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今がその時⁉️ チャレンジしがいのあるエネルギー産業の変革にAIで挑む

エクサウィザーズの2022年アドベントカレンダーの19日目の記事です。

はじめまして、エネルギーチーム(AIプラットフォーム事業部エネルギーグループ)の山岡義史です。高校生の頃からエネルギーの諸課題に関心があり、大学では核融合や超伝導を勉強していました。社会人になってからは、SIer→コンサルティングファーム→エクサウィザーズというキャリアを歩みながら、一貫してエネルギー業界に携わっております。今回はエクサウィザーズのエネルギー領域での取り組みをご紹介できればと思います。

私自身は日頃から電力・ガス会社の方と一緒にお仕事させていただいているので、この業界にとても親しみを感じているのですが、皆さまはエネルギー業界について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?(日常生活の中で電気やガスを利用しているものの、業界や業務についてはイメージが湧かない方もいらっしゃるかもしれませんね)

実は、このセクターは身近なサービスを提供しながらも、エネルギー安全保障や脱炭素化といった大きな社会課題に取り組むチャレンジングな側面も持っています。今回はそのあたりの魅力も、エクサウィザーズならではの視点でお話できればと思います。

エネルギー会社を取り巻く環境

エネルギー会社の戦略には国の政策が大きく影響しています。これが業界の変化を緩慢にしているという意見もありますが、逆に、電力・ガスの自由化による競争環境変化やCO2削減に向けたエネルギーミックス最適化など、ひとたび政策の方向性が決まると、大きな変化・チャレンジを楽しめる業界だと思います。そしてまさに今がその時期なのです。どうです?やりがいがありそうな感じがしてきませんか?

例えば電力業界では、かつては発電・送配電・販売を1社が担ってきましたが、電力自由化により構造が大きく変化し、現在は機能特化型のプレイヤーも多く現れています。販売事業ではシェア獲得競争、発電事業では石炭火力廃止・再エネ・原発再稼働への追加コストが発生し、大手事業者にとってみると収益性悪化のリスクも懸念されます。

このため、エネルギー会社は短期では収益構造を改善し、中長期への投資原資を創出する必要があります。また、販売事業におけるサービスメニューの開発・顧客体験の提供、発電事業における発電効率の改善、また、送配電事業における保守点検等オペレーション効率向上のほか、再エネ比率を高め、分散電源を組込んだ制御へと高度化するなど、様々な取り組みが始まっています。

エクサウィザーズでの取り組み

エクサウィザーズでは、政策トレンドの変化の中での持続的な成長のための技術活用を目指しています。また社会課題解決を標榜する企業として、現在は下記の4つの取り組みに力を入れています。

①従来システムのデータやベテラン社員のノウハウ等を利用した既存オペレーションの生産性向上

②節電提案・CO2可視化/削減提案といった顧客データの高度利用に よるUXの向上など

③再生可能エネルギーの発電量予測や、需要家の電気使用量予測。また、これらに基づく分散電源の制御・最適運用

④既存アセットを活用した生活プラットフォームの構築など新規事業R&Dの加速

例えば①の取り組みとして、ダムの運転計画をデータ主導で最適化した事例があります。水力発電は従来から安定的に活用されてきた再生可能エネルギーですが、水力発電用ダムの運用は、天候やそれに応じた水の流入量を考慮し、電力需給の動向などの制約を分析し、条件を組み合わせて作る非常に複雑なものです。

エクサウィザーズは、運転計画の作成においてこれまで暗黙知となっていた様々なノウハウを明確化し、データ主導で最適化した運転計画の作成をサポートしています。詳しくは今年の統合報告書にも書いているので是非ご覧ください。(この統合報告書はたくさんの事例とたくさんの笑顔が載っており、エクサウィザーズの雰囲気を感じていただける本当におススメのレポートです)

脱炭素社会の実現に向けては、再生可能エネルギーの最大限活用が必要不可欠です。ただ再生可能エネルギーは天候に大きく左右され、電力需給のバランスをとり必要な時に必要なエネルギーを供給するのが難しいのが現状です。エクサウィザーズはAI技術を活用し予測や最適化で課題を解決し、電力業界のカーボンニュートラルの実現など喫緊の社会課題解決に取り組んでいきたいと考えています。

また、エクサウィザーズはGXリーグ基本構想に賛同しています。GXリーグは、2050年カーボンニュートラル実現と社会変革を見据えて、グリーントランスフォーメーション(GX)ヘの挑戦を行い、持続的な成長実現を目指す企業が官・学と共に協働する場です。エクサウィザーズは自身のGXはもちろんのこと、エネルギー事業者の方々と一緒に再生可能エネルギーの普及・拡大を、また大規模需要家の方々と一緒に省エネルギー化を推進することで社会全体のGXに貢献していきたいと考えています。

やりがいを感じる瞬間

エクサウィザーズで仕事をしていて感じるのは、本当に良い人に囲まれているということです。プロジェクトでご一緒している電力・ガス会社の方々は、一緒に汗をかいて良い成果を出そうとしてくださる方ばかりです。そのため、私も絶対に期待に応えたいと強く思いますし、実際に成果が出せたときは本当にやりがいを感じます。

また社内も素敵な方ばかりです。それぞれがプロフェッショナルでありながら互いに献身的にサポートしあうBizDev、凄すぎて同じ脳の構造を持つとは思えないスーパーエンジニア、社会や事業のために出来ることは何でもやろうという気概を持つコーポレートの方々。同じ時間を共有できる事が日々のやりがいに繋がってると強く思います

エクサウィザーズのミッションは「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」ですが、エネルギーは社会基盤であるだけに、このミッションを真に追求できる領域だと思います。ただ、一つの企業だけで成し遂げられる事は多くないでしょうし、ましてや1人でできる事はほとんど何もないと感じます。社内外の素晴らしい方々と一緒に社会課題に専心できる、これがエクサウィザーズの魅力だと思いますし、また私のやりがいにも繋がっています。

今後取り組みたい事

エネルギー領域において現状は電力・ガス・石油企業界といったエネルギーを供給する側の企業様との取り組みが多いのですが、この供給サイドに限ってもAI活用の機会は今後ますます広がってくると感じています。また、今後は多くのエネルギーを利用する需要サイドの企業様と一緒にエネルギーマネジメントや脱炭素化の取り組みも進めていきたいと思っています。

大きな社会課題に取り組みたいと思っているBizDevの皆さま、エンジニアリングスキルを活かして社会にインパクトを出したいと考えているエンジニアの皆さまの応募をお待ちしております。

まずはカジュアル面談を申し込みたいという方はこちらから。

20日目は人事統括部の松永百合香さんです!

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