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【通期インターン体験記】コンサルスキルとAI知見を学べる実務の"副産物"は期待以上のものでした

はじめに

はじめまして!2021年4月から約1年間、エクサウィザーズのEdge AI部 AI Cameraグループでインターンをさせていただいた石嶋です。この記事では、エクサウィザーズでのインターン内容やワークスタイル、それらを通してどのような学びがあったのかについてお伝えします。

自己紹介

慶應義塾大学総合政策学部にて「韓国における芸能事務所の海外進出戦略」について研究しており、2022年3月に卒業します。同年4月からは日系のコンサルティングファームで勤務予定です。内定から就職まで1年以上の期間があったので、入社時にコンサルタントとして即戦力になれる力をつけたいと思い、エクサウィザーズでインターンを始めさせていただきました。具体的な目的として、以下の3つが挙げられます。

1) コンサルタントとして必要な資料作成・リサーチスキルを身につける
2) AIなどデジタル領域に関する最新の知見を学習する
3) ビジネス現場においてコミュニケーションを円滑に図れるようにする

業務内容

2021年4月から2022年3月にかけて、年間約10件のプロジェクトを幅広く経験させていただきました。今回はその中でもとりわけ印象深かった2つのプロジェクトを軸に、業務内容についてお伝えします。

①生活用品メーカー向け画像解析プロジェクト

クライアントサイドでは、中期ビジョンのもと新たな顧客体験価値の創造に取り組んでいました。本プロジェクトはこうした取り組みの一環として、AIカメラを用いてオフィスにおける手指消毒の利用状況を可視化することに取り組みました。利用状況が可視化されることによって、公衆衛生に対する意識向上・行動変容にどのような影響が見られるか検証することを目的とするものでした。具体的には、オフィスの入口で消毒を促すメッセージを表示・非表示にした場合の消毒人数をAIカメラにより撮影・解析し、さらに定量的な分析を通じて、行動喚起メッセージの効果を検証しました。

こちらのプロジェクトで任された仕事は、AIカメラから得られたデータをビジュアライズし、インサイトを抽出したうえで、最終的にはクライアントに提出する資料に落とし込むというものでした。プロジェクトリーダーから、”どの数字をどのようにグラフ化する”といった指示があり、それに従って資料を作成しました。

細部にわたり顧客目線での魅せ方にこだわるというプロフェッショナルな思考プロセスを、間近で見ることができました。さらにこのプロセスを通じて、エクセルやパワーポイントでより相手に伝わる資料をゼロから作成する能力を向上させることができました。また、誤字脱字や数字のダブルチェック、フォントや体裁の統一など、小さな積み上げが顧客の信頼につながるというビジネスマインドも学ぶことができました。

②教育業界向けDXロードマップ策定支援プロジェクト

クライアント企業では、プロジェクト以前からDXに対する意識を向上させることを目的とした社内の勉強会が実施されており、その成果もあって数百規模のDX施策リストを作成していました。多くのアイデアが現場からあがっていましたが、その中でDXを推進するために優先順位を付けて、実現可能性を検討する必要がありました。

まずプロジェクトリーダーが私に対して期待したことは、一定の基準で施策リストを整理して、現状を可視化することでした。各項目の割合や実施状況を可視化したところ、攻めと守りのDXの中で、守りのDXに偏りがあるということが分かりました。そこで、教育業界のAI・デジタルに関する国内外の施策を追加調査し、攻めのDXの最新事例リストを作成しました。これによって、どのように実行施策を抽出してDXを推進していくか、クライアントとも建設的な議論ができたと聞いています。

当該プロジェクトでも、基本的なビジネススキルの向上はもちろんのこと、さまざまな情報からクライアントが何を必要としているかを理解し、必要なものとそうでないものの取捨選択が大事だと学びました。特に、リーダーとメンバーから鋭い切り口でアドバイスいただいたことは、リサーチの設計部分に関する学びにつながりました。私自身の初期の切り口と比較して、どのような視点をどう持つかでアウトプットが180°変わってくるという学びがありました。

ワークスタイル

最初の1か月は徹底した感染対策のもと、オフィスで社員の方々とコミュニケーションをとりながら仕事の進め方を学びました。2か月目以降はリモート勤務がメインでしたが、初めの1か月のコミュニケーションのおかげでリモートでの立ち上がりもスムーズだったと思います。勤務日には必ず朝のミーティングで、当日の業務内容などについて共有していただきました。それ以外にも適宜、チャットや通話などで細やかにコミュニケーションをとっていただいたおかげで、円滑に仕事をすることができました。4月から働くことを踏まえ、リモートと対面を併用した新しいワークスタイルを事前に体験できたことは非常に勉強になりました。

またコロナが少し落ち着いているときは、出社して少人数でのランチに参加し、少しプライベートなお話もしました。エクサウィザーズの社員さんは、パーソナリティの面でも非常に魅力的でした。私が深く関わった社員さんだけでも、海外大学、外資系コンサルティングファーム、大手メーカー、大手保険会社などさまざまなバックグランドをお持ちで、ユニークな方々でした。

学び

目的は3つとも無事達成することができたように感じています。エクサウィザーズのインターン経験が功を奏し、現在は個人でも資料デザインやリサーチのお仕事をもらうことができるまで成長することができました。

1) コンサルタントとして必要な資料作成・リサーチスキルを身につける
試行錯誤を経て、自分が作成した資料を実際にクライアントに届けることができました。リサーチについても、ただ事例を集めるのではなく、その背景を理解して抽出事項を設定するという設計部分まで勉強することができました。

2) AIなどデジタル領域に関する最新の知見を学習する
日頃から社内の提案書や資料に目を通しているため、自然とデジタルの最新知見が身につきました。また単なる知識だけでなくAIとビジネスの関係性についても、プロジェクトを通して深く学ぶことができました。

3) ビジネス現場においてコミュニケーションを円滑に図れるようにする
日頃から社内で細やかにコミュニケーションをとっていただいたほか、社外の取引先とのメールや通話などもあったおかげで、ビジネスコミュニケーションに慣れることができました。

おわりに

エクサウィザーズでのインターンの目的は、社員さんたちの協力のおかげで無事達成することができました。さらに、実務に付随した”副産物”的な学びは期待以上のものでした。特に、豊富なバックグラウンドを持ったエクサウィザーズの社員さんたちは、高いビジネススキルとチャレンジ精神を持ち合わせており、こうした方々が実際に働いている姿を直に見れたことは貴重な体験となりました。またインターンであっても、セキュリティ関連や人事などのサポートも十分に受けることができます。私は、2022年4月より社会人として働くことになりますが、エクサウィザーズで学んだことを活用し、DX関連のPJに従事したいと思っています。内定から就職まで期間が空いている方は、新卒で即戦力になれるようエクサウィザーズのインターンで鍛えてみてはいかがでしょうか!

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