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【研究者✕グローバル】エクサウィザーズで二刀流エンジニアが切り拓くキャリアビジョン

ドイツのマックス・プランク研究所で研究留学中で、2025年4月に株式会社エクサウィザーズに入社予定の椎久さん。学生時代から人間とAIの相互作用に関する研究に取り組み、プログラミングのアルバイトも経験。株式会社エクサウィザーズのインターンを通して、グローバルな環境で専門性を追求するキャリアビジョンを描きました。研究と実務を両立しながら、AI分野のプロフェッショナルを目指す椎久さんに、これまでの経験と今後の展望を伺いました。

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椎久 翔太(しいく しょうた)
静岡大学大学院修士2年生。大学では強化学習や人間の意思決定に関する研究に従事。修士2年次に独マックスプランク研究所で大規模言語モデルとソーシャルネットワークに関して研究。同年次にエクサウィザーズの冬インターンに参加。2025年4月にソフトウェアエンジニアとして入社予定。

ドイツでの挑戦、人間とAIの相互作用研究 

ー簡単な自己紹介をお願いします。

静岡大学の情報学専攻の出身で、現在はドイツのマックス・プランク研究所に研究留学に来ています。学外ではテキスト分析サービスをやっている会社でエンジニアとして3年ほど働いていて、フロントからバックエンドまで幅広く経験をしました。

ー大学時代から研究に取り組まれていたそうですね。そもそもなぜ研究の世界に興味を持たれたのでしょうか。

椎久さん:学部2年生の時から認知科学の先生の下で研究を始めたのがきっかけです。人間の意思決定のメカニズムに興味があり、その研究を進める中で、近年話題となっている大規模言語モデル(以下、LLM)との関連性にも関心を持つようになりました。人間とLLMが相互作用する際に、人の意思決定やものの考え方にどのような影響があるのかを探究しています。

ー現在はドイツのマックス・プランク研究所で研究留学中とのことですが、ドイツへの留学を決めた理由を教えてください。

椎久さん:学部時代から海外で学んでみたいという憧れがあったのですが、コロナ禍の影響でなかなか実現できずにいました。修士課程に進学したタイミングで改めて留学を考え、折角ならただ語学を学ぶだけでなく、しっかりとした研究テーマを持って臨みたいと思ったのが理由です。マックス・プランク研究所は世界的にも有数の研究機関ですから、最先端の研究環境を肌で感じることができるのが魅力です。

ドイツの研究所は、日本の大学と比較して研究に集中できる環境が整っているのが特徴です。雑務が少なく、研究に没頭できる連続した時間を確保しやすいです。また、研究所のメンバーの多くが外国人で、日常的に英語でコミュニケーションを取るのが当たり前の環境です。多様なバックグラウンドを持つ研究者との交流は、グローバルな視点を養う上でも貴重な経験になっていると感じています。

ー学生時代にプログラミングのアルバイトもされていたそうですが、プログラミングを始めたきっかけを教えてください。

椎久さん:大学に入ってプログラミングの面白さに魅了されたのが始まりです。最初は独学で学ぶことに挑戦してみましたが、ただ本を読んだり動画を見たりするだけでは身につかないのではないかという不安もありました。学んだことを実践で活かしながら、お金を稼ぐ経験ができればもっと成長できるのではないかと考え、インターンを始めることにしました。

インターンを始める前は、機械学習やPythonに興味があって独学で勉強していました。ところが、実際の業務ではJavaScriptやRubyなど、それまで触ったことのない言語を使う必要があり、ゼロからキャッチアップすることになりました。初めは戸惑いもありましたが、未知の言語に挑戦することで幅広い知識を身につけることができました。何より、優秀な先輩エンジニアのコードを読んだり、働き方を間近で観察したりできたことが大きな財産になりました。

「グローバルな環境で活躍したい」を叶える、エクサウィザーズのインターンで気づいたこと


ー就職活動の軸として、グローバルな環境を重視されていたそうですね。

椎久さん:もともと学生時代にアメリカのNBAに興味を持ったことがあって、「アメリカで働きたい」という憧れがあったんです。ただ、それだけでなく自分の専門分野であるAIや自然言語処理の研究を掘り下げていく上でも、最先端の情報は英語で発信されている場合が多いと思います。そういった情報を英語で直接インプットし、英語でアウトプットできる環境に身を置くことが大切だと考えるようになり、グローバルな環境で働くことを就職活動の軸に据えました。


ーその中で、エクサウィザーズに興味を持った理由を教えてください。

椎久さん:エクサウィザーズの名前は、AI分野に強い企業として認識していました。インターンシップのスカウトをいただいたタイミングで、改めて会社の理念や事業内容を調べてみると、グローバルな環境で働けることに加えて、社会人博士として研究を続けることへの理解と支援があることを知りました。自分の軸にマッチしていると感じ、インターンへの参加を即決しました。

ーインターンではどのようなプロジェクトに携わりましたか。

椎久さん:営業トレーニング用のAIシステムの開発プロジェクトで、ユーザーの問いかけに対するAIの応答速度の高速化に取り組みました。エンジニア4人に対して社員メンターが3人つくという、手厚いサポート体制も印象的でした。用意されたタスクの中から、自分の興味関心に合うものを選んでアサインしてもらえる仕組みで、LLMに関連する領域のタスクを中心に携わらせてもらいました。

ーインターンを通してどのような気づきがありましたか。

椎久さん:日本人以外の社員が8割を占めるという、非常にグローバルな環境だったことに驚きました。世界中から優秀な人材が集まっている印象を受けました。案件によっては英語が使われることは事前に伺っていましたが、いざ自分もその環境に飛び込んでみると、新鮮な刺激を受けました。やはり、ここなら自分の理想とするグローバルなキャリアを実現できると感じました。

研究者としても、エンジニアとしても。エクサウィザーズで描く、専門性を極めるキャリアビジョン

ーエクサウィザーズへの入社を決めた理由について教えてください。
椎久さん:インターンで感じたエクサウィザーズの環境が、自分が大切にしてきた軸と合致していたことが大きいですね。グローバルに活躍できる場があること、そして社会人博士としてエンジニアリングと研究の両立ができる体制が整っていること。特に、週に1日は研究に専念できる制度があると聞いて、自分のやりたいことが実現できると感じました。一方で、研究一本で博士課程に進学する道も考えましたが、社内外の様々な方に相談してみると、エクサウィザーズなら両立できるとの後押しをいただきました。自分の中で積極的にチャレンジしてみたいという気持ちが強まり、入社を決断しました。

ー今後のキャリアビジョンについて聞かせてください。

椎久さん:エンジニアとしても研究者としても、自分の強みとなる専門領域を確立したいと考えています。将来的には、誰もが知るような大規模サービスの開発に携わり、その分野の第一人者として認知されるようになるのが目標ですね。「この技術と言えば椎久」と言われるように、その領域のプロフェッショナルとしての地位を確立できたらと思います。エクサウィザーズでもそれ以外の場でも、そうした専門性を発揮できる場を見つけていければと考えています。

そのビジョンの実現に向けて、まずは裁量の大きいプロジェクトにどんどん携わり、「椎久がいないとプロジェクトが回らない」と言われるような不可欠な存在になることを目指します。そのためにも技術力はもちろん、チームをまとめるコミュニケーション力など、さまざまなスキルを磨いていきたいと考えています。具体的には、入社してまず3年間はその基盤づくりの期間にしたいと思っています。並行して、社会人博士としての研究活動も継続し、エンジニアとしてのスキルと研究者としての知見、両面から専門性を高めていくつもりです。

ー最後に、就職活動中の学生に向けて、メッセージをお願いします。

椎久さん:自分が本当にやりたいことは何なのかを見極めることに、時間を使うことをおすすめします。そこにどれだけ時間を費やしても、将来的には無駄にはならないでしょう。自分のやりたいことをとことん考え抜いて、それを実現できる場所を選ぶことが何より大切だと私は考えます。周囲の意見に惑わされず、自分の人生を歩んでいってほしいですね。

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