規模感を測る手段)を見積もる、ということをやっていないのが要因の一つに思えました。
前職ではアジャイル開発の本によく書かれてる通りに、チケットを作成したら開発者がストーリーポイントを見積り、スプリントごとにベロシティを計測して…という流れを踏襲してそこに疑問を誰も抱いたりしていませんでした。
エクサウィザーズに転職してきて、え?ストーリーポイントを見積もらないんですか?と驚いたものの、案外これで上手く機能するし、むしろ見積もるための余計な時間がかからず実開発に集中できて、結果このスピーディな開発が実現できているのかなと思います。
顧客の声が導く真のプロダクト進化。多様な才能が交差するイノベーションの現場
エクサウィザーズの仕事では、特に顧客へのインタビューが印象に残っています。
入社してすぐだったのもあり、顧客に関するインプットが圧倒的に足りないと痛感して、PdM、デザイナー、CSで顧客インタビューを実施しました。プロダクトとにらめっこしているだけでは、何を改善すべきか、根拠をもって判断できません。顧客の生の声、その顧客に近いBiz、あとはデータ、様々な情報を集めてようやくわかってきます。
テンションが上がったことで言えば、日々優秀な人々から刺激を受けられて、毎日テンションが上がっています。生成AIサービスを売っていることもあり、社内メンバーはみんな日々の業務で生成AIを使っているんですが、こんな使い方をやってみた、こんなテンプレート作ってみた、とSlack上では様々な共有がなされています。
また、PdMの諸先輩方は本当に素晴らしいです。めちゃめちゃクリエイティブな方、非常に合理的ですごい判断力をお持ちの方、目指すべき存在がたくさんいます…!
例えば、プロダクトチームの雑談でチュートリアル導入について話していた時、任天堂のマリオの話題になりました。マリオは右側を向いている、つまり右側に進むということが感覚的にわかる仕様になっていて、こんなにシンプルでわかりやすいUIは素晴らしい!と。PdMとして常に様々なコンテンツを見ているからこそ、世の中の面白いこと便利なことに着目できるんだな、とハッとさせられました。
今後は、exaBase 生成AIという汎用的なサービスを土台に、どんどん企業での働き方を変えるたくさんの姉妹サービスを作って、それぞれが相乗効果を生み出すように設計して、一大帝国のようなものを築き上げていきたいですね!
変化の激しい生成AIの分野で仕事をしてみたい人には、エクサウィザーズはぴったりの職場だと思います!一緒に働けることを楽しみにしています!
次回は、プロダクト開発グループでソフトウェアエンジニアをされている小檜山さんの「機械学習エンジニアからソフトウェアエンジニアへ」に関する記事です。お楽しみに!
エクサウィザーズでは幸せな社会の実現に向けて、AIを用いた社会課題解決を一緒に推進するメンバーを積極募集しています!
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