このアドベントカレンダー(概念)は、株式会社エクサウィザーズの子会社であり、生成AIサービスの開発や販売に特化した株式会社Exa Enterprise AIについて、各メンバーがリレー形式でそれぞれのミッションや想いについて執筆するものです。

今回、新規事業・exaBase 生成AI事業がサービスリリース開始1年でARRが約9億円規模に到達し日本屈指のスピードで成長するSaaSとなったこと、そしてデロイト トーマツ ミック経済研究所の「法人向け生成AI導入ソリューションサービス市場動向  2024年度版」に関して2023年度のマーケットシェア1位を獲得したという、2つの素晴らしい成果も祝して、各メンバーが記事をお届けします。プロダクトやメンバーの魅力をより多くの方に知って頂けましたら幸いです。

前回の記事は、ガバメント・アライアンス推進グループグループリーダーの田中さんの【アライアンス＆ガバメント】4月から始めた新規事業の舞台裏でした。今回は、フィールドセールスの柴森が執筆します。

顧客価値創造への信念

はじめに、私の経歴を簡単に紹介させてください。
2018年に大学を卒業後、ユニ・チャームメンリッケ株式会社に入社するも、早期退職しました。

その後、同年6月にコムテック株式会社へ入社し、アウトソーシング事業の主に新規開拓営業、既存営業、現場マネージメント、チームマネージメントを行ってきました。

1年目では、新規開拓営業部門に配属されテレアポをメインに新規顧客の開拓をしておりました。2年目には、自身で受注した大手ICTインフラ関連会社で新規業務を立ち上げ、アカウントマネージャーを務めました。主にフィールドセールスによる売上拡大支援を行いました。

3年目から退職するまで、新規開拓営業のチームリーダーと大手外資系ソフトウェア・サーバ事業企業の営業担当を務めました。案件の発掘から受注、予実管理まで行いました。

入社以降約4年間、営業業務に携わり、会社の利益だけではなく各メンバーのモチベーションアップを意識し、高いサービスレベルを維持できるように取り組んできました。

また、新たな案件の受注、会社としてより良いサービスの提供に向け日々お客様との折衝を行いました。

その後、より顧客の課題ニーズに答えられるようになるため、2022年12月にSalesforceへ入社し、主に、スタートアップやベンチャー、中小企業をメインにITサービスを用いた提案を行いました。働く上で一番の信念としては、「いかにお客様の売上や利益に繋がるか」を考えた上で提案を行うことです。

株式会社エクサウィザーズに入社を決めた理由は、いくつかの要因があります。

まず第一に、エクサウィザーズは生成AIを活用した先進的なソリューションを提供しており、その技術力と革新性に非常に魅力を感じました。
生成AIは、ビジネスの様々な場面で劇的な変革をもたらす可能性を秘めており、そのような最先端技術を駆使している企業で働くことは、私自身のキャリアにとって非常にプラスになると考えました。

また、エクサウィザーズの企業文化とビジョンにも強く共感しました。エクサウィザーズは「人とAIが共生する未来を創る」という明確なビジョンを持ち、その実現に向けて日々努力しています。

さらに、エクサウィザーズは社員一人ひとりの成長とキャリア開発を重視しており、充実した複数のキャリアパスが用意されている点も大きな魅力でした。新しい技術や知識を学び続けることができる環境は、大変刺激的です。
最後に、選考の中でメンバーのプロフェッショナリズムと協力体制が感じられたことも、入社を決意する大きな要因となりました。

エクサウィザーズでの現在の役割

現在エクサウィザーズでは、SaaS業界における生成AIソリューション「exaBase 生成AI」のフィールドセールスとして活動しています。主な役割は、新規顧客の開拓と既存顧客のフォローアップです。

具体的には、まず市場調査を行い、生成AIの導入によって業務効率化やコスト削減が見込める潜在顧客を特定します。

次に、これらの企業に対してアプローチを行い、製品デモやプレゼンテーションを通じて生成AIのメリットと具体的な導入方法を提案します。

お客様の課題をヒアリングし、それに対する最適なソリューションをカスタマイズすることも重要な業務です。

また、契約締結後もお客様が生成AIを最大限に活用できるよう、導入支援やトレーニングを提供します。さらに、定期的なフォローアップを通じて、お客様のフィードバックを収集し、製品改善や新機能の提案にも反映させています。

生成AIの最新トレンドや競合製品についての情報を常にアップデートし、自社製品の強みを効果的に伝えるための戦略を練るようにしています。お客様のビジネスニーズに向き合い、信頼関係を築くことで、長期的なパートナーシップを構築することを目指しています。

AI業界への転職決断、そして新たな挑戦への期待

AI業界への転職に際して、不安はほとんど感じませんでした。むしろ、生成AIという新しいフィールドでの挑戦に対して非常にワクワクしていました。
エクサウィザーズへは、前職の先輩からの紹介があり、企業文化や働き方にも安心感があり前向きな気持ちで入社を決意する大きな要因となりました。

エクサウィザーズに入社して一番テンションが上がった仕事は、エンタープライズ企業への提案と全社展開に向けた導入の受注を取れたことです。特に嬉しかったのは、鉄道業界の大手企業や化学業界の大手企業への提案が成功した瞬間です。

入社して間もない頃、私は鉄道業界の大手企業と化学業界のリーディングカンパニーに対して生成AIソリューションの提案を行いました。これらの企業は非常に大規模であり、生成AIの導入による業務効率化やコスト削減が期待されていました。提案にあたっては、市場調査や競合分析を徹底的に行い、企業ごとのニーズに合わせたカスタマイズを行いました。

提案の際には、エクサウィザーズの技術チームと緊密に連携し、具体的な導入シナリオや効果測定を詳細に説明しました。特に、生成AIがもたらす長期的なビジネスインパクトについてのプレゼンテーションが非常に評価され、プロジェクトの全社展開に向けた受注を獲得することができました。

この経験を通じて、生成AIの可能性を改めて感じるとともに、クライアントの課題解決に貢献できることの喜びを実感しました。今後もエクサウィザーズの技術とノウハウを活かし、さらなるビジネスチャンスを拓いていきたいと考えています。

業務における生成AIの活用

現在、返信メールの作成には生成AIを利用しています。他にも、事録の作成や商談の事前準備にも活用しています。

商談時には、特定の業種や会社名を入力するだけで、顧客の課題・その顧客の業務における生成AIの使用事例が表示されるカスタムテンプレートをデモ画面として見せています。

AI業界は未経験でしたが、過去に扱ってきたSaaSプロダクトよりも商品情報をキャッチアップすることは簡単で、入社2ヶ月目から独り立ちして営業活動をしていました。

SaaSプロダクトは既に決まったシステムであることが多いですが、exaBase 生成AIは決まりきったシステムを売るわけではないため、システム要件として覚えることが少ない点が特徴的です。

一方で、顧客の業務における利用用途を想定して提案に落とし込むので、個社ごとに提案をカスタマイズして提案する必要があり、その点は難しいポイントです。

例えば、鉄道業界の企業様では運行スケジュールの最適化や顧客問い合わせ対応で、化学系のメーカー企業様には研究開発部門における大量のデータ分析と文献レビューでご活用いただいています。

私は1社目で、BPOとして顧客の業務を請け負い、効率化を図っていましたが、エクサウィザーズではそれをexaBase 生成AIが代わりに行う形になったと捉えています。

もちろんハルシネーション（幻覚）が起きることもありますが、念頭に置いて利用すれば問題ありません。

ちなみにハルシネーションかどうかは、実際に業務で使ってみればわかります。人が業務を効率化するBPOをするときに間違えることはあるし、同様にAIも間違えることはあります。実際に使ってみてアウトプットを確認することで初めて理解できますので、顧客とアウトプットをすり合わせていくことで、提案内容はブラッシュアップされていきます。

今後のエクサウィザーズでの未来展望

今後、エクサウィザーズで挑戦してみたいことはたくさんあります。まず、現在のフィールドセールスの役割を超えて、カスタマーサクセスの分野にも積極的に関与していきたいと考えています。

生成AIソリューションを導入したお客様が最大限の効果を実感できるよう、導入後のサポートやトレーニング、フィードバック収集などを通じて、持続的な価値提供を目指します。カスタマーサクセスは顧客満足度を高め、長期的なパートナーシップを築くために非常に重要な要素です。

さらに、新たな事業の立ち上げにも挑戦したいと考えています。エクサウィザーズは革新的な技術を持つ企業であり、その技術力を活かして新たな市場やサービスを開拓するポテンシャルが大いにあります。例えば、生成AIを活用した新しいプロダクトの企画や、異なる業界への進出など、さまざまな可能性を模索したいと思っています。

これらの挑戦を通じて、自分自身のスキルとキャリアをさらに成長させると同時に、エクサウィザーズの発展にも貢献したいと考えています。フィールドセールスとしての経験を基に、顧客ニーズを的確に把握し、それに応じたソリューション提供と新事業の立ち上げを推進することで、会社全体の成長を牽引していきたいと思っています。

エクサウィザーズというダイナミックな環境で、多様な挑戦を通じて自己成長を遂げるとともに、会社やチームの成功に貢献できることを楽しみにしています。

エクサウィザーズで、一緒に未来を創りましょう。挑戦と成長が待っています。

次回の記事は、ソフトウェアエンジニア・YUさんの「革新的なソリューションの構築：私のテックキャリア」です。お楽しみに！

エクサウィザーズでは幸せな社会の実現に向けて、AIを用いた社会課題解決を一緒に推進するメンバーを積極募集しています！

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